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村下孝蔵さんの特集番組「色褪せぬ歌2022」

5月29日日曜日の午後6時から、RCCラジオで村下孝蔵さんの特番があることを知って、手帳に書いてずっと楽しみにしていました。その時間にフェイスブックにも書いて皆さんにお知らせしました。というのも、中四国のネット番組ですが、今はラジコがあるので全国どこの人でも聞くことができるからと思って。


もう亡くなって23年。RCCではここのところ中断もあったみたいですが、毎年村下さんの命日が近いこの時期に特番の放送をしてきたと。パーソナリティは西田篤史さんと田口麻衣さん。西田さんは、村下孝蔵さんとずっと交流があり、というより、存命中にずっと一緒に活動して来た方。親しかったからこその数々のエピソードがたくさん語られました。

 聞き始めて、あれえと思ったのは、まず西田さんの声。考えれば、私はここ最近の西田さんの声を聴いていませんでした。若い頃の軽快なしゃべり。番組でご一緒してお話したこともあり、ずっとそのイメージだったのですが。何ととても素敵なしぶいお声になっていました。そうですよね、私が年取ったのと一緒に、西田さんも年を重ね、もう素敵なおじ様。少し低音というか太い落ち着いた声でのしゃべりでした。



 曲を流しながら語られる多くのエピソードは、初めて知ることばかり。

 それに番組の終盤に、西田さんが「書いて来たものを読みます」と長文を読まれました。きっと、しゃべりでは途中話せなくなるかもと、自分で危惧して、あらかじめ書いて来られたのでしょうか。読みながら、やはり泣き出して読めなくなることも。実はこの毎年の特別番組の台本を書いていたのは、名切勝則さんだったと。別名一文字弥太郎さん。放送作家であり、覆面のラジオキャスターで、広島では人気者でした。その名切さんが、今年の2月に亡くなったこと。西田さんは語られませんでしたが、新型コロナによる肺炎で亡くなったことは、ここにお子様が書かれています。

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これまでと、何か違うと思われた方がいらっしゃるかもしれませんと西田さんは語られましたが。村下孝蔵さんの追悼の番組を書いていた方、その生き生きとした様子を具体的に語られましたが、今度はその方の追悼を語らなければならないとは、西田さんも本当にしんどいことだったでしょう。

二時間、じっとじっと聞き続けました。何曲も聞きましたが、やはりもう少し沢山歌を聞きたかったですね。ゲストのお二人。ずっと村下さんと一緒にギターを弾いていて、彼がリハーサル中具合が悪くなったステージにもいた方のお話はよかったのですが、さだまさしさんのお話は長すぎましたね。もう少し短く話を切り上げたなら、もう一曲、西田さんも言っていた名曲と言われる「少女」でも流すことが出来たのにと少し残念でした。だって、後半は村下孝蔵さんのことよりもさだまさしさんの活動を重点的に話していたのですもの。

番組が終わってもずっと村下孝蔵さんが胸に残っていて。CDをかけ続けています。何年たっても歌は新鮮で、胸を打ちます。

素敵な番組をありがとうございました。来年もまた期待しています。聞きたい方、ラジコのタイムフリーで聞けると思います。

それから、ゆうこさんと露菜さんのブログ「雪待月」が昨年7月から更新されていないのもとても気になります。ひどく傷ついていらっしゃるようで・・。

追悼の白い花を私のスマホの写真帳から探しました。世羅の花です。豪華でなくてすみません。6月24日村下孝蔵さんの命日です。合掌。

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