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中国新聞社説、毎日新聞コラム

私が毎日とっている新聞、毎日新聞と中国新聞の両方が、同じ日8月23日に岸田総理の人事にクレームを書いています。全く同じ、杉田水脈衆議院議員の総務政務官への抜擢についてです。

それも、岸田総理のお膝元の中国新聞は、「社説」ですよ。社説の見出しは「差別容認議員なぜ起用」。ほんとうは全文載せて、中国地方でない全国の人達に読んで欲しいのですが、無断の掲載は違法になる様なので。一部だけ。中国新聞ウェブ版ではここで読めます。

https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/205144

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初めから終わりまですべて納得できる文章です。最後はこうです。「日本政府は、性的少数者への差別を禁じるよう国連から14年にも勧告された。しかし進んではいない。欧州連合(EU)全加盟国や米国の多くの州で、性的少数者への差別禁止法が制定されているのに比べ、対応の遅れが際立っている。
 もはや、差別容認発言をした議員個人の問題ではなくなっている。岸田首相の見識や任命責任だ。今すぐやめさせるべきである。

岸田ファンが多い広島のメディアがこれだけ言い切るのはすごいことと思います。そうだそうだと拍手。岸田さん、すこしは応えませんかね。

毎日新聞は、「火論」で。「火論」は、社会部記者、ワシントン、エルサレム特派員等を歴任した大治朋子記者のコラムです。これも、一部だけ。本当は全文全ての人に読んでもらいたいけれど。

ウェブ版はここです。ただし、途中までかな?

https://mainichi.jp/articles/20220823/ddm/002/070/069000c

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「男女平等は反道徳なのか」そうだそうだ!!それにこれだけのことを言っておいて、「過去らに多様性を否定した事もなく、性的マイノリティーを差別したこともない」っていう、杉田水脈氏は嘘つきだ。この記事の最後は、杉田氏がLGBTなど性的少数者を「生産性がない」といったことについての論考の後、「自分が年老いて生産性を失ってから、その思考の恐ろしさを実感するようでは遅い。」と締めくくっています。そうだそうだと又拍手。

 安倍さんが亡くなって、統一教会の事があれこれ言われていますが。統一教会の犯罪性は、なにも選挙を手伝ったとかいうことではなくって。そこばっかりつついていると、全体が見えなくなってしまうと思うのです。金と票でもって政治を動かした事。それも、自分達の教義なのか、ジェンダー平等や性教育を潰してきたこと、子宮頸がん予防ワクチンを初めとした女性医療行政を潰そうとしてきたこと、これらこそ、もっとも犯罪的であると思っています。

 これから、少しでも本質に迫って頂けます様に。

 今日の午後は、テレビ放送の方のロングインタビューでした。正にそのこと。統一教会が、いかに性教育や女性医療行政に介入してきたか、その体験と実感を話しました。いい番組になるといいのだけれど。


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