厚労省の研修、ひどい内容でした。
今日はレセプトをして、カルテ棚を組み立てて、そして、厚生労働省の研修を受けました。特別養子縁組あっせん事業者への二日間の義務の研修一日目。一週間後に二日目の研修を受けますが、それまでに一回目を視聴しておくようにという、オンデマンドでの研修です。240分もパソコンと向き合っていました。特別養子縁組に関する法令・指針は昨年も全く同じような研修を受けていて、又受けなければならないのがなんとも時間がもったいないと思いましたが、義務ですので仕方がありません。
「講義3、養親希望者への研修に必要な知識・内容」。私も養親希望の方へは結構厚い手作りの教科書を作って、スライドも二本作って、時間をかけて研修をします。具体的に事例も交えて、どなたにも負けないようないい研修が出来ていると自負しています。それに必要な知識・内容との講義なので楽しみにしていたのですが。
これがもう、とってもひどかったです。何の役にもならないし。すでに数々の実践をしている身にとって、学者さんの机上のお話はもうたくさん。その上、ひどい事例のお話がありました。6才の女の子の性的虐待の話。私は、性被害ワンストップセンターで子どもの被害も見てきています。子どもの性的被害は、もっとも許されないこと。それをこの先生の話は、全く子どもの虐待の基本がわかっていません。聞いていて、ええっ?とびっくりしてまた遡って聞きました。間違いありません。ひどい話し方です。全部聞き終わって、すぐにワンストップセンターのK先生に電話をしました。こんなこと言われたと。K先生は、それは・・と絶句です。それはきちんと文書で抗議をすべきですと言われました。そのまま放置してははいけないと。もうお一人、子どもの社会的養護に詳しいS先生にも電話をしました。びっくりされていました。やはり講義すべきだし、ブログにも書きなさいと。私、児童福祉論の講義をしている先生がこんなことを言うのは、信じられない話ですし、性被害についてもっと勉強してもらわないとこまります。だからきちんと文書を書いて厚労省と、この研修を請け負っているコンサルティング会社に送ろうと思います。
つまらない内容だけでなく、有害な講義でした。時間がもったいないことでした。しないといけないことが一杯あるのです。
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