伊方原発運転差止広島裁判口頭弁論でした。
今日のお昼時間、私も原告になっている「伊方原発運転差止広島裁判」の第28回口頭弁論に行きました。診療を終えて必死で自転車で駆け付けると皆さんが集まっている所に間に合いました。
皆で行進して正門へ。そこからは傍聴券配布の待合室へ。
先頭の真ん中右は、黒い雨訴訟で改めて被爆者と認められた高東さんです。昨年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」にはもらったばかりの被爆者手帳を持って駆け付けて下さいました。
前回私が来た時には、抽選の外れが二人しかいないのにその大当たりになってしまいました。が、原告の方に傍聴券を譲って頂いたものです。今日はもう傍聴席の一つ飛びの制限がなくなって一杯入れるようになって、34席全員が法廷に入れました。
今日の陳述は、切明千枝子さんです。2019年の8.6ヒロシマ平和の夕べに来て被爆証言をして下さいました。
でも、切明さんは、お具合が悪くって、今日の法廷に来ることが出来なくって、事務局の方が陳述を代読されました。「裁判長」と、切々と訴えるその内容は、それは胸を打つものでした。代読の方も涙ぐみながら一生懸命読まれました。近々、広島裁判のホームページにこの陳述が公開されるでしょうから、そしたら私もこのブログに掲載させて頂こうと思います。多くの方に聴いて頂きたい内容でした。切明さんのお具合が心配です。どうぞ、お元気になられて、まだまだ 私たちに多くのことを教えて下さいませ。
裁判長は、今回から変わって女性です。そういえば、四国電力側の弁護団には女性の弁護士さんが一人いましたよ。うーん。
伊方原発は、2012年に平和の夕べのスタッフと共に愛媛に行き、集会に参加しました。
私もトラックの演題の上でマイクを持って皆さんに広島から訴えたものです。
その伊方原発です。もしもここで事故が起きたなら、瀬戸内海は死滅してしまいます。
島根原発の再稼働に島根県知事が同意し、近いうちに再稼働される見通しとなりました。避難計画も、現実不可能なずさんなままに。さらにこの後に及んでも、伊方原発の向かい側に中国電力は上関原発を作ろうとしています。長い裁判になっていますが、放射能の怖さを知り尽くしている私たちが反対し続けなければと思いを新たにしました。
裁判が閉廷すると、報告集会には参加できず、自転車でクリニックに帰りました。午後の診療にぎりぎりセーフでした。
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