ゆーぽっぽで。
今もずっと三日に一回ゆーぽっぽに行っています。寒いけれど、サウナでぬくもった後、外のボンボンベットでひとしきりうとうとするのが好きです。夫とは一時間半で待ち合わせをします。
昨夜、三か月振りに登りが立っていました。まん延防止法が解除になって、大衆演劇が再開されたようです。良かったね、と受付で言うとはい、まだお昼だけですがと。
そんなことでお風呂に入って一通り済ませたころ、時間にして半分くらいたったでしょうか。受付の女性が入って来て私に
「河野さんですよね」と。はいっ、何か?瞬間何か異変がと、いやな予感がしました。
「ご主人が、倒れられて」と。「意識は今はあるのですが、頭を打って、出血もしているそうです」だそうです。「救急車を呼んでいます。」どうしましょう。急いで服を着て、びしょびしょの髪にささっとドライアーを当てて、外に出ましたが。
すでに救急車は来ていました。夫はまだ裸で中にいて救急隊と話しているそうです。私も入りたいけれど、なにしろ男風呂ですので入るわけにいかず。ずいぶん待ちました。結局夫は救急車には乗らない、大丈夫だからと言い張っているようです。
すったもんだいろいろとありましたが、結局は救急車に乗って、頭の手当をしてもらいました。日ごろ低めの血圧も高いし、心電図では脈が速く、不整脈が頻発しています。夫によると、立ち眩みと低血糖が一緒になって意識が瞬間なくなって、お風呂の縁石に頭をぶつけたと。もう今は大丈夫と言っても、出血が続いている頭は縫合しないといけないし、脳の検査もしてもらわないと、と。まあ頑固な人の説得は大変でした。救急隊の方にはすっかりご迷惑を掛けました。「コロナで大変な時に、こんなことで運んでもらうのは申し訳ない」との一点張りです。救急隊の方が、病院に連絡を取って下さり、私の運転でその病院に行くことにしました。それが精いっぱいです。救急車で行ってもらえば早くに行くことが出来るものを、安佐北区から西区まで、私は慣れない夜道を運転しなければなりませんでした。
指示された病院に到着した時には、もう午前0時をまわっていました。そこは、なんとも素晴らしく対応がいい所でした。入口はどこかな?と閉まっている病院の前で車を止めていると、中から守衛さんが出てきて、こちらへ、と。私には駐車場を教えて下さいました。病院の裏の駐車場に行くと、そこにはもう守衛さんが回ってきていて、病院の裏からの入り口に連れて行ってくださいました。一応の問診の後、レントゲン室へ。レントゲン室の前で待っている所です。救急隊の方が処置して下さったガーゼから血が滲んでいます。
頭のレントゲンを撮りますと言われて中に入って、本当にすぐにアッという間に出てきました。そして、今度はこちらへと。処置室が隣でした。当直なのでしょうか、ドクターが入ってこられて、レントゲン画像の前に。それはCTの画像でしたよ。もうその間にCTを撮って下さっていたのですね。今のところ脳には異常なしと。何とも早い診断です。
頭の後ろが切れているのでそこを縫いますと。今は、髪をそったりしないのですね。ササッと消毒をして、ホッチキスを頭に当ててガッチャンガッチャンと八つ。アッという間に終わりました。後どこか近所の病院で二日後に見てもらって下さい、一週間してホッチキスを外してもらって下さい、ここに来られる必要はありませんよ、とまああっさりしたものです。頭を打った時の注意書きを読んでおいて下さいと頂きました。後から頭蓋の中に出血して様態が急に悪くなることがあるのでと、気を付けること等が書いてありました。鎮痛剤は三回分下さいました。
お金は、計算が出来ないので、とりあえずの預り金をと、一万円お払いしました。いつか清算に行かないといけません。平日の昼間だそうです。全てが何もかも鮮やかで、本当にありがたいと思いました。
しばらく気をつけないといけませんので、当分静かにしておくようにとしつこいほど言いました。まあ、夫の情けながること。昨年末には脚立から落ちて、左手首を二本とも骨折しましたし(その時にも病院に行きたがらなくって、歳を越してしまいました)。
歳なのを認めて、慎重にしないといけませんね。ただ、私は救急車の中で見た心電図の不整脈が少し気がかりです。心臓の不整脈による意識の消失ではないかと。彼は、胃が全部ないので低血糖の発作起こしやすいし、軽い貧血もあります。しかし、そんなに簡単に倒れるものなのでしょうかと。心臓のドクターに一度ちゃんと見てもらうように説得しなければ。これが又至難の技なのですが・・。
ゆーぽっぽの皆様、戸坂救急隊の皆様、荒木脳神経外科の皆様、大変お世話になりました。感謝申し上げます。
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