市川学園保護者の方たちへ話しました。
国会の衆議院議員会館から、地下鉄を乗り継いで、千葉県の市川市の市川学園に行きました。中学1年生の保護者の方たちへのお話です。
困難な受験をパスして、入学した子どもたち。これから6年間、この学校で過ごします。でも、そろそろ思春期の難しいとき。男の子も女の子もそれぞれ悩みを抱えていくでしょう。どんなことで悩むのか、それを知っていただくのと同時に、保護者の方たちは、どう子どもたちに向き合えばいいのか、そのヒントになればと思い、準備してきました。
この学校では、三年前からこれまでずっと中学1年生に私が講演してきました。その中で、これは保護者の方たちにも知っておいていただきたいねえ、との話になり、今回の講演が実現しました。
成長する体のこと、月経痛、子宮頸がん予防ワクチンや男の子の性器やマスターベーションの悩みなどの基本。性的マイノリティーのこと。自分の子がそうであったら、どう対応してらいいか。
それに加えて、思春期とは、自立の過程、親に知られたくないことも出てきます。それを無理に、またはこそこそと知ろうとしても、無理。子どもは親に知られないことがあるということを認識したうえで、家庭を運営しなければならない。その上で、子どもたちには機会ある度に伝えていただきたいと。何かあったら助けるよ、と。これからあなたは生きていくときに、いろいろしんどいことがあるよ。お友達のこととか進路のこととか、どうしたらいいのかわからなくなって、死にたくなることだってあるかもしれない、そんな時にはね、ここに相談相手がいるよ。私はあなたの親なんだから、あなたに何があっても助けてあげたいと思う。どうしたらいいかわからないときには、どうしたらいいか、一緒に考えて上げることができると思う。だから、困ったときには、私に言ってね。ここに相談相手がいるよ、ということを忘れないでね、と。
親にだけは知られたくないと、一体どれだけの若者たちが私の前で泣いたことでしょう。
そんな話を立ちっぱなしで2時間、目一杯お話ししました。
その会場や私が話しているところなど、一枚も写真がありません・・。ギリギリに着いたのもありますが、撮り忘れました。
後で、理事長先生にお会いした時に、そのことに気づいて。私、写真撮っていません。ここで一緒に撮らせてくださいとお願いをしました。理事長先生も、はじめから最後まで私の話を聞いて下さいました。ありがたいことでした。子どもたちが笑顔で過ごすことが一番。朝、学校に暗い顔で来てはかわいそう、とおっしゃっていました。
創立80周年の記念品をいただきました。しおりの第三教育というのは、図書館だそうです。ここには、前にも書いたことがありますが、ものすごい図書館があります。それに、エコたわし。少しでも、若い人たちにきれいな水を残したいと、前にもいただきました。優秀な子どもたちが来る進学校ですが、こんな暖かい学校の先生方の元で過ごすことができて生徒さんは幸せなことです。できれば、孫もこんな学校に行ってもらいたいけれど・・。遠すぎます。
ここを失礼して、明日、もう少し、お話ししますね。
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