美しい芍薬と、教師の逮捕について。
家のマンションの玄関に二つのバケツ一杯の芍薬が飾ってあって、そしてエレベーターに「どうぞお持ち帰り下さい」と張り紙がしてありました。豪華なお花です。我が家ももちろん皆さん次々と持って帰ったのだと思います。あっという間にバケツ一杯だけになりました。先日は、サクランボを食べて下さいとあったし、裏庭には山椒の木が大きくなって自由に取ってもいいとのことなのでタケノコ料理に重宝しました。住民がニコニコ仲良くするのはありがたいことです。
美しい花の話と打って変わってですが。県立井口高校の男性教師が逮捕されたという話、うーん、気持ち悪いですねえ。女子生徒の靴に精液をかけていたということ。世の中には下着泥棒と異なって、とんでもないフェチがいて、靴のフェチって結構あるのですね。それもほとんどは革靴。中にはハイヒール専門というのも。彼の場合は若い女性の靴だったのでしょう。少し前には、自転車のサドルそれも革製品だけというフェチの男が逮捕されていました。靴に精液をかけたという教師の逮捕容疑は「器物損壊」だと。私は、わいせつ罪だと思うのだけれど対象が靴なのだから、それは成立しないのでしょう。
どんなものに性的魅力感じるのは人それぞれだと言っても、問題はそんな人が教育現場にいて、生徒に被害を与えるということ。直接児童生徒の体に被害与えるのではなくとも、こんなのの被害に遭った生徒は、かなり傷ついたことでしょう。心に被害を与えています。フェチをただ心の中だけにとどめるのでなく実際に行動取ってしまっているのだから、それも何回も何人もの生徒の靴に・・。と考えると私のような年でも気持ち悪いのですから、若い生徒さんたちはいかばかりかと思うのです。こんな時には、生徒たちに出来るだけ触れないことでなく、逆にしっかりと、「こんな人もいる」ということを伝えた方がいいと思います。現実を見据えて、でも、世の中そんな人ばかりではないということをも。学校としては、そんな教師を雇っていたこと、そして長い間気づかないままに生徒たちに被害を与え続けたことについて、しっかりと生徒たちに謝罪をするべきだし、その上で、再発防止を具体的に提示することだと思います。
教師を採用するのに、どのようなセクシャリティを持っているのか知ることはなかなか困難だけど、唯一言えるのは、将来どんな職業に就く人でもみんな思春期前からちゃんと性教育を受けること、人権に基づいた包括的性教育受けることで、かなり歪みは是正されると思うのです。そこの所をこのままにしていて、被害に遭った生徒にカウンセラーを派遣してカウンセリングをというだけでは、追いつかないことでしょう。そう思います。それにしても・・、久々に心底気持ち悪いという思いをしました。
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