抗議に対して厚労省から返事が来ました。
特別養子縁組あっせん事業者に対する厚労省の研修でのひどい講義について、私が厚労省とこの研修を請け負ったコンサルティング会社に抗議したことについて、2月5日と6日のブログに書いています。
http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-ae686d.html
http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-cb5f5b.html
この抗議に対しての厚労省からの返事が来ました。これまで多くの人から、返事は来たかと尋ねられましたが、やっと来ました。抗議文を出したのが2月5日、そしてお返事がきたのが、今日2月25日です。転載しますね。
河野産婦人科クリニック
河野先生
お世話になっております。
本件、ご連絡が大変遅くなり申し訳ございません。
改めまして、この度は貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます。
頂いたご意見については、課内幅広に共有させていただくとともに、〇〇先生(講師の先生です)とも共有させていただいています。
来年度以降も研修事業は実施していく予定ですので、その際は事前確認の体制を強めるなど、研修の質向上に努めてまいりたいと思います。
この度は貴重なご意見ありがとうございました。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
これだけでした。実にさらりとした簡潔な文章ですが。夫によれば、お役人がここまで書くのは、よほどのことだと。やっぱり反省しているからだと。反省していなここまで書けないと。確かに国会でのお役人の参考人などの答弁を見ていても、申し訳なかったという言葉は出ませんものね。
このお返事を頂いて、言いたいことはいっぱいあります。このような方を人選したのはなぜなのか、何を目的としたものなのかとか。講師の先生に私の抗議文を回して下さったのは、ありがたいことでした。その先生からのお返事はありませんし、おそらくこれからもないでしょうが。でも、研修の講義を神経を研ぎ澄ませて聴いている者がいるということくらいはわかってもらえたかも。性被害や性虐待について、勉強しようという気にはなって頂けないでしょう。そこまでは期待できないでしょうね。
blogをフェイスブックにもシェアして出しましたので、そこに沢山のご意見を戴きました。それをここにも転載させていただきます。お名前はなしにして。
厚生労働省の研修、抗議文を出しました①へのコメントです。私の返事は削除しています。
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めっちゃ腹立ちました。現場を知らない人に専門家づらされたくないですね。性虐待の裁判、不起訴とか無罪が続いており、震えるほど腹が立っているのですが、こんな人が専門家として意見書書いたりする可能性を考えたら、さらにゾッとしました。
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初めて見させてもらいました。もっともなことで、抗議をされて正していくことは、とても良いことです。生け花の雰囲気が良いですね。
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うわ!犯罪者ですね、親父さんは。そんな恐ろしい。のんきなことを言ってる場合じゃないです。講師の先生は
抗議はしごく当然です。
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6才の女児は一方的性被害者です。唯一の保護者である父親に反抗できるはずがありません。こんな父親は絶対許せません。
■腹が立つを越えて、吐き気をもよおしました。
■ 先生しか言えないという思いと自分たちも続かなければ、という気持ちと両方あります。まだ自信がありません。でももし圧力などが来たならば、絶対に援護射撃いたします。大きな声で叫んでください。 -
山田コンサルティンググループを思わずネット検索しました。「健全な価値観」「社会貢献」「個と組織の成長」を基本理念としていますとの事ですからガンガン抗議ですね。先生、抗議してくださりありがとうございます。本当に日本は後進国なんだと再認識しました。色々な場面で気づいたら見逃さず、きちんと抗議することが重要ですね。
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ひどいのですが,同時になんか雑な仕事のような気がします。
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先生の姿勢にリスペクトです
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酷いですね。シェアしました。
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記事の内容の深刻さと蝋梅の香り。なんとも揺さぶられたものがありました。是非シェアさせてください。
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こんな人を講師に呼ぶなんてひどすぎる、厚労省!
同じく②へのコメントです。
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全部読ませていただきました。全く先生のおっしゃるとおりで、抗議文も講師の問題性を言い得ていると思います。それにしても講師の講義の内容頭にきます。
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先生、抗議文を公になさった事感謝します。未だ未だ圧倒的な男優位社会を物語る講師の言動。6歳の我が子を吐口にしてしまう父親。何とかせねば
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先生、お疲れ様でした。こんな認識、感性の人が講師なんて、ひどすぎますね。読んでいて胸が痛くなりました。
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抗議していただきありがとうございます。100歩譲って講師である事を許容したとしても、養子縁組とは何の関係もない事例です。
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先生の文章力すごいです。何が不適切かわからんちんに向けてちゃんとわかりやすく、具体的に指摘をされてます。抗議文書くのもお時間かかったことでしょう。ここまで丁寧に書かれている文章に対してどのような返答が返ってくるのか興味があります。
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河野先生、ありがとうございます。わたしが13年前に調査にいった韓国だったら絶対におき得ないことですね。韓国は、政府が責任を持って、子どもも含む性暴力被害者ワンストップセンターを作っている国です。国が気合いを入れている。翻って日本は民間業者に丸投げ。しんどい現場は、女性の低賃金労働、旨味のある分野?はいい加減な役人がいい加減な民間業者に丸投げし、いい加減なセンセイに頼む仕組みが出来上がっている。本当に情けない国になりました。日本人は韓国の悪口で盛り上がっている場合ではない。ただやはり、国の姿勢が一番問題ですね。本来なら役人がきちんと勉強してきちんと話ができる先生に頼むべきなのだから。
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この講師も加害者だと思います。あの元TBS記者山口敬之氏の言葉が重なってしまった。ひどいね。
皆様ありがとうございました。一応ご報告とさせていただきます。物足りないけれど・・。
クリニックの青野さんの花。春いっぱいです。外はまだ寒いけれど。 -
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コメント
この「ひどい講義」の記事には、さとうしゅういちさんの記事で知りました。
虐待、それも性的虐待を受けながらも、被害を受けたこどもは加害者の「大人」に頼る以外に術がない、「大人」に依存するしか方法がない、と言うことは常識だと思っていたのですが…
「専門家」がそれを知らないとは…いったい何の「専門家」なのだと…こういう「専門家」が日本(の権力周辺)では幅を利かせているかも知れない、と思うと改めてゾッとさせられます。
国の公的事業をいかがわしい「企業」に外注してしまう(させる何らかの「(権)力」?の)ひどさ・恐ろしさの一端を、先生の抗議が明らかにしてくださいました。
今回の先生の抗議は本当に意義のある行為だと思います。
早くこんな「暴力」が無くなって欲しいですね、否、無くさないといけないですね。
投稿: susami | 2022年2月26日 (土) 04時14分