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映画「スープとイデオロギー」

今日で上映が終了と分かったので、何が何でも行きたいと思いました。で、それこそ何とか駆け付けてみることが出来ました。

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済州島での1948年の大虐殺。そこからかろうじて逃げ延び生き抜いた人のドキュメント。撮ったのはこの人の一人娘ヤン・ヨンヒ監督。一人三歳の妹を背負い、弟の手を引いて30キロも歩いて港へ。そこから密航船に乗って日本へ。その母親は息子三人と娘を産んだ。でも、韓国の国家がした残虐な行為を目撃、忘れられない母は、南の国家が信じられず、三人の息子を北へ「帰国」させた。北出身でもないのに、北へ。

高齢でアルツハイマーとなった母の記憶が消える前に。娘は手繰り寄せるように記録します。


母は娘が連れて来た婚約者にスープを作りふるまいます。鶏のお腹にニンニクやナツメや高麗人参を入れて。そう、あの私も大好きなサムケタン。大きな鍋でぐつぐつと煮て本当においしそう。このスープは何度も映画に登場します。最後は、娘のパートナーが自らそのスープを作り、ふるまいます。

済州島には、その1948年の大虐殺の犠牲者の名簿が展示され、お墓も累々と並びます。又その事件を聴き書きするプロジェクトもあり、お母さんのところにも訪ねてきて具体的に細かいことも尋ねます。こんなところが、韓国の民主化は、はるかに日本よりも進んでいると思いました。国家がやったことをきちんと検証しようとする人々。国家と国民とは何なのか。

今、福島での出来事、子どもの甲状腺がんをもひたすら隠そうとする国を考えると、本当に日本は情けない国になったものだと、余計に涙が溢れました。

 8.6を前にいい映画を観ました。

映画から帰ると、原水禁世界大会へ。

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外は暑いけれど、中は涼しくてホッとしました。アメリカの代表の挨拶には感動しました。またいつかこのことをお話することもできると思います。終わると会場から出て来る人達に「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のチラシを配りました。一人で奮闘していると、会場から出て来た夫が手伝って一緒に配ってくれました。まだもう少し残っているので、明日の朝、診療前に分科会の会場の前で配ります。いよいよです。


 


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