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息子一家と

14日の夕から16日の午後まで、息子一家が広島に来ていました。その前12日からはしまなみに行っていて、古民家に2泊宿泊し、サイクリングや海水浴やたっぷりの新鮮なお刺身やウサギの島では、えさを上げたりなど堪能したそうです。そして、尾道から新幹線で広島へきました。しまなみは本当に楽しかったそうです。

 広島では、まず私たち夫婦と姪の六人でお好み焼き。ウニほーれんや牡蠣のバター焼きやコーンバターホルモン焼も。翌朝からは平和公園、原爆ドームなどを巡り、私のクリニックへ。孫は私の職場は初訪問でした。それから、Tシャツ等の記念の買い物、お昼はそごうで冷やし中華。それからは私の車で、安芸グランドホテルに行きました。海が見える部屋で一緒に一泊しました。向いが宮島です。海には牡蠣いかだが。


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到着すると直ぐにしゃもじ型のプールへ。

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晩ご飯はバイキングのコースにしました。牡蠣フライやステーキやチョコレートファウクティン等、うんと楽しみました。これは私の。ご飯やステーキやお寿司はなしで。この後デザート三昧。息子はバニラアイスにチョコだと思って、カツのソースをかけていて大笑いしました。

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 ごはんが済むと、予約していたナイトクルージングへ。遊覧船と聞くと、孫が緊張して。知床の事故や、丁度広島の遊覧船が火事だったとニュースで見たものですから。が、楽しいガイドでほぐれてきて、船が停まってからは二階に上がって景色を楽しんだり。まだ大鳥居は工事中です。一年半の予定だったのが、四年もかかって。今年の末には完了するとのこと。

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囲いの中に鳥居が透けて見えます。右には五重の塔が。工事が完成すると、満潮の時にはクルージング船は鳥居の下をくぐるそうです。

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海ではたくさんの小魚がぴょんぴょんと音を立てて、飛んでいました。

部屋に帰ってからは温泉へ。露天風呂も気持ちよく。温泉から帰ると直ぐにママと私はマッサージ。部屋に来て戴きました。盛りだくさんに楽しみましたよ。そうそう、隣にカープの二軍の宿舎と練習場があります。丁度、多分アドワさんと思います。東京にいても立派なカープファンの一家です。見れてうれしい。

朝にもお風呂に入って、食事はやはりバイキング。これはやはり私の。右下はイカのお刺身。おむすびの一つは崩して半分は山芋をかけて。半分は温泉卵の卵かけご飯にしました。

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チェックアウトをして宮島へ。孫は鹿の写真を撮るのに夢中。赤ちゃんの小さな鹿が沢山いました。

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4時の新幹線の切符を取っているそうですので、急げ急げで、大野の「リストランテ・トーマス」へ。16日は火曜日で、お休みなのだそうですが。お願いすると、他にもそのような方があったようで、予約の人のみお昼だけということで開けて下さいました。イタリアン好きの息子たちにここのお料理を食べさせたかったので、ありがたいことでした。

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アクアパッツアとステーキのソースは、たっぷりのバゲットにつけて戴きました。極め付きは、デザートのプレート。何と、いつ私たちを観察されたのでしょう。私のおでこの眼鏡や息子の顎のひげや、孫やママの表情。

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みんな大喜びでした。ほんとうにありがとうございました。

渋滞が予測されたので、高速を使って広島駅へ。ここでじいじとも合流して、見送りました。新幹線の前で。

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アッという間の二泊三日でした・・。寂しくなりました。

今日は一日クリニックにこもって、学会の準備をしています。8月の末の日曜日の産科婦人科学会で、久しぶりに演題を出します。「社会的養護を要する出産の母児のサポートについて」という演題です。孤立出産、赤ちゃんの死亡、母親の逮捕という社会的事象についての考察をします。大体の準備はできました。後は仕上げです。

 

 

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杉田水脈氏が政務官ですって!?

昨日のメディアの方々に対しての二回目の講演で、後ですぐに幹事の方からメールを戴きました。

河野先生

 お忙しい中、本当に有難うございました。

長時間、声が枯れるまで話をして頂き、

資料づくりもご負担をおかけしてしまいました。

でも響くものがたくさんありました。

性教育バッシングを放置してきたこと、

HPVワクチンについて正しい情報を伝えてこなかったこと、

腫れものには触るなというようなメディアの姿勢が

陰謀論や偽情報にもとづいた政治圧力を許し

女性たちの命と健康を脅かしているということ。

参加した記者たちの反省と動機づけになると思います。(以下略します)


 多くのメディアの方たちにお話できたこと、ありがたいことでした。そろそろ、政治が変わらなければ。統一教会や日本会議等の民主主義からかけ離れた人たちの根強い力に寄って本当にゆがめられてきた人々の人権を取り戻さなければ。そして、平和で成熟した社会にならなければ、と思います。


それにしても、このひどさ。一体、岸田氏は何をしているのでしょうか。せっかく被爆地広島からの総理で、安倍派でもない総理なのに。

「内閣改造で、差別発言を繰り返していた杉田水脈氏が総務政務官に任命されました。」



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ネットからいろいろと拾いましたが。表情が陰険ですね。

LGBTは生産性がないと傷つけたり、性暴力の被害者のことを「女性はいくらでもウソをつけますから」と誹謗したり。

大切なことですが、有権者の誰一人としてこの人の名前を書いて投票してはいないということです。小選挙区には立候補せず、自民党の比例の上位のみにランク付けされたために何の苦労もなく、議員になっています。多くの議員さんは自分の名前の数の多さで比例で当選が決まるというのに。今回の選挙の時には、安倍氏の弟の岸氏がごり押しして比例の上位にランクさせたと報道されていましたが。どうして自民党の中から「不公平であり、議員としてふさわしくない」という声が上がらないのでしょうか。議員としてもそうなのに、政務官ですって。

 統一教会の関連でも、この人は「統一教会の人に応援されることは何の問題もない」とひらきなおり、19年4月28日、「国際勝共連合」の関連団体で講演までしています。もっとも危ない人を政務官に任命しなければならないほど人材がないのでしょうか。まだ、祝電を送っただけという人のほうがましなような気がしてきます。

 本当に岸田さんは何しているのでしょう。岸田さんも杉田氏と同じ思いがあるととられても仕方がないでしょうよ。これからは、マスコミに期待したい所ですが・・。ほんとうに憂鬱なことです。

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メディアの方たちへの二回目の講演でした。

 昨夜広島に帰ってきました。途中、カープをラジコで聞きながら。2対2でした。電話しなければならなくってラジコをやめてトイレ休憩をした時に今度はスマホでスポーツ見ると、5対2で負けていました。何だ、もう聞かない!と思っていて、広島に近づいた時にラジオを入れると、何と6対5だと。何?よく追いついて来たね、もう一息、と思ったら試合終了となって、何と何とカープが勝っていました。すごい。巨人相手じゃん、ようやったねえ。しまったなあ、聞き逃したわ、でした。

「めかり」で晩御飯にしました。何年ぶりかです。新しい建物が建っていて、食事もできるようになっていました。景色は最高です。

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 今日午後から講演をしました。ZOOMでのメディアの方たちへの二回目の講演でした。一回目は、7月28日に。『「赤ちゃん遺体遺棄事件」の報道を問う~産婦人科の現場から~』テレビや新聞や雑誌の方たち。ありがたい機会でした。今日は『性教育の後退と女性医療政策の停滞』統一教会のこと等などを含めて。準備が結構大変で。別府で朝方までかかって続きは今日ギリギリまでかかって、何とか間に合いました。

一回目に話したその内容を幹事の方がまとめて下さいました。以下のごとくです。


赤ちゃんの遺体遺棄事件の影には:


〇「一歩間違えば」という状況の少女たちが大勢いる


10代の妊娠の相手の男は多くが(無責任な)社会人


〇厚労省調査では児童虐待死の半数近くは赤ちゃん(00月)が占め、父親不明という例が多い


SNSで身元も明かさぬ男が10代の女性と性行為を持ち、姿を消すといった例が増えている


(梅毒の感染例が増えているというニュースも先日ありました)


〇少女たちはセックスはしても、自分の身体についても、妊娠についても知識がない


〇妊娠から出産にかかる時間もわからないため、大丈夫と思っているうちに中絶できる時期をすぎる


〇良い子、優等生ほど、どこにも相談できないことが多い


〇しかし相談さえしてもらえれば道はひらける


 


赤ちゃんの命が失われ、女性が犯罪者として訴追される事態を防ぐためには:


〇誰にでもよいから一言相談できる相手がいれば状況は変わる受けとめる場を増やす必要あり


〇産婦人科を訪れる精神的な敷居を低くするため、健康なとき、若い時から検診など受けることも大事


〇何よりも重要なのは性教育、特に男の性教育が必要


〇しかし性教育は政治の圧力で後退してきた


〇政治家は「性の知識は社会人になってからでいい」などというが社会人の男が10代の少女たちを妊娠させている


 


報道に問題提起:


〇今の報道では女性の責任だけが問われる


〇「父親」である男の存在を伝えるべき


〇女性たちは11人に違う事情があることも伝えるべき


〇自殺報道のように「妊娠SOS」など助けを求める、相談できる場があることを伝えるべき(ワンストップ番号も必要)


→Y.Kさんが是非、報道での実践をよびかけていこうと提案


〇性教育の重要性を伝えるべき


〇女性医療政策の問題点も伝えるべき


 


女性医療政策の問題:


〇中絶に男の同意を必要としないことを法改正で明記する必要あり(「適用除外」では医師が損害賠償請求などのリスクを負う)


〇緊急避妊薬は必要な人に無料か低価格で提供すべきだけれども、あわせて知識を提供することが必要(OTCはダメ)


〇女性が安心して相談にいくことができ、知識を得てピルなども入手できる女性の健康センターのような場が必要(イギリスはある)


〇特別養子縁組の斡旋業者を含め、お金がたくさんついているところがある一方で、必要なところにはついていない


 


特別養子縁組:


〇必要だけれども、そのような事態にいたる例を減らしていくことが望ましい


〇子どもには養子縁組であることを知る権利があり、早くから伝えることが大事


〇「内密出産」は子どもの権利を奪うことになる、記録は公的に残しておくべき


〇養親が多額の謝礼をあっせん者に出すなど、実費以上のお金が動くのは赤ちゃんを売買しているようなもの。倫理的におかしい。


こんな内容でした。これからの報道に少しでもお役に立てればうれしいことです。今日が済んで、やっと、少し楽になります。明日、息子たちが広島に帰ってきます。お好み焼きの予約をしました。プールのあるホテルも一緒に一泊します。ワクワクしています。




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「統一教会と知らなかった」って?

内閣改造で、新しい閣僚、自民党の役員が発表されて。萩生田氏の自民政調会長にはびっくり。それに、7人もの新閣僚が、統一教会と関係があったけれど、皆さん、それが統一教会だと「知らなかった」と言っています。そんなバカな、知らないわけないじゃないですか。寺田稔氏なんて、「原理研究会」という領収書を見せてこれが統一教会だとは知らなかったなんて。原理研究会は統一教会とイコールなんて、常識です。寺田氏は東京大学でしょ。東京大学では原理研究会に気をつけろなんてなかったのでしょうか?もう私たちの頃から全国の大学で原理研究会は要注意とされていましたよ。

 知らなかったで済むのが、政界の不思議な所。知らないでは済みませんよね。だって、どんな会でも、集会でも、「統一教会が入り込まないように気をつけましょう」は、常識でしたもの。知らなかったのなら政治家としてあまりに不出来というものです。それよりも、統一教会にすり寄った方が、選挙でも、安倍さんの人事にも優遇されるという魂胆があったのではありませんか?

 そんな、もやもやしたものを感じながら。

 私はいま大分にいます。朝早くに出発して、ほぼ一年ぶりに帰省しました。家は草ボーボー。草取りや掃除で一日中潰れそうです。

 途中、何年ぶりでしょうか。壇ノ浦のSAに入りました。ここからの景色はやはりいいですね。明後日は海峡の花火大会だそうです。

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それから、途中高速を降りて、豊前の道の駅「おこしかけ」に行きました。おこしかけは東九州道が通じる前はいつもここに寄るのが楽しみだったのですが、ちゃんと生き残っているかな?といつも心配で、時間がある時には寄っていました。ぼつぼつの人でしたよ。

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そこで、団子汁を食べました。昔は好きだったけれど、今は少し味噌が濃すぎて。ちょっともう無理ですね。

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ところで、この旗の「求菩提」て、何と読むでしょう。大分には読みにくい地名が沢山あります。途中、求菩提温泉てあって、フーン、読むのは難しいねえと言っていたのですが、お蕎麦でもこの名前がありました。「くぼてそば」です。他にイチジクとごま油を買いました。ごま油は、そこでおじさんが絞っています。黒ゴマと白ゴマのしぼったのをスプーンで味見させてくださいました。さわやかです。

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 明日広島に帰ります。暑い中、車で帰るのは、なんか遠いなあと感じるようになりました。年ですね。


 


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「8.6ヒロシマ平和の夕べ」李鍾根さん、水戸喜世子さん。

「8.6ヒロシマ平和の夕べ」にこれまでかかわって下さった方たちがずいぶんお亡くなりになりました。京都大学原子炉実験所の小林圭二先生、はだしのゲンの中沢啓治さん、ずっこけ三組の那須正幹さん、スタッフでもあり僧侶でもあり、司会もされた中村周六さん、スタッフの長崎の被爆者、のらやの原伸幸さん・・。

 そして、また李鍾根さんが。2018年にお話し下さいました。その時には、舞台への階段を駆け上がられたのでした。

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李さんのスライドから。基町高校生が描いた絵。首にわいた蛆虫をお母さんがアイゴーアイゴーと泣きながら箸で取って下さっている所だと。

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今回の平和の夕べで、2018年の韓国人原爆犠牲者慰霊祭に参加した時に、民団の女性たちが慰霊碑を囲んで歌われた慰霊歌の動画を流させて戴きました。悲しい歌です。慰霊祭には、毎年李鍾根さんが参加されていたのですが、今年はお嬢さんに抱かれて遺影で参加されました。

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李鍾根さんのご冥福お祈りいたします。多くの人に被ばくや差別の実態下さったこと、心からお礼申し上げます。

 今年のプログラムの最後は、大阪から駆け付けて下さった水戸喜世子さんにお話をして戴きました。

水戸さんは、早くから原発の危険性を指摘し、原子力研究所の高木仁三郎さんや小出先生の師匠であった物理学者、水戸巌先生の意思を次ぎ、活躍されています。今会の共同代表をされている「子ども脱被ばく裁判」について語って頂きました。

「子ども脱被ばく裁判」は、福島で子育する人たちが「子どもたちに被ばくの心配のない安全な環境で教育を受ける権利が保障されることの確認と実施」と「原発事故後、子どもたちが被ばくを避ける措置を怠り、無用な被ばくをさせた責任の追及」を求め、2014年6月29日、福島地方裁判所に提訴しました。原告は約200人の福島の親子。

 2021年3月1日、福島地裁はすべての訴えを退ける不当な判決を下しました。この不当判決を受け、2021年3月15日、原告118名は仙台高等裁判所に控訴。子どものいのちを守り、被ばくしない権利を求める裁判が、仙台で繰り広げられています。水戸さんは、その経緯を熱を込めてお話し下さいました。私たちが今出来ることとして、仙台高裁の裁判長に一人一人がハガキを出すことと。

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これが参加者全員に配られました。囲みの中一人ひとり自分の思いを書くこと。もう何人もの人がその場で書きこんでいましたよ。

参加者の皆様、出演者の皆様、そして、陰で支えてくださった多くの皆様に本当に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。来年に向けて、みんなでしっかりディスカッションしながら、また歩みたいと思います。


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「8.6ヒロシマ平和の夕べ」平和講演・三宅俊司さん

「8.6ヒロシマ平和の夕べ」での、三宅俊司さんの平和講演のご報告をします。

三宅さんの自己紹介を兼ねて、参加者に配られた文章です。

 1951年広島市生まれ、1884年から沖縄弁護士会で弁護士として活動しています。母が被爆者で被爆二世であることから、原爆問題をライフワークとしたいと考え、そのためには、沖縄の実相を知らなければ被爆問題は考えられないとの思いから、3年間の予定で来沖しましたが、帰れないまま、38年を経過してしまいました。

 沖縄では、一坪反戦地主会に係わり、海邦国体での日の丸焼毀事件、辺野古、高江反対運動に対する弾圧事件等にかかわってきました。

 沖縄は、先の戦争では天皇制国家護持のための捨て石とされ、戦後は日本独立のための捨て石として異民族軍事支配下に売り渡されました。日本国憲法下への復帰の願いを踏みにじられ、銃剣とブルドーザーで取り上げられた米軍用地を日本法で米軍に差し出され、復帰50年となった今日また、「台湾有事」を口実に琉球列島の島々にミサイル基地群が構築され、戦場への道を強制され続けています。

 沖縄は、文化でも差別と収奪の歴史でした。決して過去の歴史ではありません。明治時代に、本土研究者が琉球奄美の墓地から盗骨した遺骨は、今も京大に学術資料として保管され続け、その変換を拒否し続けています。

 沖縄とどう向き合うべきか。沖縄に強いて来た歴史の検証は、私たちに不可欠の問題だと考えます。

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  • 1951年 広島市生まれ、高校時代は、ベトナム戦争、沖縄闘争の時代。

  • 母は、被爆者・的場町の銀行で被爆。手のひらにガラスの破片が残っていた。父は、「満州」に出稼ぎに行って徴兵され、シベリアに抑留。


1984年から沖縄で弁護士登録 現在在沖38年。


(関与した事件等)


一坪反戦地主会共同代表世話人


これまで


 米軍用地強制使用に反対する訴訟


 日の丸焼毀事件


 靖国合祀反対訴訟


 辺野古・高江の住民訴訟等。


 山城刑事弾圧裁判


現在は、


 高江、派遣機動隊員の活動費負担に関する住民訴訟


 千葉国賠請求事件・・・辺野古海上保安庁のボートによる身体傷害を糾弾する国賠請求


 宮城秋乃刑事弾圧事件・・やんばるに放置された米軍廃棄物を巡る抗議行動に対する不当起訴


 辺野古埋立取消・住民訴訟


 ★明治時代に京大研究者によって沖縄の墓から持ち去られた遺骨の返還請求・・「学の植民地主義」に抵抗する事件。


  京都地裁での遺骨返還請求に連動して、台湾から沖縄に引き渡された遺骨をもとの墓に返すようにとの裁判。

辺野古等の沖縄の工事は本土の企業がそのほとんど請け負っていると。それは富の植民地であると。

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 まさに闘う弁護士さんの、沖縄からの鋭い問いかけに私たちは、うなだれるしかないと思いました。訴え、闘い続けている沖縄の方たちの写真、三宅さんのスライドの一部からです。

大阪から来た機動隊員が沖縄の抗議する人に「ボケ、土人が」と言っている動画、静止の写真にしました。

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私の下手な文章で三宅さんの思い訴えまとめることは不可能ですが。その一部でも伝われば幸いです。三宅さんほんとうにありがとうございました。
 


 


 


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日本産科婦人科学会学術講演会「旧優生保護法」

昨夜は学会の申し込みが大変で、ずっとホテルで奮闘していました。それは、コロナの感染症対策や参加費のカードでの支払いなども含めてなのですが。事前にやっておけばいいものを、何でも切羽詰まらないとやらないものだから。でも、何とかやっておいたので、今朝助かりました。

 福岡国際会議場他三つの大きな会場を使っての学会でしたが、私はずっと国際会議場で朝から夕までしっかりぎっちり勉強しましたよ。

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会場から見える景色

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どの部屋も広い広い。講演が始まると写真は撮れないので、その前に。

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8時半から10時まで「産婦人科最近感染症の新たな展開」・梅毒の現状と治療方針・淋菌の薬剤耐性・Mycoplasma genitaliumによる女性生      殖器感染症・グラム陰性桿菌の薬剤耐性(膀胱炎など)

10時半から11時半まで「不妊治療に係る保険適用について」

11時45分から12時45分まで「卵巣がんに対するBevacizumab:画像に基づく安全投与Medicineにおける位置づけ」

13時から14時まで「知っておきたい予防接種の最新情報」(子宮頸がんワクチンについてでした。)

14時から16時半まで加藤聖子会長特別企画のシンポジウム「旧優生保護法を考える」
 基調講演「旧優生保護法の歴史と倫理的課題」松原洋子(立命館大学科学史・生命倫理)
 1.「不妊手術について、もう一度考えてみる機会に」小西郁夫(京都医療センター)
   2.「旧優生保護法と精神医学・医療の関係」-日本精神神経学会の調査研究から見えてきたこと―岡崎伸郎(仙台医療センター 精神科)
   3.「旧優生保護法について」平岩敬一(関内法律事務所  弁護士)

一番聞きたかった最後のシンポジウムでは、過去のこと思いだたりしながら、胸が痛くなりました。

このシンポの最後には、宣言が採択されました。

その内しっかり全文が公開されるでしょう。一生懸命書き写したでのすが、部分は次のようなことでした。

「医学生および研修医・会員に対して生命倫理・医療倫理の観点から旧優生保護法・母体保護法についての教育を推進します。」
「学会内での生命倫理・医療倫理や人権にかかわる分野について議論を続け、学会内での議論や決定を広く社会に開示して、問題意識を共有す   ることに努めます。」

この文の前に、セクシュアル・リクロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)が基本的人権であるという文もありました。

私はすごく感動しました。性教育はまさに人権なのですが、それが医学会できちんと宣言の中に取り入れられていることに。

会場からは、「あまりに遅い」とか、旧優生保護法を推進してきたことについてどう考えるかなどと、外部の方からの批判もありました。「優生」をどう考えるのか、本人の希望でなく「不妊手術」をしてきたことへの反省は?これらが聴けただけでも、無理をしてでもこの学会に来たかいがありました。

たしかにあまりに遅いけれど、これをきちんと取り上げた、学会長、九大の教授である加藤聖子先生に拍手しました。


 


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熱い8月6日が終わりました。

熱い一日が終わりました。皆様、本当にありがとうございました。

朝早く、広島二中の慰霊祭に行きました。父が生前はいつも一緒に来ていました。父は広島ニ中の教師として。私は二中の後身の観音高校のO.Bとして。「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のスタッフの竹田氏も山下氏も一緒です。竹田氏のお兄さんは広島二中の一年生。「碑」の一人です。本川の川岸で原爆の直撃で焼かれ、それでも舟入のお寺まで逃げて、そこで力尽きたと。そのお兄さんのお弁当箱を資料館で見せてもらったことがあります。今はそれが展示されているのだそうです。


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この生徒会長のあいさつが素晴らしくて感動しました。私達は広島に生まれ、広島で平和学習で学んで来たと。今日も生徒の多くがここに来たかったけれど、コロナの脅威で、断念さざる得なかったと。先日この慰霊碑を掃除してきれいにしました。裏の沢山の亡くなった方たちの名前を見たと。戦争のない社会、核兵器廃絶に向けて、若い私たちが何が出来るのかと。SNSや様々な手段で世界に向けてそれらを発信していくことが出来るという、決意の表明でもありました。

 その後「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の会場へ。みんなで準備をしました。何と言っても、コロナの感染対策。三人掛けの机は二人掛けにして。冷房が入っていても川側の窓も、反対側の窓も開けて、かつ大きな業務用の扇風機をガンガン回して、とにかく換気です。体温チェックマスクも必ず・・。

会でお話し頂いた方たち、どれも素晴らしくて。小倉桂子さんの被爆証言。ご自分や家族の被爆の話。だけでなく小倉さんにどうしても話して頂きたかったこと。小倉さんは世界に出かけていき、証言活動をしています。特にアメリカで「原爆を落としたから、多くの日本人が救われたのだ」という、そんな意識をしっかり埋め込まれている人達時には帰れ帰れと合唱され石を投げられたことも。それでも、根気強く話していくことで、徐々に賛同して下さる方たちも増えてきたと。それはとてもありがたいことなのです。一昨日小倉さんは85歳になられました。今年もアメリカに話しに行く予定が入っているとのこと。どうぞ、お体にお気をつけてこれからも証言活動をよろしくお願いします。

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 広島・沖縄・福島つないでのこの会の今年は、福島から福島敦子さんにお話頂きました。福島から避難して11年。自然豊かな福島での生活が一変して、これまでの厳しい闘いを語って下さいました。今、京都に居住しながら、大飯原発京都訴訟、原発賠償京都訴訟、伊方原発広島裁判などの原告として頑張っていらっしゃいます。これだけ頑張っている方に、これからも頑張って下さい等とはとても言えず・・。

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 私は今、福岡にいます。平和の夕べを終えた後、新幹線に乗ってきました。いま、日本産科婦人科学会が開かれています。5・6日は参加できなかったのでせめて最終日の7日だけでも参加したいとやって来ました。一日中暑くて、ふらふらで食欲もありませんでしたが、ホテルの冷房をガンガン効かせて、ジュースばっかり飲んでたら、結構元気になりました。明日は早くから学会の会場に行きます。そろそろお風呂に入って寝なくては。

又、改めて「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の第二弾、沖縄の三宅俊司さんと水戸喜世子さんのお話について報告しますね。

 そうそう、パワポがなかなかうまく作動しなくて、すみませんでした。今度、その原因等について反省会をします。来年はこんなことがないように・・。

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明日、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」にお集まりください。

明日、広島は被爆77周忌を迎えます。すでに、広島では原水禁世界大会を初めとして、様々な会合や行事が行われています。

私たち「8.6ヒロシマ平和の夕べ」も15回目を迎えます。すでに多くの方々の賛同と出席の申し込みが来ています。ありがとうございます。無事に会を行えるように、後少し、頑張りたいと思います。チラシを再掲しますね。

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呼びかけを転写しますね。

 核兵器禁止条約の成立し、苦難のなかで「核なき世界」をめざしてきた被爆者の大きな喜びでした。しかし、広島出身の首相に変わっても、日本は参加しようともしません。

 ロシアのウクライナへの侵攻、その残酷さに息をのみました。戦争は、常に市民を犠牲にします。世界最多の核保有国大統領が、核の使用を示唆しました。核兵器禁止条約は製造、使用はもちろん保有、威嚇も禁じています。核戦争になれば、世界の、人間の破滅です。憲法9条を持つ私たちこそ、戦争と核の威嚇にノーの声をあげましょう。

 沖縄戦・被爆77年、復帰50年の今年。いま一度、沖縄戦と広島・長崎を考えようと、三宅俊司さん(沖縄弁護士会)に平和講演をお願いしました。三宅さんは広島出身、被爆二世。沖縄に移住し40年近く、辺野古をはじめ沖縄の人たちと運動を共にしてきました。被爆証言は「平和のためのヒロシマ通訳者グループ(HIP)」代表、小倉桂子さんです。福島からは、避難11年目の福島敦子さんが訴えます。

 新型コロナウィルス感染収束がなかなか見通せません。8月の予想がどうなるのか、悩ましい思いです。会場は感染対策を状十分に行い、オンラインを併用、ハイブリッド方式で開催いたします。

 核と人類は共存できません。みなさま。8月6日、「核と戦争の廃絶」に向け、ヒロシマの地に集い、考え、共に行動しましょう。 


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映画「スープとイデオロギー」

今日で上映が終了と分かったので、何が何でも行きたいと思いました。で、それこそ何とか駆け付けてみることが出来ました。

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済州島での1948年の大虐殺。そこからかろうじて逃げ延び生き抜いた人のドキュメント。撮ったのはこの人の一人娘ヤン・ヨンヒ監督。一人三歳の妹を背負い、弟の手を引いて30キロも歩いて港へ。そこから密航船に乗って日本へ。その母親は息子三人と娘を産んだ。でも、韓国の国家がした残虐な行為を目撃、忘れられない母は、南の国家が信じられず、三人の息子を北へ「帰国」させた。北出身でもないのに、北へ。

高齢でアルツハイマーとなった母の記憶が消える前に。娘は手繰り寄せるように記録します。


母は娘が連れて来た婚約者にスープを作りふるまいます。鶏のお腹にニンニクやナツメや高麗人参を入れて。そう、あの私も大好きなサムケタン。大きな鍋でぐつぐつと煮て本当においしそう。このスープは何度も映画に登場します。最後は、娘のパートナーが自らそのスープを作り、ふるまいます。

済州島には、その1948年の大虐殺の犠牲者の名簿が展示され、お墓も累々と並びます。又その事件を聴き書きするプロジェクトもあり、お母さんのところにも訪ねてきて具体的に細かいことも尋ねます。こんなところが、韓国の民主化は、はるかに日本よりも進んでいると思いました。国家がやったことをきちんと検証しようとする人々。国家と国民とは何なのか。

今、福島での出来事、子どもの甲状腺がんをもひたすら隠そうとする国を考えると、本当に日本は情けない国になったものだと、余計に涙が溢れました。

 8.6を前にいい映画を観ました。

映画から帰ると、原水禁世界大会へ。

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外は暑いけれど、中は涼しくてホッとしました。アメリカの代表の挨拶には感動しました。またいつかこのことをお話することもできると思います。終わると会場から出て来る人達に「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のチラシを配りました。一人で奮闘していると、会場から出て来た夫が手伝って一緒に配ってくれました。まだもう少し残っているので、明日の朝、診療前に分科会の会場の前で配ります。いよいよです。


 


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シリーズ「統一教会」⑬

昨日の中学校からの手紙の件、後日談です。そもそもPTA主催の講演会でしたから、私に来た手紙のことなどを聞いてPTAの方たちは怒りました。いろいろと話し合った結果、改めて講演の時間を遅らせて、夜に同じ会場ですることにしました。そこに保護者の方たちが生徒さん連れて来る事に。自由参加ですが、多くの生徒さんが来てくれて、無事講演を終えました。ということです。

 今は、管理職が文科省や教育委員会の方ばかり向いている所は、無理ですね。例えば学校で大変なことが起こってしまって、生徒への教育をどうしようかと頭を抱えたり、そうではないけれど、生徒たちにしっかり知識を持たせたいと望まれる管理職も確かにいらっしゃいます。そんな所では、伸び伸びと話をさせて戴きます。そして、大切なことなのですが、せっかく話するのなら当たり障りのない、教科書にあるようなことを漫然と話すのではなく、しっかりとインパクトを持って心に残るような話したいと思います。その為には繰り返しになりますが、文科省のいう性交については触れないことなんて、もっての他です。そもそもそんな指導要領を作らせた張本人こそ、統一教会や安倍晋三氏の後ろ盾で力を振るった「あの人」なのですから。

 それから、統一教会が名称を変更して、「世界平和統一家庭連合」となって昨日のテレビでも言っていましたが、これが家庭を大切にする教団だなんてとんでもない。安倍氏を射殺した容疑者の家庭のように大金を巻き上げるだけでなく信者の家庭を壊す権化であると言えます。

 ある信者さんの家庭で、その家庭には小学生の子どもが一人いたのですが。お母さんをアフリカのある国に布教に行かせたのです。子ども一人置いて。子どものごはんは信者さんたちが代わる替わる来て作りました。でも、子育てはごはんだけではありませんからね。その子の学校で、「家族」についての授業をした時、自分の家族を書きましょうという課題に、その児童は「自分の名前と犬の名前とぬいぐるみ」を書いていたと。

 私自身が、「指導要領の歯止め規定」があるにも関わらず、どう中学生に「避妊」を教えているか、それを聞いて中学生たちが「自分のこれまでの知識は甘かった」と考えています。それらは

「中学生に避妊を教える」シリーズに詳しく書いています。「8.6ヒロシマ平和の夕べ」が済んでからまた再開しますね。

統一教会について詳しく書いているうちアッという間に8月6日が近づいてきました。広島にはもうとても多くの方が来ています。

今日から、原水禁世界大会が開かれます。その会場前で、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のチラシを配ります。

 平和公園はいつもの年よりうんと警戒が厳しくなっています。本来なら広島市民の祈念式典であるはずなのが、一般市民は参加不可です。いつもなら一般の市民も後ろの方に参加できていたのですが。昨夜はもう平和公園の中はいつものルートでの自転車で通り抜けできませんでした。広島市のホームページから転載しますね。

以下転載です。


式典の招待者や事前募集により参列ができる方を除き、下記図のとおり、令和3年と同様に、式典開催時間の前後を含めて一定時間公園内への入場規制を実施します。参列できない方は来場を自粛していただき、それぞれの場で祈りを捧げていただきますようお願いします。


 これに伴い、以下の点に御注意ください。皆さんには御不便をおかけしますが、御理解と御協力をお願いします。


【注意事項】



  •  招待者や事前募集により参列ができる方以外の方は参列できません。

  •  式典当日の午前5時から午前9時までの間、平和記念公園内への入場規制を実施します。なお、午前7時までは国立広島原爆死没者追悼平和祈念館側からの一方通行で慰霊碑への参拝は可能です。ただし、午前7時直前にお越しになると、参拝いただけない場合がありますので、お早めにお越しください。

  •  式典当日、本市ホームページにおいて、式典のインターネットライブ中継を、午前7時から午前8時50分(予定)まで行います(式典終了まで中継します)。



毎年8月6日にシャレオの広場で開催されている「国境のない花たち展」今年はオンラインで開かれます。

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シリーズ「統一教会」⑫

先日ある講演を聴いて質問しました。「生命の安全教育」を文科省がやろうとしているけれど、では、指導要領は変わるのでしょうかと。演者の先生は「文科省は指導要領を変えるつもりは全くない」ということでした。そして、外部の講師は指導要領には縛られないとも言われました。それは現実を知らないから、そんなことを言われるのでは、と思ったのです。「全く縛られずにやっている助産師さんに会ったことがある」と。そんなのは私だって百も承知。この日本の中で自由に話せる所は、まだ少数なのです。それは管理職にもよる事なのですね。


この手紙を読んでください。私宛に来た手紙です。


河野産婦人科クリニック
院長 河野美代子様

 落ち葉散りしき肌寒い日が続いておりますが、河野美代子先生には益々ご清祥のことと拝察しお喜び申し上げます。

 この度は、ご多用にもかかわらず講演を快くお引き受けくださり、ありがとうございました。また、先日はレジメに載せるプロフィールをお願いしましたところ、早速FAXしていただき、誠にありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。

 さて先日、電話でもお話しましたが、講演場所を寒い時期でもあり、○○中学校体育館から暖房設備のある「○○センター○○ホール」に変更いたしました。地図を同封しておりますので、ご参照ください。

 依頼事項

 講演内容についてご配慮いただきたいことがございます。授業の一環として1~3年生の中学校生徒対象にご講演いただく関係で、中学校学習指導要領「保健体育」の内容に準じたお話にしていただきたいと思います。

 資料として同封しておりますが、妊娠や出産が可能となるような成熟が始まるという観点から、受精・妊娠までを取り扱うものとし、妊娠の経過は取り扱わないものとする。また、身体の機能の成熟と共に、性衝動が生じたり、異性への関心が高まったりすることなどから、異性の尊重、情報への適切な対処や行動の選択が必要になることについて取り扱うものとする。となっています。

 中学生が保健の授業で学習する性にかかわる内容については次の通りです。
  ○1年生・・・大人へと変化するからだ・受精のしくみと生命の誕生
          ・性を受け止め、大切にする・HIVの感染症について
  ○3年生・・・性感染症の予防

 詳細は、教科書のコピーを同封しておりますが、性感染症の学習でも「性交」という表現はなく、「性的接触」という表現になっています。

 これまで学校等でのご講演も数多くご承知のこととは存知ますが、言葉・表現ひとつにしてもいろいろと制約があり、お話しにくい点も多々あるかとは思いますが、講演内容・ビデオ視聴におきましても十分にご配慮いただきますよう、よろしくお願いいたします。多用なスケジュールをぬって講演いただくにもかかわらず、様々なお願いをして大変申し訳なく存じますが、諸事情をご理解いただきご配慮くださいますよう、お願い申し上げます。

    ○○市立○○中学校 PTA研修担当(○○教諭)○○○○

 今の教育界の現状はこうなのだから。中学生に避妊を教えよというのが、いかに無謀なことであるかということがお分かりいただけるでしょう。それでも、私は与えられた時間は目いっぱい生徒たちにお話したいし、伝えるべきことを伝えようと思ってやって来ました。でも、その時間の中にまで言葉や内容の制限をつけられると、もうこれではお手上げです。


 私はなぜ私が呼ばれたのか分からなくなりました。で、尋ねました。「私は、中学生に保健体育の授業をするために呼ばれたのですか?」と。保健体育の指導要領に沿って保健体育の授業をするのだったら教師がすればいいこと。私が行く意味がありません。私は医師ですからきちんと医学用語を使います。「性交」も言えず、「性的接触」と言わなければならないのだったら、私にはその能力はありません。どなたか他の方にしてもらって下さい。私は降ろさせてくださいね、と。


別の場所ですが、保護者に話す時に「指導要領を守って下さいね」と言われたこともあります。「えっ!保護者に指導要領があるのですか?」とびっくりしたことも。これは地方だけの問題ではないと思います。


 東京都でもこの頃公立の中学生に産婦人科のドクターが行って話す事業を始めたと。そこで話をしたドクターたちの発表を聞いてたまげました。事前に使うスライドはすべてチェックが入ります。そしてこれは使うなと削除されると。皆さんよく我慢するなあと。私だったらとても耐えられません。こんな現実がある時に「外部講師は指導要領に縛られません」ということの無意味さ。

 日本の性教育を、世界の中でも、こんな飛びぬけて貧しい状況にしたのは一体誰なのかということなのですね。

夏野菜が本当においしくて。先日食べたトマトのサラダです。中に大きいトマトのくし形に切ったのが潜んでいました。色んな種類のトマト、どれも甘くて美味でした。

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シリーズ「統一教会」⑪

性教協の全国夏期セミナーが済んで、ちょっとホッとしています。今日は、クリニックへの郵便物の整理をしました。しばらく忙しくてそのままにしていた未開封のものがどっさり。多くは行政からのものですが、医師同士の紹介状やその返事などもあります。一つずつ開封して読んでいくと、ああっと思うものがあります。昨年10月に大学病院に紹介した方が亡くなったという報告もありました。改めてカルテを引っ張り出して、検証します。その方が20年ぶりに来られてすぐにMRIをお願いし、翌日その結果が出ると直ぐに紹介した方ですので、これ以上早くすることはできなかったのですが、でも、せめて途中で検診に来て下さっていたら・・とか。どうしても悔やんでしまいます。養子縁組をする予定だったのが、直前に事情が代わって、取りやめにした女性が無事赤ちゃんを出産したというドクターからの報せも。すでに本人からはラインもらっていたのですが、改めて赤ちゃんの体重等を知らせて頂いて、実感がわきました。出さなければならないハガキも書いたりブリントしたりして、投函。まあこれだけで忙しくて。事情があってパートの事務の方がちょっと休んでいるので、何もかも自分でせねばならなくて。結局郵便物は全部の開封が出来ませんでした。あすも続いて開封、処理をします。

 ということで、きょうもシリーズを続けますね。2014年1月9日に書いたブログです。

性教育バッシング⑦「性的接触」



 「性交」や「セックス」も使用禁止。思春期の生徒を刺激するからの理由です。まるて゜言葉がりなのですが、でも、巷には、ネットをはじめとして、情報が溢れ返っています。それも、性を単なる遊びや娯楽として描かれるものがほとんどです。性には、当然妊娠や性感染症が伴うものであるということは、すっ飛ばされています。

 それらの情報にどっぷりつかっている若者たちに真正面から情報を伝えたい、それらを知ることによって、賢くなってほしい、賢く行動を選択してほしい、そんな思いで性教育に取り組んできました。

 でも、それらの言葉を使わないようにすれば、若者たちは刺激されなくってすむと思う人たちは、浅はかだと思います。隠せるものではないし、隠せばそれで若者たちが賢くなるかと言えば、そんなものではないのです。

 先日も言った、私たち、性教育に取り組んで来た産婦人科医の集まりは、年に何回か集まり、情報を共有し、合同の調査や発表をし、そしてまた全国に散らばっていきます。

 ある日、その会で若い男性のドクターが「みなさん、一枚スライドを見て下さい。私の小学一年生の娘が読んでいた雑誌です。」雑誌を見開きにして、デジカメで撮ってスライドにしてきていました。それには、

「小学校卒業までにくわえたおちんちんが10本」との見出しがつけられていました。さすが、それを見て私たちもうなりました。そこは東京だったのですが、参加している人から

「おい、今からそれを持って国会に行け。国会で山谷えりこ氏に見てもらえ」

 との声が上がりました。

小学生から、「おちんちんってなめるものなの?」という質問が出て、びっくりしたという話も聞きました。

 そんな情報社会だからこそなのですが。

「性交」や「セックス」や「エッチ」という言葉は使用禁止、代りに「性的接触」という言葉に置き換えられました。

「性的接触」と言えば、キスだってそうですし、それでは、「普通のキスではうつりません」というHIVなどの感染とその予防が正しく伝えられません。問題は、言葉を使わないようにすれば、それで若者たちの行動が正しくなるであろうという、そんな思い込みなのです。「性交」も「セックス」も医学用語なのですがね。

 性教育を、「セックス教育」「セックスを勧める教育」と、意図的に捻じ曲げた人たちや教育委員会から、ここでは、挙げませんでしたが、まだまだ数々の嫌がらせを受けながら、それでもめげないで性教育に取り組む仲間たちがいます。

 私は、「自由に言葉を使ってもいい」所に講演に行っています。講演を聞いてもらえば、その言葉を正しく使うことがなぜ必要なのか分かって頂けますし、リピートして戴いています。

 でも、中学生に「避妊」を教えてはいけないことになっていますので、それは仕方がありません。してはいけないことを話して、攻撃されたなら、そしてこれ以上講演ができなくなったら、その方が損失だから。だから、工夫をします。

 私は、すべての若者が避妊をちゃんと学んで社会人になってほしいと思っています。すべての若者がと言うからには、だから義務教育の段階でと。多くのカップルが子どもを沢山産まなくなった今、避妊はとても大切なことです。今のように、高校だと、高校に行かない人、中退する人は、こんな大切なことを何も学ばないままに社会に出、性を実行するようになってしまいます。知らないまま実行することの悲しさを私はいやというほど見てきています。

 もう何度も言っているように、中学生の妊娠の相手の男性は、中学生か社会人。高校生の妊娠の相手の男性は、高校生か社会人なのですね。

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 これらの私のクリニックでのデータを見ると、学生の間はセックスをしないようにとだけ教えておけばよいというのが間違いだと分かって戴けるでしょうか。社会に出れば、もう誰も教えてくれないのですから。自力で情報を得ようとすると、雑誌やAVからになってしまうのです。だからこそ、学生の間にしっかり伝えておきたい、そう思います。

 次回、中学生へどう工夫して避妊を教えるか、それをお話しして、そろそろこのシリーズもお終いにしますね。

転載以上です。また明日も続けますね。

 

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