シリーズ「統一教会」⑩
性教協全国夏期セミナー、無事終了しました。初めてのハイブリット。それも、午前、午後とも同時に三か所からの送信という、心配したことも完璧にできて、オンラインで見て頂いた方たちにも十分にお伝え出来ました。
午前中、1.小学校高学年・模擬授業島根松江サークルの「生命誕生~中学生になる自分へ~」2.特別支援学校中等部・模擬授業山口性教協「障害のある子どもたちと学ぶマスターベーション~性的に自立した素敵な大人になるために~」 3.一般・分科会さきたまサークル「まるっと さきたま!これまでの歩みとこれから、運営~学習会まで全部見せっ」。
そしてお昼はランチタイムセミナー。修道大学教授河口和也さんの「性の多様性を巡る日本社会の変化とこれからの課題」みんなこんなお弁当食べながら講義を受けました。
そして午後。4.一般・中学生・分科会長野サークル「男らしさ・女らしさ」から「自分らしさ」へ~子ども・職員が共に学んだ3年間~ 5.小学校低学年・模擬授業岡山性教協「だいじなからだ・だいじな心とプライベートゾーン~性教育のあたたかな土台作りを目指して~」 6.一般・ 分科会広島サークル「『こころもからだもいろいろ・彩り豊かでええじゃん』ってどういうこと!?」
写真も動画も禁止なので、残念ですが。とてもとても勉強になりました。皆さん日常の中で、諦めることなく性教育に取り組んでいるということが、本当にうれしいと思いました。
会場の国際会議場も素晴らしかったし。職員の方たちが各会場の設定やオンラインの設定等、とても丁寧に対応して下さって、本当に大助かりでした。もちろん本部のオンライン係の方たちも大奮闘でした。
お世話になった皆様、ありがとうございました。来年は鹿児島です。またコロナに負けずに無時開催できます様に。
さて、シリーズです。まだ続けますね。今日は2014年1月8日のブログの転載です。
性教育バッシング⑥陰茎・膣
この案内にも出ていますように、七生養護学校へのひどい介入は、「見せしめ」とされ、そこから全国に波及していきました。
七生養護学校「ここから裁判」裁判 勝利判決が確定!
☆ 2・1勝利確定報告集会 ☆
2014年2月1日(土)18:15~(18:00開場)
全国教育文化会館・エデュカス東京7階ホール
(四谷駅7分、市ヶ谷駅7分、麹町駅2分)
長きにわたって皆様からご支援をいただいた、七生養護学校「こころとからだの学習」裁判の、高裁での勝利判決が確定いたしました(2013/11/28)。
10年半にも及ぷ闘いでした。七生養護学校の教育への不当な介入は見せしめとされ、その後の教育現場、教育内容への管理強制強化につながっていきました。
七生養護事件の真実、この間の経過、判決で勝ち取れたこと、これからの課題などを報告し、考え合い、壊されてきた東京の教育を取り戻すための、新たな第一歩となる集会にできればと願っています。
お忙しい時期ではありますが、ぜひご参加ください。
ある中学校に、やはりPTA協議会の役員の女性が乗り込んで、「ここはジェンダーフリー教育をしているから、トイレが男女一緒でしょう。トイレを見せて下さい」と言ったと。「いいえ、そんなことはありませんよ。トイレは男女別々です。見て下さい」と見せると、「アラ、ホント」と帰って行ったと。
こんなばかばかしいでも深刻なことが、本当にあったのです。でも、何より深刻な介入は、「みんなかがやけ」という、男女共同参画に基づいた副教材を作る委員会に、やはりPTA協議会の役員の人たちが毎回乗り込んで、ひどい妨害をしたことでした。その委員であった大学の先生への数々の嫌がらせ、それは大変気の毒なことで、その先生は、とうとう広島から出て行かれたと。後で聞いて、何の支援もしなかったことが、本当に申し訳ないことだったと胸が痛みました。
生徒たち、子どもたちに「からだ」を教えることは、いやらしいことではありません。体は、生きる基本です。体に命が宿るのです。体を知らないと、防衛もできません。だからこそ、七生の先生たちにとってもどうやって「からだの繋がり」を教えるかが、課題でもありました。その工夫の中で生まれたのが、「からだうた」でもありました。
わいせつとされたのは、「ペニス、ワギナ」というような性器の名称だったようです。で、文科省の教科書から消えて、変わりに「陰茎・いんけい」と「膣・ちつ」が登場しました。陰茎と膣だったら、わいせつではないというのが、またおかしなことで。
文科省と交渉した人から聞きました。「医学用語」をつかえと言われたと。いえ、ペニスは医学用語です、というと、「英語を使う必要はない!」と。今の時代、英語を使うな、とはびっくりです。もっとおかしなこともあります。小学校低学年は「幼児語」を使えばいいと。「幼児語ってなんなのですか、おちんちんですか」と言うと、「そうだ」と。では、女のこは何と言えばいいのですかと聞くと、「いちいち私に答えさせるな!」と怒鳴られて、終わりだったと。
本当にこのようなことがあったのですね。このような意識と知識で、国の教育の基本が作られて行ったのが現実なのです。
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