« 「アルジャーノンに花束を」 | トップページ | 姉の傘寿のお祝い »

阿武町のこと。

山口県阿武町の誤送金の問題、かなりの金額が町に戻って来て、急展開の様相です。私は、はじめっから、なんかおかしいねえと思っていました。確かに戻さないといった若者の問題はあったとしても、銀行はこれだけ振り込め詐欺の警戒がされている中で、町に対して、この振り込みは大丈夫ですか?という戻しをしなかったのでしょう。このことで、銀行が何一つコメントも出さないのは気になります。

 それに、そもそも間違ったのは町であるにも関わらず、かなり一方的に若者を悪者攻撃する口調が気になりました。

 町が間違ったことが分かった時に、彼に対して、「大変ご迷惑おかけしました。申し訳ございません。」と、ちゃんと平身低頭してお詫びする姿勢で対応したのだろうかと。間違ったのだからさっさと返せ、という高圧的な態度ではなかったのだろうかとか。母親まで連れて職場に乗り込んだというこの事実は、彼が気分を悪くした原因となったのではないだろうか。と。

そもそも行政というのは自分たちの間違いを認めて謝罪するということにとても抵抗がある様です。

 私の体験。これは額も小さいのですが、車の税金が二重に払われていたので、返済します、という通知が来ました。これはラッキーと思って、戻してもらいました。その時は丁度車を買い替えた時で、車の販売業者の方でいろいろな税と一緒に払われていたのを、私も払ってしまって二重になったのだと思ったのです。手数料など結構な金額を業者の方にお渡ししていたものですから。その中に車税も入っていたのだと思ったのです。

間違いなのをしめしめと思ったわけではありません。

 それからしばらくして、県税の事務所から連絡がありました。返済したのは間違いだったと。だから、そのお金は返して下さいと。何だそうなのですか。謝罪も何にもありませんよ。ただ返せと。どうやって返すか、ここに持って来てもらうのが一番早いだけれど、と。

 私は、「もし私が返すのは嫌だと言ったらどうなりますか?」と、つい意地悪く聞いたのですね。そしたら、大きな声で、怒られましたね。「そんなことを言うなら、あなたが二回払ったことを証明してもらわないといけません。」と。怒られて、私は仕事の時間を縫って、直接払いに行きましたよ。

 でも、後でたら考えたら、一度も謝ってもらうことがなかったなあと。私が脱税していたのを諫められて、しぶしぶ収めに行ったみたいなそんな気になりましたよ。

 まあ彼にとって降ってわいたような出来事で、結局は罪人になってしまうようだけれど、これからの人生を少しでも豊かに暮らすことが出来ます様に。かなり顔も名前も知られてしまったので、今後罪を償っても仕事をする場を見つけるのはかなり困難になるでしょう。それが心配です。

ベランダのハイビスカス、小さい丈なのに一度に三輪も咲きましたよ!!

Img_7956


『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。



広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

広島ブログ

|

« 「アルジャーノンに花束を」 | トップページ | 姉の傘寿のお祝い »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「アルジャーノンに花束を」 | トップページ | 姉の傘寿のお祝い »