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日本産科婦人科学会学術講演会「旧優生保護法」

昨夜は学会の申し込みが大変で、ずっとホテルで奮闘していました。それは、コロナの感染症対策や参加費のカードでの支払いなども含めてなのですが。事前にやっておけばいいものを、何でも切羽詰まらないとやらないものだから。でも、何とかやっておいたので、今朝助かりました。

 福岡国際会議場他三つの大きな会場を使っての学会でしたが、私はずっと国際会議場で朝から夕までしっかりぎっちり勉強しましたよ。

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会場から見える景色

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どの部屋も広い広い。講演が始まると写真は撮れないので、その前に。

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8時半から10時まで「産婦人科最近感染症の新たな展開」・梅毒の現状と治療方針・淋菌の薬剤耐性・Mycoplasma genitaliumによる女性生      殖器感染症・グラム陰性桿菌の薬剤耐性(膀胱炎など)

10時半から11時半まで「不妊治療に係る保険適用について」

11時45分から12時45分まで「卵巣がんに対するBevacizumab:画像に基づく安全投与Medicineにおける位置づけ」

13時から14時まで「知っておきたい予防接種の最新情報」(子宮頸がんワクチンについてでした。)

14時から16時半まで加藤聖子会長特別企画のシンポジウム「旧優生保護法を考える」
 基調講演「旧優生保護法の歴史と倫理的課題」松原洋子(立命館大学科学史・生命倫理)
 1.「不妊手術について、もう一度考えてみる機会に」小西郁夫(京都医療センター)
   2.「旧優生保護法と精神医学・医療の関係」-日本精神神経学会の調査研究から見えてきたこと―岡崎伸郎(仙台医療センター 精神科)
   3.「旧優生保護法について」平岩敬一(関内法律事務所  弁護士)

一番聞きたかった最後のシンポジウムでは、過去のこと思いだたりしながら、胸が痛くなりました。

このシンポの最後には、宣言が採択されました。

その内しっかり全文が公開されるでしょう。一生懸命書き写したでのすが、部分は次のようなことでした。

「医学生および研修医・会員に対して生命倫理・医療倫理の観点から旧優生保護法・母体保護法についての教育を推進します。」
「学会内での生命倫理・医療倫理や人権にかかわる分野について議論を続け、学会内での議論や決定を広く社会に開示して、問題意識を共有す   ることに努めます。」

この文の前に、セクシュアル・リクロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)が基本的人権であるという文もありました。

私はすごく感動しました。性教育はまさに人権なのですが、それが医学会できちんと宣言の中に取り入れられていることに。

会場からは、「あまりに遅い」とか、旧優生保護法を推進してきたことについてどう考えるかなどと、外部の方からの批判もありました。「優生」をどう考えるのか、本人の希望でなく「不妊手術」をしてきたことへの反省は?これらが聴けただけでも、無理をしてでもこの学会に来たかいがありました。

たしかにあまりに遅いけれど、これをきちんと取り上げた、学会長、九大の教授である加藤聖子先生に拍手しました。


 


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