東京で二つの講演です。
おはようございます。東京です。昨夜診療後新幹線で遅くに来ました。飛行機と違って気持ちは楽だけど、4時間。やはり長くかかります。新幹線の中では、ずっとスライド作りをしていました。
真っ青な空です。
いろいろとあったけれど、今日午前中に立憲民主党の方たちに40分話をすることになりました。国会の議員会館で、国会議員の方たちにリアルで、あとは全国の地方議員の方たちにリモートで、というハイブリッドで行います。私としては、今、一番の問題は文科省と思ってて、歯止め規定を早くなくしてほしいのです。中学までは性交を教えない。性交という言葉を使わないで性感染症を教えよという、まったくもっておかしな規定です。
性教育の基本は、学校で、先生たちが生徒ときちんと向き合うこと。外部講師を呼んで話をさせれば、それで性教育をした気になっているようではだめなのです。先生たちがちゃんとできるようにするには、この歯止め規定を早く外さないと。
現場が今のような状態だから、「性教育」と称して、統一教会の信者が、学校現場に入り込んで、統一教会の教義そのものの話を生徒たちにするようになってしまっているのです。今、私にわかっているだけで、北陸、関西、関東、中部地方の8都道府県に及んでいます。
2020年の日本思春期学会では、市民公開講座で、統一教会の信者が、12000人に講演をしたと発表をしています。
内容も分かっています。ひどいものです。もう、昔のことになったエイズ患者さんのひどい写真を見せて、「セックスをするとこんなになります」と脅しをかける。そのうえでの禁欲を説きます。生徒たちには何の力にもなりません。
そもそも、学校の先生たちが、「統一教会の人だとは知らなかった」と言われますが、この内容を聞いておかしいと思わないのが、おかしいこと。先生たちの性教育についての力がなくなっているとしか思えません。
これは、統一教会、文鮮明氏の中学生向けの教材です。赤ちゃんを生めない女性は半分不具者なのですって。絶句してしまいます。信者さんの中には、不妊の人もいるでしょうに。
そんな話をします。もちろん、これまで私が集めている国会の場での議員の発言の動画なども見ていただきます。統一教会の問題は、その票とお金で議員を動かし、行政を動かしていること。そのために教育現場や女性医療行政が世界の中で一体どれだけ遅れをとっているのか、そうだと思います。今日の私の話で少しでも政治が動けばいいのですが。
午後は、市川学園の中学一年生の保護者の方たちにお話しをします。思春期の子どもの保護者の方たちに力をつけてもらうこと。二つの話、頑張りましょう。これから、ちょっとスライドに目を通して、出発です。
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コメント
河野先生、ガンバレ!
というより、頑張りすぎずに自分のお体を大切に。
前田耕一郎
投稿: | 2022年10月21日 (金) 08時52分