広島市医師会代議員会について①
一週間前の24日木曜日、広島市医師会の代議員会でした。新型コロナの感染拡大防止のため、あらかじめ資料が送られて来て議決権の行使は出来るだけ書面でするようにとのことでした。質問も文書でするようにと。しかし、質問や回答も含めて考えないと、資料だけでの議決権の行使はできないと思いました。それにこのコロナの困難な時に、医師会の執行部に対して不満を持つ人達の、何やらよくわからない動きがあっていました。古めかしい名前が付いた人達の高級和紙を使った手紙が何通か送られて来ていました。集会の呼びかけもありました。しかし読んでもよく分かりません。何が不満なのか。きっと代議員会でははその人達の質問が出るだろうから、実際どういうものなのか聞いておこうとも思いました。
そこで、出席すると返事をしておいて出かけました。代議員は任期が二年です。私の任期も今年で終わりです。
以前代議員会に出席した時は、丁度国立療養所畑賀病院から、当時の国立病院の再編成の一つとして、国が引き上げ広島市に譲渡することになっていました。広島市がその管理を医師会に委託したいと。それを医師会が引き受けるか否かという論議がなされる大切な会でした。代議員会なるものがよく分からないままに出席。その畑賀の療養所についての論議がされている時、当然反対の人達が執行部に対して激しく反対意見を述べていました。そして、突然私に指名があったのです。びっくりしましたが、私は賛成しますと意見を述べました。安芸区に住んでいる人たちにとって、一つの病院がつぶれるというのは、打撃だろうと思いました。それに住民の方たちのために、医師会が尽力するということがあってもいいと思ったのですね。そしたら、私の意見に対して、「住民は反対しているのですよ」という反論がありました。それは、何が反対なのか、国はもう逃げてしまうのだから、では病院がなくっなってしまっていいのか。そもそも住民とは、誰のことさしているのか、住民投票もしていいない時に、一人の有力者の意見を住民の意見としてはいけないのではないかとも思いました。結局この議題は承認され国立畑賀病院は安芸市民病院となって、今も住民医療の大切な役を担っています。
そんなことをつらつらと考えながら、出席しました。
議題の説明が一通り終わって質問となった時。医師会長を降ろそうとする人達(?)の質問が殺到していました。執行部の人達は一つ一つ丁寧に答えていました。聞いていて完璧と思いました。
例えば、市医師会の検査センターは、PCRなどコロナの検査の受託でかなりの黒字が出ていました。その黒字を使って、医師会の職員の方たちに一律10万円の特別賞与が支給された、その支給に至った経緯を答えて下さいとか。さらにここ5年間の職員のボーナスの支給率、人事院の勧告と比べてどうだったのか提示せよとか。このコロナの時代に医師会の職員の方たちは本当に大変です。検査センターの方たちも連日残業に次ぐ残業と聞いていますし、事務方もどれだけのファックスが連日送られて来ているか、それによりどれだけ私たちが助かっているか、この類を見ないコロナ禍で本当に良く働いて下さっていると思います。10万円の特別賞与は許されると思いましたし、その支給についても、きちんと常任理事会と理事会の会議で了承されていて、手順を踏んでいるし、「一般会員から見るとお手盛りと誤解されてもおかしくない」という批判は成り立たないと私は思いました。医師会の役員がもらったというのではなく、職員さんへの支給なのですから。その経費約2000万円は、法人税対策にもなったそうですし。この質問は単なるいちゃもんと思いましたね。それらにていねいに答える執行部の方たち、回答の準備も大変だったことでしょう。
この項、まだ続きます。
クリニックのベランダのチューリップです。赤と白が咲きました。
他に黄色と桃色と紫を植えているのですが、赤と白ばっかり咲きました。不思議ねというと品種によって成長に差があるのは当たり前と夫です。これが終わる頃に他の色が咲くのでしょうか。毎日楽しみで・・。ぜひ見に来て下さいませ。
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