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素晴らしかった村瀬先生のお話。

今日の、性教協中国ブロックセミナーの村瀬先生のお話は終わりました。とても良かったです。

「不幸にならないための性教育から幸せに生きるための性教育へ」というお話。先生のお話は、名著「よりヒューマンな性をもとめて」(上)(下)で書いたこと、考えたこと考え続けたことは何か、から入られました。

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あらかじめ配られた先生のレジュメから少し引用させて頂きます。

“ヒューマン”という言葉は「人間的な」とか「人間らしい」という意味の形容詞です。その言葉の響きにも温かみが感じられて気に入っているのですが、この本のタイトルとして「よりヒューマンな・・・」という表現を使うことで何を言いたかったのか、下巻の始まりにひと言説明し
ておく必要があると思いました。

その中身とは、第一に、科学的に性を見つめることです。“科学的”という言い方には、“ヒューマン”と対立して、なにか「冷たさ」を連想されるかもしれませんが、“科学”と対立するのは、“人間”ではなく、「迷信」「偏見」「思い込み」ですし、ものごとの真理の解明をあきらめて「神秘」という言い方で片付けてしまう考え方です。もっとも、人間にかかわるすべての事象を科学で解明できるのかといえば、それは、永遠の課題ともいえるわけで、一つ解明がすすめば新たな謎や不思議が10も20も湧き出てくるでしょう。にもかかわらず偏見から抜け出て科学の眼で人間を、人間の性を深く見つめ探究すること、それが人間への興味、愛着、さらに人間へのいとおしみとかロマンにつながっていくのではないでしょうか。

第二に“ヒューマン”という言葉のなかには、人間らしく生きていく権利として、性を見つめようとする意味で込めています。老若男女、障害のあるなしにかかわらず差別なく平等に性をたのしみ、味わい、表現する権利を持っているという考え方と同時に、どうしたらそれを実現できるのか、なにがその実現を阻んでいるのかを学ばせていくことが大切だと思っています。

三番目には、男も女もそれぞれ自立した存在として生きていく姿を“ヒューマン”という表現のなかにイメージしました。ただ「自立」という言葉には、ひとの力を借りないで生きるという感じが強くしますが、本当の「自立」とは、“孤立”でも“独立”でもありません。ひとに助けを求めたり甘えたりもできるし、ひとからの依存に対してもタップリと心を開いて受け入れることができる、自立とはこの「共生」とセットになってはじめて成立するものと考えています。その意味で“依存拒否”というのはむしろ子ども世界の心性というべきでしょう。

このように人間の性を科学的な眼でシッカリ見つめること、人間らしく生きていくうえで誰もが平等に持っている権利として、そして自立と共生の力を育てるものとして考え学ばせること、このことを“ヒューマン”という言葉に込めて表しました。果たしてその思いが文章となって読者の皆さんのこころにまで届くのかどうか、どうぞ次のページを繰ってみてください。

(2)日本の性教育はなぜ他の先進国に比べてこれほど遅れてしまったのか、とよく聞かれます。ところが「オランダの性教育」(リヒテルズ直子著)や「フランス人の性」(プラド夏樹著)を読むと、これらの国も 40 年ほど前には日本と大差なかったとあります。なぜこの間にこれほどの差が開いてしまったのか(ジェンダーギャップのちがい、性教育のとりくみがすすまない、セックスレス・少子化など深いかかわりがある)

これらをふまえて、本題に入られました。

・生理の貧困
・人工中絶をどう教材かするか
・マスターベーションからセルフプレジャーへ
・子どもへの性の加害者は身近にいる

・人間にとっての「性」の三側面「生殖としての性」「快楽・共生としての性」「支配としての性」このうち「生殖」と「支配」についてはほ ぼ教育としての取り上げ方について見通しが立つ。これまで、全く、ほとんどとりあげられてこなかったのが「快楽・共生の性」であった。むしろ意識的に避けられてきたと言ってよい。しかし、いまでもそれでいいわけではない。

・性別意識や性愛の対象は決まりきった物ではない―人間の社会の教育の大きな課題

・男子の性教育  性器・生理の学習・セルフプレジャー・月経についての学習(PMS PMSS)。特に月経ついて男の子に語ることの大切さ。
・関係性としての性を学ぶ・・性のよしあしは関係のよしあし・性の多様性と人権の大切さをしっかり語られました。

大変盛り沢山のことを語り掛けて頂きました。やっぱり村瀬先生はいいですねえ。多くを学び続けさせて頂いています。本当にありがとうございました。

おまけですが、ちょっと最後に私の古い本、「初めてのセックス」がいい本だと。高校生くらいになりると読ませたほうがいいと言って頂いて。びっくりしました。

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皆様ご参加ありがとうございました。チャットにも沢山質問やご意見をありがとうございました。

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私は今度は三日の準備です。お尻に火がつきました・・。

 

 

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性教協中ブロセミナー始まります。

今日は性教協中国ブロック・広島セミナーです。今監事が集まってZOOMのセット中。村瀬先生ともつながりました。準備万端。先生のお話楽しみにしています。多くの皆様、熊本や兵庫、大阪や福井など、他の地域の方からも参加があってうれしいことです。

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尾道の船弁、東部の人達が買ってきてくださいました。ジャコ飯、タコ飯、鯛飯私は鯛飯にしました。八朔やお菓子もみんなで持ち寄り。うーん美味。さ、腹ごしらえもできたし、これからいよいよ始まります。皆様とも後でお会いしましょう。私はチャットのかかり。どしどしご質問下さいね。

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抗議に対して厚労省から返事が来ました。

 特別養子縁組あっせん事業者に対する厚労省の研修でのひどい講義について、私が厚労省とこの研修を請け負ったコンサルティング会社に抗議したことについて、2月5日と6日のブログに書いています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-ae686d.html

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-cb5f5b.html

この抗議に対しての厚労省からの返事が来ました。これまで多くの人から、返事は来たかと尋ねられましたが、やっと来ました。抗議文を出したのが2月5日、そしてお返事がきたのが、今日2月25日です。転載しますね。

河野産婦人科クリニック

河野先生

 

お世話になっております。

本件、ご連絡が大変遅くなり申し訳ございません。

 

改めまして、この度は貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます。

頂いたご意見については、課内幅広に共有させていただくとともに、〇〇先生(講師の先生です)とも共有させていただいています。

来年度以降も研修事業は実施していく予定ですので、その際は事前確認の体制を強めるなど、研修の質向上に努めてまいりたいと思います。

 

この度は貴重なご意見ありがとうございました。

今後とも、何卒よろしくお願いいたします。


これだけでした。実にさらりとした簡潔な文章ですが。夫によれば、お役人がここまで書くのは、よほどのことだと。やっぱり反省しているからだと。反省していなここまで書けないと。確かに国会でのお役人の参考人などの答弁を見ていても、申し訳なかったという言葉は出ませんものね。

 このお返事を頂いて、言いたいことはいっぱいあります。このような方を人選したのはなぜなのか、何を目的としたものなのかとか。講師の先生に私の抗議文を回して下さったのは、ありがたいことでした。その先生からのお返事はありませんし、おそらくこれからもないでしょうが。でも、研修の講義を神経を研ぎ澄ませて聴いている者がいるということくらいはわかってもらえたかも。性被害や性虐待について、勉強しようという気にはなって頂けないでしょう。そこまでは期待できないでしょうね。

blogをフェイスブックにもシェアして出しましたので、そこに沢山のご意見を戴きました。それをここにも転載させていただきます。お名前はなしにして。

厚生労働省の研修、抗議文を出しました①へのコメントです。私の返事は削除しています。

  • めっちゃ腹立ちました。現場を知らない人に専門家づらされたくないですね。
    性虐待の裁判、不起訴とか無罪が続いており、震えるほど腹が立っているのですが、こんな人が専門家として意見書書いたりする可能性を考えたら、さらにゾッとしました。

  • 初めて見させてもらいました。もっともなことで、抗議をされて正していくことは、とても良いことです。
    生け花の雰囲気が良いですね。

  • うわ!犯罪者ですね、親父さんは。そんな恐ろしい。のんきなことを言ってる場合じゃないです。講師の先生は❗️抗議はしごく当然です。

  • 6才の女児は一方的性被害者です。唯一の保護者である父親に反抗できるはずがありません。こんな父親は絶対許せません。

    ■腹が立つを越えて、吐き気をもよおしました。

    ■ 先生しか言えないという思いと自分たちも続かなければ、という気持ちと両方あります。まだ自信がありません。でももし圧力などが来たならば、絶対に援護射撃いたします。大きな声で叫んでください。

  • 山田コンサルティンググループを思わずネット検索しました。「健全な価値観」「社会貢献」「個と組織の成長」を基本理念としていますとの事ですからガンガン抗議ですね。
     先生、抗議してくださりありがとうございます。本当に日本は後進国なんだと再認識しました。色々な場面で気づいたら見逃さず、きちんと抗議することが重要ですね。
  • ひどいのですが,同時になんか雑な仕事のような気がします。

  • 先生の姿勢にリスペクトです❗

  • 酷いですね。シェアしました。
  • 記事の内容の深刻さと蝋梅の香り。なんとも揺さぶられたものがありました。是非シェアさせてください。
  • こんな人を講師に呼ぶなんてひどすぎる、厚労省!

    同じく②へのコメントです。

    • 全部読ませていただきました。全く先生のおっしゃるとおりで、抗議文も講師の問題性を言い得ていると思います。それにしても講師の講義の内容頭にきます。

    • 先生、抗議文を公になさった事感謝します。
      未だ未だ圧倒的な男優位社会を物語る講師の言動。
      6歳の我が子を吐口にしてしまう父親。
      何とかせねば💢
    • 先生、お疲れ様でした。
      こんな認識、感性の人が講師なんて、ひどすぎますね。
      読んでいて胸が痛くなりました。
    • 抗議していただきありがとうございます。100歩譲って講師である事を許容したとしても、養子縁組とは何の関係もない事例です。

    • 先生の文章力すごいです。何が不適切かわからんちんに向けてちゃんとわかりやすく、具体的に指摘をされてます。抗議文書くのもお時間かかったことでしょう。ここまで丁寧に書かれている文章に対してどのような返答が返ってくるのか興味があります。

    • 河野先生、ありがとうございます。わたしが13年前に調査にいった韓国だったら絶対におき得ないことですね。韓国は、政府が責任を持って、子どもも含む性暴力被害者ワンストップセンターを作っている国です。国が気合いを入れている。翻って日本は民間業者に丸投げ。しんどい現場は、女性の低賃金労働、旨味のある分野?はいい加減な役人がいい加減な民間業者に丸投げし、いい加減なセンセイに頼む仕組みが出来上がっている。本当に情けない国になりました。日本人は韓国の悪口で盛り上がっている場合ではない。ただやはり、国の姿勢が一番問題ですね。本来なら役人がきちんと勉強してきちんと話ができる先生に頼むべきなのだから。

    • この講師も加害者だと思います。あの元TBS記者山口敬之氏の言葉が重なってしまった。ひどいね。


      皆様ありがとうございました。一応ご報告とさせていただきます。物足りないけれど・・。

    クリニックの青野さんの花。春いっぱいです。外はまだ寒いけれど。


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映画「ユンヒへ」

今日のお休みは、午後はエソールの相談事業に行きました。いろいろなジャンルの方たちが、様々な相談に一斉に乗るというエソール初めての試みで、私は4人の方の相談に乗りました。それについては、ここでは話せないので。

その前午前中に映画を観に行きました。前から日韓親善協会にご案内を頂いていたのですが、やっと今日行くことができました。韓国映画の「ユンヒへ」です。

韓国映画は好きでよく行きますが、強烈で激しく感動する映画が多くて。でも、今回の「ユンヒへ」はしっとりとしてじんわりと感動があり、いつの間にか涙が出ていました。かつての女性同士の恋愛、これが美しく描かれます。舞台は小樽の冬。雪の景色がとても美しくて。ネットから写真を頂きます。

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これもネットから一部頂きますね。

韓国でシングルマザーとして暮らすユンヒと、日本で伯母と暮らすジュン。20年前のふたりの初恋が、北海道・小樽を舞台に語られる。

韓国の地方都市で高校生の娘と暮らすシングルマザーのユンヒ(キム・ヒエ)のもとに、学生時代をともに韓国で過ごした友人で、いまは小樽で暮らすジュン(中村優子)から1通の手紙が届く。20年以上も連絡を絶っていたユンヒとジュンには、互いの家族にも明かしていない秘密があった。手紙を盗み見てしまったユンヒの娘セボムは、そこに自分の知らない母の姿を見つけ、ジュンに会うことを決意。ユンヒはセボムの計画を知らずに、誘われるがまま小樽へと旅立つ。

とても薄いガラスでできたような映画だ。驚くほど美しいのに、簡単に壊れてしまいそうで、大切に扱わなければと思わされる。イム監督は、これまで韓国映画で取り上げられることが少なかった中年女性の同性愛を、特殊なものにすることも、性的なものにすることもなく、抑圧された社会に“ただ”生きる女性たちの物語として描いた。

劇中で、ユンヒとジュンの恋は、直接的な言葉や表現を一切使わずに描かれる。ふたりが恋愛関係にあった20年前の韓国では口に出せなかった強烈な思いを、陳腐なセリフで語らせない演出に、キムと中村の静かに燃えるような演技が光っていた。


サロンシネマでは、「ユンヒへ」はほとんど満席でしたが、私は、少し早く行ったので、かつかつ一番前に座れました。ここでは午後からもう一つの韓国映画「声もなく」も上映されていましたが、これは行ったときはもう満席となっていました。もう明日までなのでこれは見ることが出来ません。残念。耳が聞こえない男性と誘拐された少女の、ちょっと怖くとも切ない映画の様です。いつか機会があれば・・。

 

 

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思春期・若年層についての講演二つです。

昨日の続きです。3月3日には、広島県助産師会主催の「広島県思春期世代への健康教育人材育成研修会」がオンラインで開かれます。

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申し込みフォームを転載しますね。こちらからどうぞ。

https://forms.gle/HyPcKJNnM7imvzGh6

3月27日には、「にんしんSOS広島」主催フォーラムが、こちらはリアルの対面で開かれます。


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それぞれにテーマが異なる会ですので、それぞれに丁寧に準備をしています。

実は、この間の3月6日に、県北で講演の予定があったのですが、コロナのまん延防止法が延長になったので、会場が使えなくなってしまって延期になったのがあります。それについてはまた延期した会がはっきりしたら、お知らせしますね。

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相談会、性教協セミナーなどのご案内です。

これから少し忙しくなります。皆様にもご案内を。

2月23日祭日にエソール広島で相談会が開かれます。「コロナ禍における夫婦・家族についての相談会&支援者への助言会」です。

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いろいろなジャンルの悩みについて一斉に相談会をするという興味深い事業です。相談したい方、どうぞ電話で事前に申し込んで下さいませ。

以前に一度ご案内しましたが、2月27日(日)性教協中国ブロックセミナー・広島セミナーが近づいて参りました。久しぶりに村瀬幸浩先生のお話です。

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申し込み方法はこちらへ。

https://seikyokyochugokuseminar14.peatix.com

peatixでの申し込みが困難な方は、メールでもできます。ルールアドレスは


seikyokyo.hiroshima@gmail.com です。



「不幸にならないための性教育から、幸せに生きるための性教育へ」っていいですねえ。村瀬先生のお話、楽しみにしています。多くの方と交流できます様に。まだもう少しご案内が続きます。

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山賊で一人旅行気分

 17日木曜日、岩国で「とりで」の職員の方への研修を終えて、錦帯橋へ。雪が時に激しく舞う中で寒さに震えながら、橋を見上げて、河面を見て、それからもう少し足を延ばして「山賊」いろりに行きました。いろりは、いつもは24時間営業をしていたはずですが、今はコロナの自粛でしょう、営業は午前10時から午後7時までになっていました。訪れる人も少数です。平日だし仕方ありませんね。当方にとっては、すっと車が停められるし、すぐに注文もできるしで、好都合でした。

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梅が少し咲いていました。

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私が食べたいのは、「沈み餅」。餡がたっぷりの大きな草餅がお雑煮になっています。注文をしてから、席を決めるのに外のこたつにしようと思って山に行きましたが、何のなんの、雪が降っていてとても寒くて。こたつに潜らないとこれは無理だと思って、室内に戻りました。

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部屋も換気のために窓が開けてあって、寒かったですが外よりはましです。お兄さんが炭火で鶏を焼いています。見てると私のお餅を炭火で焼いて下さっています。こんがりと焼けて膨らんできました。

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これっ!!餡の甘みとおだしの塩味がちょうどいい具合で、満足なお昼ご飯でした。

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やっぱり山賊はいいですねえ。何回来ても、また来たくなります。あらかじめ頼んでいたお弁当を買って帰りましたよ。今度はいつ来れるかな?

お弁当は家に帰って晩御飯にしました。

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おむすびも鶏も全部は無理なので、両方残して次の日のお昼ご飯のお弁当にしました。二日に渡って堪能しましたよ。山賊はどれも美味です。

岩国の研修に呼んで頂いたおかげで、プチ、独りぼっちのささやかなプチ旅行気分を味わうことができました~。


 

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NPO「とりで」のスタッフの皆様にお話しました。

 昨日は、岩国のNPO法人「とりで」の職員の方に講演をしました。「とりで」は、子どもの貧困対策としての子ども食堂、学習支援事業、ファミリーホーム、義務教育終了後の子どもたちの自立援助事業、養護施設などの退所後の子どものアフターケア等々、いろいろな子どもたちへの幅広いサポートをされています。職員の方々も若い人が多く、活気があります。この様な方たちへ、性教育のお話させていただけるのは、大変にありがたいことで、張り切って行きましたよ。

 天気予報では、かなり冷え込んで雪が降りそうということで、前の晩から会場のホテルに入りました。これが大正解。広島では、前夜の雪と冷え込みで地面が凍って、橋などの坂を登れない車で大渋滞だったと、ニュースでやっていました。私の車はこれはもうお昼の日が照っている時なのでだいぶ溶けてましたが、雪をかぶっていました。

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 講演は、今の若い人達は、きっと性教育を余り受けていなくって、体の基本もあまり知っていないのではという思いがあったので、それら体についても、そして妊娠、避妊や人工中絶や性的同意、DV、性暴力、それからLGBT、学校における性教育の現状など多岐にわたって総論をお話しました。総花過ぎて話が薄くなってしまったかもしれません。その分、本をいろいろと持って行って置いてきましたので、埋め合わせとして戴けたらと思います。

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 これで終わらず、もう少し、例えば、私が中学や高校で話していることを、自立援助の子どもたちとスタッフと一緒に、話をさせてもらえればなあという思いももっています。又お話してみましょう。

スタッフの皆様には本当にありがとうございました。皆様が明るく子どもたちに向き合い、頑張られているお姿に接して、私も力を戴きました。又ご縁がありましたら宜しくお願いします。

 お話を終えたのはお昼過ぎでした。せっかく岩国まで来ているので、ちょっと足を伸ばしましょうと、雪は舞っていましたが錦帯橋まで行きました。久しぶりです。コロナだからでしょう。お店も閉まっていますし、人もちらほらとしかいませんでした。河原に車を停めて、川の流れを見てきました。雪は時折激しくふりました。写真の山の上にお城が小さく写っているのですが、ちょっとぼけましたね。

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寒いので、少しだけ河原で休んで車に戻って。この後、せっかくここまで来たのだから、もう少し足を延ばして、山賊に行きましたよ。ここも本当に久しぶりでした。明日、そのお話をしますね。

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北九州産婦人科医会学術講演会に参加しました。

私は今岩国のホテルにいます。明日の午前中、ここで講演することになっています。午前中だし、もしも雪で交通マヒなどがあったらと心配なので、夜の内にここに来ました。途中、山の中で雪が結構降ったりしましたが、無事に着いています。これで安心です。

 昨日、診療後にウェブで講義を聴きました。これです。北九州の学会でのお話を広島にいるままで聞くことができるというのは、本当にコロナのおかげと言っていいでしょうね。

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これの特別講演がとても興味深く楽しく聞くことができましたので、ちょっとそのお話を。演者は九州大学の准教授矢幡秀昭先生です。特にがんの患者さんへの手術のお話です。矢幡先生は、開腹手術から腹腔鏡の手術はしないままにダビンチ、いわゆるロボット手術に取り組まれたのだそうです。

 その上で、一年間の時間を頂いて、何とタイ、バンコクに留学されたのだと。アメリカでもヨーロッパでもなく、タイですよ。どうして?と思ったら、これがものすごい病院でした。シリラート病院。広大な敷地に沢山のビルが建っている全3000症の病院で、そのうちの15階建てのビルが丸ごと産婦人科で計800床。手術室は産婦人科専用で8室。うち2室が腹腔鏡専用なのだと。そこで毎日毎日たくさんの手術が行われているのだと。そこで先生は朝一時間腹腔鏡の練習をして、その後午前午後ずっと手術をして、終わるとまた一時間腹腔鏡の練習をして帰宅と。結局一日で2~3例、週で10~15例、月に40~60例、年間で400例近くの腹腔鏡手術を経験できたそうです。これだけ経験されればそれは力がついて、それは充実した留学生活だったことでしょう。

この話の合間に、「私の朝ごはん」「私の昼ご飯」」「私の晩ご飯」といろいろな食事が出てきて、これがとても安くておいしそうなタイ料理で、さらに屋台や市場の写真など、私の楽しくおいしかったバンコクへの旅を想い出して、胸がキュンキュンしました。

九大に戻られてからの、手術のお話。開腹、腹腔鏡、そしてダビンチと。沢山の手術をされたその成績を示されました。ステージ、手術時間などの他に、大切なのは再発症例の検討ということでした。再発した患者さんの手術のビデオを見てこの手術の何がいけなかったのかの分析もすると。それは素晴らしいことです!!

 そして、おっしゃいました。

「患者さんに低侵襲治療を提案することは重要であるが、再発させては意味がなく、各症例に応じてもっとも適切な治療法を選択することが第一であり、低侵襲治療はその次に考えるべきことである。」

 うわあ、このドクターは信頼できる!!と思いましたね。私もこのように謙虚にならなくては、と心からそう思いました。私はもうこんな手術はするべくもないのですが、患者さんに情報提供できる立場で、いろいろな素晴らしい術者のお話を聴くことは大切なことと、とても勉強になりました。

 明日の私の講演も、謙虚に、そして参加者の皆さんにとって有意義なお話をするように心がけましょう。

 

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不思議な話・・霊感?

何とも不思議な体験したので・・。先日、マッサージに行きました。ずいぶん昔からお世話になっている人で遠方なので、そう頻繁に行くことはできず、時々とても体がつらくなった時に行っていました。その方から、結婚する予定で、遠方に行くという報せが来ました。それは、おめでたいことだけれど、遠方に行かれるのだったら、もうお願いすることはできなくなると、残念で。まだいらっしゃる間に行ってお礼を言わなければと、予約をして、ちょっとしたお土産を持っていきました。

 マッサージをしてもらいながら、で、引っ越した先でマッサージの開業はするの?と聞くと、もうしません、農業をしますと。相手の方が農家で、一緒にするのだそうです。それは残念だし、もったいないねえ、せっかくの腕がと言ったのですね。彼女は同じジャンルのマッサージさんの中でも、それはすごい腕だったので。そしたら、「実は、霊感が強くなり過ぎて悩んでいたのです」というではありませんか。うん?なに?霊感?彼女がそんなこと言うのは初めてだったのです。

「はい、マッサージしていると、その人の悪い所が私に来て、私のその部が痛くなるのです。」と。足が痛い人だったら、施術している内に彼女の足が痛くなる、腕だと彼女の腕が、腰だと彼女の腰が痛くなって、それが最近とても強くなって来て、動けなくなることもあるそうなのですね。へえ、そんなことがあるの?それって霊感なの?フーン、前はそんなことはなかったのに。そんなことになったの?それはつらいねえ。と話していたのです。

 私はとてもいい気持ちで施術を続けてもらっていました。そしたら、彼女が突然、うーん痛い痛いと言い出したのです。右足、座骨が痛いと。痛くて動けないと。私はびっくりしました。実は私は、右の座骨神経痛で、それがつらくて痛くて目が覚めるほどだったのです。彼女のマッサージ受けると、きっとそれが楽になるはずと思って行っていたのですが。でも、そのことは何も彼女には言ってなかったのです。それなのにそこが痛いというので・・・。

 私はどうしたらいい?私、あなたから離れて帰れば、あなたは痛くなくなるの?と聞くとそうなのだそうです。私はもうびっくりして、混乱して、早く彼女から離れて帰ってあげなくては、と。そそくさと服を着て、帰ったのです。彼女はごめんなさいごめんなさいと、それまで半分してもらっていたマッサージの料金も絶対に受け取ってもらえませんでした。

「先生はいろいろなつらい患者さんを触っているので、それだけストレスが強いのです。」と。ストレスが強い人を施術すると、こんな風になってしまうのだと。でも、その人が帰ると大体一時間か二時間くらいで、頭から霊が抜けて行って、痛みはすっかり治るのだと。

 私はほんとうに狐につままれたような気持ちで運転して帰りました。早く帰ったものだから、夫がびっくりして。実はこうこうだったと話すと、うん、そんな人がいるみたいだと。テレビで見たことがあると。

 後で気になって電話をすると、私が帰って一時間くらいですっかり痛みは治まったそうです。あんなに動けないほど苦しんでいたのに。治ってよかったけれど。これでもう私は彼女のところには行けなくなりました。最後にもう一回くらいは行って施術してもらおうとと思ってたけれど・・。信じられないけれど、そんなことがあるものなんだと、フーンな気分です。不思議。

クリニックのベランダに植えていたチューリップが小さく芽を出しました。見つけて感動です。ふるさと納税の返礼品の150球を植えたのですが。さあ、どれだけ咲いてくれるでしよう。もう、すっごく楽しみです。

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天ぷら食堂「田丸」

ここのところ、講演がつぶれてお休みが沢山あるのに、研修だったりワクチンを打って腕が痛かったり、今年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」に登場して頂く方にお手紙を書いて資料を送ったり、来週の講演のパワーポイントを作って、別に配布資料も作って送ったり、それらですべて時間を潰してしまって。「楽しいことが何にもなかった」と夫に言いましたよ。本当はアウトドアの何かがしたくてたまらない。魚釣りとか、焚火とか。河原か山のキャンプ場で焚火をして、焼き芋何ぞが出来るとサイコーだわ、とか。

もう最後の日曜なので・・つまんないなあ、と、そうだと思いつきました。

「天ぷらを食べに行こう」

というと、ええ?と嫌な風でしたが、せめてそれくらいと強引に言って。姉たちと四人で行きました。大芝公園の向いの田丸さんです。前から聞いていて、一度行ってみたいと思っていました。

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予約を取っていきましたが、次々と来るお客さんでそのうち全20席が満席になりました。

皆にお膳が。真ん中に大根おろしの追加がおかれています。サラダ、お漬物、ごはんとアサリのお味噌汁。天つゆ、大根おろし、ごはんはお替りありです。

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そうこうしている内に、最初の天ぷらが運ばれてきました。

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最初の天ぷらです。海老、海老のシソ巻き、シイタケに海老の詰め物、カボチャ、それにこんにゃくの天ぷらの田楽。どれも熱々サクサクです。

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白身のお魚はトラハゼでした。お餅のシソ巻き、ニンニクの芽のベーコン巻き。

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舞茸、モン甲イカのシソ巻き、これはお塩でと言われました。もっちりと分厚いイカです。


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最後は、かき揚げとしし唐。かき揚げは海老や玉ねぎなどで軽くサクサクです。これはご飯にのっけて天つゆをかけてかき揚げ丼にして戴きました。

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デザートはゆずの香りが高いシャーベット。

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満腹、大満足です。これで一番お安いコースで税込み2500円です。帰りには、揚げ玉を自由に持ち帰ってと。これは行列ができるはずだわと話しながら帰りました。帰ったら、楽しいことがなんにもなかったという不満は消えておりました・・。

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新型コロナワクチン追加接種・特に妊婦さんについて

新型コロナワクチンの追加接種、当院でも着々、粛々と進めております。広島市は、2月9日から、三回目のワクチンはどなたでも二回目接種から6か月たったら受けられるようになりました。しかし、医療従事者や65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、障がい者以外の方は前倒しの場合は集団接種会場のみで受けられます。8か月以降なら個別の医療機関でも接種できます。これらの説明が分かりにくくて、良くわかっておられません。当院に接種の予約の電話をかけて来られる方に説明するのが一苦労です。

問題は、以前も書いたように、妊婦さんの場合です。妊婦さんとその配偶者の方たちも「前倒し」6か月で受けようとすると、あくまでも集団接種会場で、だそうです。8か月たつと、個別で受けられます。私としては、早く打ってあげたいのですが、そう決められている以上、どうにもなりません。ただし、一回目二回目をまだうっていない方は、できるだけ早くに一回目二回目の接種の予約を入れられます。妊娠していることを基礎疾患を持つ人と同じように考えてもらえればいいのですが・・。妊娠で免疫が下がっているのですから。こんな一覧も市は上げているのですが。

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 ところで、妊婦さんにワクチンうつことに、いまだにいろいろと変なことが言われたりしているのを耳にします。私は医者ですからあくまでも科学的なエビデンスに基づいて物事を考えます。なんにもデータを示さずに不安をもたらすようなことは言ってはいけないと思っています。コメントに「自分の子ども、あるいは孫が妊娠していても、ワクチンうつように言えますか?身内に言えないことをどうしていうのですか?」などと、かってに決めつけて言ってくる人がいます。私は私の子どもや孫が妊娠していると、「できるだけ早くワクチン打ちなさい」と言いますよ。それが科学に基づいていることだからです。

もう何度もいろいろなデータが示されていますが、昨日、いつも論文を提示して下さる宮坂昌之先生が、またフェイスブックに新しい情報を上げて下さっています。

https://www.facebook.com/masayuki.miyasaka.9

フェイスブックをされない方もおありですから、ここに転載させていただきます。


2月10日号のJAMA Pediatricsに母親が妊娠中にワクチン接種を受けた時の新生児への影響を調べた論文が出ました(1枚目の図)。


 イスラエルで、在胎中にワクチン接種を受けた約1万6千人の新生児を調べたところ、早産率、低出生体重児率、奇形率、入院率、死亡率のいずれも、在胎中に接種を受けなかった新生児との間で有意差はありませんでした。2枚目の図は、これまでのデータをまとめたものです。


 以上、妊娠中の新型コロナワクチン接種は、妊婦にも新生児にも悪影響を及ぼさず、妊婦、新生児を新型コロナ感染から守ります。

 「ワクチンが卵巣に溜まるとどうなるかわかりますよね」などと思わせぶりかつとんでもないことを言って怖がらせているウイルス学者の方、エビデンスに基づいた発言をお願いします。

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厚労省への抗議の感想を頂きましたので。

しばらくブログを休んでいてすみませんでした。厚労省などに対して抗議文を書いた後、なんか脱力してしまって。私はあっちにぶつかりこっちにぶつかりながら、これまできたように思います。私だって、本当は何事もなく静かに過ごしたいのですが・・・。

山田コンサルからは、以下のようなお返事を戴きました。

「お世話になっております。フォスタリング・養子縁組研修事務局です。
貴重なご意見ありがとうございます。厚生労働省の担当者へお伝えいたします。
 ご不明な点などがございましたら、下記のフォスタリング・養子縁組研修事務局までメールにてお問合せ下さい。」

これだけでした。厚労省からは次のようにお返事が来ました。

「お世話になっております。
厚生労働省子ども家庭局福祉課の〇〇と申します。

 この度は、貴重なご意見をお送りいただきありがとうございます。
 本日は、生憎と別部署の応援業務に従事しなければならず、ご返信が遅くなりまして申し訳ありません。
頂いた内容は上司にも共有させていただき、できる対応を検討している所でございます。

 明日以降、改めてご連絡させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。」

これだけでした。要するに受け取りましたというだけでした。この先はどうなるのか、一応待ちたいとは思いますが。

フェイスブックにはたくさんの方からのコメントを頂き、本当にありがとうございました。フェイスブックをなさらない方には読んで頂けなくって申し訳ございません。

別に、児童養護施設で働いていらっしゃる方から、コメントを戴きました。了解を得ましたので、どなたかはわからないようにしながら、ここに転載させていただきます。


「先生のブログ、『フォスタリング機関研修』の感想をメッセージしたくなりました。率直に、担当された講師(誰だか分かりませんが)は、児童虐待の暴力構造、アタッチメント暴力被害による影響、、、コレラの児童に関する基礎について包括的な学びのベースがないように感じます。たとえ『性』について専門的に学びがなくても、厚労省関係の研究講師であれば、上記の基礎は、十分に網羅してなければなりませんし、その学びがあればあのようなご発言にはならないと思います。

『被害は被害』『加害は加害』このシンプルなことが、児童養護施設関係者の中でも、いつまで経っても浸透しません。職員から子どもへの生家がいの事案でさえ、子どもから誘った、性化行動に職員が巻き込まれた、、、とい被害者である子どもに責任を転嫁します。とんでもない味方がいつになっても語られます。
 暴力の構造、人間の持つ支配性、人権、被害の影響とそのケア、どんなテーマの研修もこれらの基礎を包括的に総論として学び、ベースにして専門分野(各論)の講師として登壇すべきと思います。

 私は性教協や河野先生等の書籍や研修との出会いによって、性について継続的に学んでいます。ゴールはなく学びを続けていきます。総論も学びつつ、『性』を学ぶと結果、総論にも相当厚みが増すことを実感しています。

 性暴力を『父、男性として好き』と見立てるあたりは、人権の問題であり、アタッチメント、性化行動を全く理解されていませんね。

 先生の抗議にパワーを戴きました。(この後は個人が特定される可能性がありますので省略します)」

現場の方からのお声本当にうれしく思いました。私が講義したことも、まちがっていないように勇気を戴きました。ありがとうございました。

今日は厚労省の研修二日目でした。朝10時から午後4時まで途中一時間のお昼休みを入れて。お昼は、お弁当を作っていきました。昨夜の残り物がほとんどです。からし明太子のバター焼き、牛肉とシイタケと玉ねぎのソテー、タケノコと蕗と昆布といりこの炊き合わせ、後はキューリとトマトです。とてもおいしく戴きながら、羽生君のフリーを見ることができました。残念でしたけど、良くヤッタ!!と思います。

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厚労省の研修、抗議文を出しました。②

昨日の、厚生労働省に抗議文を提出したというブログに、フェイスブックでは沢山のいいねやコメントを頂いてありがとうございました。まだ半部ですが、皆様に支援されて、勇気が出てきました。二か所に送付した後も、まだ少し怖い思いを持っていましたが・・。抗議文の残りをアップしますね。読んでいただけると幸いです。

  今、世界の中で悪名高い日本の性犯罪についての刑法が、やっと少しずつ変わりつつあります。変わらない部分で今も論議されているのですが、「暴行もしくは脅迫を用いてなされたもの、すなわち被害者がどこまで抵抗したか」が加害者が罪に問われるか否かの条件とされています。それでさえも、年齢的な要因で性的同意年齢は13歳とされています。すなわち「13才未満」は抵抗の有無は問われません。12歳以下の者を相手にすれば、彼女がどんな態度あっても、無条件に犯罪とされます。ましてや、彼女は6歳です。

 それから、この度2017年に変わった刑法では、監護者わいせつ・監護者性交等の罪が新設されました。保護者などの監護者が18才までの監護される者を相手とした場合には、暴行・脅迫要件がなくとも、無条件に罪が問われるようになりました。

 このように、6歳の彼女は、父親により許せない性的虐待を受けた痛ましい被害者です。

 しかも、その後の講師の話があまりにいやらしいのです。

 まだ幼い子どもが、母親がいなくなっている今、たった一人の保護者である父親を慕い、ともに暮らしたいと望むのは当たり前の心理でもあります。たとえ、保護者に虐待されていても、その保護者を慕わざるを得ない悲しい子どもの心理をご存じありませんか。

 その父親を慕う6歳の少女を「一人の男として好きという感覚を持っているように感じました。」とは、講師は何という感性を持っているのでしょうか。

 グルーミングや繰り返される性虐待に遭った子が、心が麻痺したり、歪んだり、やがて心が壊れて行ったりする中で、又時に性化行動をとることもあります。それも含めて加害者の責任であります。どんな思いで6歳の少女が父親を慕うのか、その理由を端からあれこれ言うことではありません。彼女の問題ではなく、そのような思いにさせる父親の行為が許せないことなのです。

 まだ、性の意味がよく分からない内から被害に遭い、やがて成長してその意味が分かった時に、どんなにつらい思いをするか、現在も数々の裁判が進行しています。時が経ってやっとの思いで実父を訴えた彼女たちの心情を考えた時、こんなあたかも興味本位のような言い方で講義をする講師の良識を疑います。

 さらに。なぜこのような事例が、この特別養子縁組の研修に出されるのでしょうか。その意図する物は何なのでしょうか。彼女が18か1920歳か、養護施設を退所したのがいつなのか、はっきり言えていません。講師がどのような立場で彼女と向き合ってきたか、それさえ疑わしくなる言い方です。最後にちょろっと「養子縁組などができていればまた別の人生があったのではないかな」と無理やり養子縁組と結びつけようとしていますが、この事例を、特別養子縁組のあっせん事業者の研修で取り上げるのに、何をおっしゃりたいのか、何の意図を持って提示されたのか、さっぱり分かりません。

 さらにさらに、「養子縁組などができていればまた別の人生があったのではないか」とも言われています。彼女が養護施設で暮らした人生がどう問題であったのか、それを出して頂かないと、いま現在養護施設で子どもたちと向き合っている方々、そこで暮らしている子どもたちへもとても失礼なことになります。私には、18か19か20歳までなのか分かりませんが、少なくとも、虐待男と離れた安全な場で彼女が過ごすことができたことはホッとすることでもあります。

 これらのことを考えた時、この度の講師の講義は、あまりに不適切であります。講師がどのような研究をなされ、実績があるのか、全く私には分かりません。この講師の講義を何の目的を持って組まれたのでしょうか。又、こうして講義がほぼ終了する今まで、これを聴かれた厚生労働省の方たち、山田コンサルティングの方たちは不適切であると捉えられなかったのでしょうか。厚生労働省の研修として、何も気づかれずに、こんな講義をスルーされていたとすると、皆さんの感性や問題意識のなさに愕然といたします。

 
初めに言ったように、この6歳の少女の事例だけでなく、講師の講義は、全体として全く意味のない、「勉強になった」「聞いてよかった」と思わせるところのない、無駄な講義であったと言わざるを得ないと、申し添えておきます。

 なお、この私の抗議文は、厚労省、山田コンサルティング宛てだけでなく、他のあっせん事業者や一般の方たちにも知って頂くべく、公開させていただきます。
 両者の方からのご回答をお待ちいたします。

  202225日          
           ()河野産婦人科クリニック    河野美代子


ベランダで暗くして冷たい外気に当て続けていたヒヤシンスを室内に入れました。ふるさと納税で戴いたヒヤシンスの水栽培セットです。赤と紫とピンクです。大分茎が出て来たのでもう暖かい所の方がいいでしょう。日が当たる所にしたいので、ベランダのそばに置きました。花が咲くのがすっごく楽しみです。

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厚労省の研修、抗議文を出しました。①

特別養子縁組民間あっせん事業者への厚生労働省の講習について、先日ブログに書きましたが、その後もいろいろな方に相談し、悩んだ挙句、つい先ほど厚労省と研修を請け負ったコンサルティング会社の両方に抗議文を提出しました。厚生労働省という機関の主催の研修で、責任があることですので、うやむやにしておいてはいけないと考えました。私の抗議文の全文を開示します。長いので、二回か三回に分けて掲載するようになるかと思います。ぜひ読んで下さり、ご意見もお聞きしたいと思います。特に、性暴力、それも子どもの性被害に関わっていらっしゃる方、児童養護施設で働いていらっしゃる方のご意見を頂けると幸いです。よろしくお願いします。以下、転載です。

厚生労働省 子ども家庭局 家庭福祉課 指導係御中
山田コンサルティングフォスタリング・養子縁組研修事務局御中
                  
 私は、広島の医療法人河野産婦人科クリニックの理事長・院長の河野美代子と申します。特別養子縁組あっせん事業につきましては、日ごろ大変お世話になっています。この度もあっせん事業者への研修につき、お世話になっています。

 その件につき、失礼を承知でお話したいことがあって、こうしてお手紙を書いております。
私は、まだ一日目の研修を受けたのみで、二日目は210日に受ける予定でいます。
 
申し上げたいのは、一日目の研修の講義3についてです。この講義は、私たち実践をしているものにとって、大学の先生からの、貴重なお話を意図されたのかもしれませんが、実際は、何の役にも立たない、無駄な時間でした。学者さんの机上の研究なのかもしれませんが、私達の貴重な時間を使っての研修なのですから、何らかの役に立つように、人選をしっかりして頂きたいと思いました。

 そのうえで。さらに抗議したいことがあります。講師のお話の中で、6才の女の子の事例を上げられました。
<2>
各主体の認識力・想い【4】特別養子縁組への想い
④一人の「6歳女児」との出会い
とされる所です。
性的虐待を受けて、児童養護施設に入所している少女についてです。
 言った言わないを防ぐためにその部を書き起こしましたので、以下にそれを提示いたします。

ある6歳女子との出会いです。

これは児童養護施設で出会った女の子ですね。

この女の子は入所理由は性的虐待ということで入所してきた女の子ですけれども、お父さんとお母さんと彼女が小さい時から一緒に暮らしていて、ある時実母がいなくなって、その後、まぁ、実父のもとに入れ代わり立ち代わりいろんな女性たちがやってきて、まぁ一緒にしばらく生活をし、そしてまたある時にいなくなるということをやって。

 

いなくなったときに6歳の女の子は、まぁ、お父さんと性的な関係を持った。

まぁ、女の子はそれを持ったという意識がどの程度持っているかわからないけれど、それが性的虐待の理由として挙げられているような例です。

ただ、この女の子はお父さんと一緒に暮らしたいという思いをずっと強くもってました。

 

そして、お父さんのことをどうやら好き、好きというか、好きというのが、ま、どう言う感覚なのか今でもよくわかりませんが、まあ、一人の男の人として好きという感覚を持っているように感じました。6歳の女の子がそれを本当に感じるのかどうなのか僕は実はよくわからないのですが、印象深かったです。

 

そしてその女の子のその後のことをずっと追ってきたのですけれども、その女の子が20歳になって児童養護施設を退所、まあ、19歳の時かな?1819の時に退所して、地元で一人暮らしをしたのですが、もっと早い段階で養子縁組などができてればまた別の人生があったのではないかなと感じることがしばしばあります。


お断りしておきますが、私は産婦人科医として今も毎日診療をしていますし、広島県の性被害ワンストップセンターを請け負っているNPO性暴力被害者サポート広島の理事もしています。診療の場で、個人的に患者さんとして連れて来られた、またはワンストップセンターから、または児相から連れて来られる子など、性被害の子どもを診察する機会が多くあります。あらゆる犯罪の中で、子どもの性被害は、もっとも痛ましいものの一つです。保護者が加害者の場合、これは文句なしに虐待となります。一方的に大人の男が犯した性虐待であり、赤で示した部分、「6歳の女の子がお父さんと性的な関係を持った」ものではありません。こんな言い方では、彼女が主体的に意志を持って父親との関係を持ったような言い方です。(明日に続きます)


クリニックの青野さんのお花。蝋梅がいい香りです。私は黄梅と蝋梅と同じかと思ってたけれど、違うのですね。黄梅は香りがなくて、その上ジャスミン属で見た眼は梅と全然違うのですって。蝋梅も梅と似ているようだけれど、実際は梅とは異なって、花びらが梅のように5~6枚でなく、10枚以上あるそうです。


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厚労省の研修、ひどい内容でした。

今日はレセプトをして、カルテ棚を組み立てて、そして、厚生労働省の研修を受けました。特別養子縁組あっせん事業者への二日間の義務の研修一日目。一週間後に二日目の研修を受けますが、それまでに一回目を視聴しておくようにという、オンデマンドでの研修です。240分もパソコンと向き合っていました。特別養子縁組に関する法令・指針は昨年も全く同じような研修を受けていて、又受けなければならないのがなんとも時間がもったいないと思いましたが、義務ですので仕方がありません。

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「講義3、養親希望者への研修に必要な知識・内容」。私も養親希望の方へは結構厚い手作りの教科書を作って、スライドも二本作って、時間をかけて研修をします。具体的に事例も交えて、どなたにも負けないようないい研修が出来ていると自負しています。それに必要な知識・内容との講義なので楽しみにしていたのですが。

 これがもう、とってもひどかったです。何の役にもならないし。すでに数々の実践をしている身にとって、学者さんの机上のお話はもうたくさん。その上、ひどい事例のお話がありました。6才の女の子の性的虐待の話。私は、性被害ワンストップセンターで子どもの被害も見てきています。子どもの性的被害は、もっとも許されないこと。それをこの先生の話は、全く子どもの虐待の基本がわかっていません。聞いていて、ええっ?とびっくりしてまた遡って聞きました。間違いありません。ひどい話し方です。全部聞き終わって、すぐにワンストップセンターのK先生に電話をしました。こんなこと言われたと。K先生は、それは・・と絶句です。それはきちんと文書で抗議をすべきですと言われました。そのまま放置してははいけないと。もうお一人、子どもの社会的養護に詳しいS先生にも電話をしました。びっくりされていました。やはり講義すべきだし、ブログにも書きなさいと。私、児童福祉論の講義をしている先生がこんなことを言うのは、信じられない話ですし、性被害についてもっと勉強してもらわないとこまります。だからきちんと文書を書いて厚労省と、この研修を請け負っているコンサルティング会社に送ろうと思います。

 つまらない内容だけでなく、有害な講義でした。時間がもったいないことでした。しないといけないことが一杯あるのです。

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新型コロナワクチン追加接種

 1月28日から新型コロナワクチンの追加接種を行っています。毎日2バイアル12人の方に接種するのですが、何ともまあいろいろと大変で。接種するのは大丈夫なのですが、予約を受け付けるのが本当に大変なのです。

  原則2回目接種してから8か月、医療従事者や高齢の方は前倒しで6か月たてば接種できます。だから予約を受ける時に二回目を打ったのはいつでしょうかを尋ねて、日にちを決めます。ところが、介護施設に勤務する方で、高齢者施設以外のところに勤務する方、例えば障がい者施設などで勤務する方、それから保育士や学校の先生などは、前倒しの対象になってはいても、私達のクリニックのように個別の医療機関では前倒しの接種はできません。それらの方は集団接種で、とされています。だから、申し訳ないのですが、集団接種に申し込んで下さいと言います。それに対して怒る方があります。でもそれは市の責任であって、私達は決められた通りにするしかないのです。

  さらに、妊婦さん。妊婦の方とその配偶者の方は、優先接種になっていません。一方で「妊婦さんは免疫が下がっているので、コロナに感染すると重症化しやすいのでワクチンを推奨します」とは市もホームページなどでいっているのですが、前倒しにはならないのですね。

 でも、妊婦さんがコールセンターに電話すると、個別の医療機関に電話して頼んで下さいと言われたと、そんな電話がかかると、ええっ?となります。私は妊婦さんに接種する医療機関ですので、たくさんの妊婦さんや配偶者の方から電話がかかります。当方としても早くうってあげたいのですが、市が前倒しとしてくれていないので、8か月たたないと打てないのです。コールセンターの言われるように頼まれても、当方は勝手に打つわけにはいかないのです。

 2月1日からは、基礎疾患のある方も前倒しできるようになりました。それなら、妊婦さんも基礎疾患がある方と同じ扱いにして下さればいいのにと思うのですが・・。市に問うと、現状ではそうではありませんとの返事でした。だから、仕方がありません。

 それから、接種券が届かない方。コールセンターに電話をすると、あなたの名前は名簿にありません。医療機関から、1回目2回目の接種の報せが来ていませんと言われたと。まあ失礼なことです。そう言われたお一人は、当院のスタッフの家族の方なので、そんなバカなことはありません。毎日必ず接種した人の報告を上げているので、ないことはあり得ません、もう一度調べて下さいと強く言うと、それならまた調べて連絡しますと。で、電話がかかって来て、ありました、と言われたのだそうです。医療機関のせいにしないでよねと思ったら。今日も又お一人、医療機関からの情報がありませんと言われたという方がありました。当方に連絡がきたものですから、そんなことはありません、コールセンターではなく、市の担当の方に連絡してみて下さいと頼みました。ずいぶん時間がかかって、やっぱり医療機関からは上がっていて、それの入力が出来ていなかったと言われたと。まあまあ、何ともいいかげんなことです。当方の責任だと言われると、勘弁してよとなります。その分患者さんに不信を抱かれてしまいます。

 でも、きっと、市も混乱しているのだろうと思います。それは国が方針がしっかりしていないから。くるくるといろいろに変わるから。その対応が本当に大変なのでしょう。市の職員の方も、気の毒な事ではあります。

 それから、大切なことなのですが、当方にも配布されるファイザーのバイアルが制限されています。その分モデルナをうつようにということなのでしょうが、当方ではモデルナは打てません。一バイアルで20人分ですから、一気に20人の方にうつのは力量的に無理なのです。今で精一杯。だから、ファイザーが来なくなったら、もう接種をやめるしかありません。そしたら、私たちも楽になります・・。が、何とも割り切れない思いでいます。

愚痴っぽい記事になりましたので、せめて写真はきれいなのに。クリッニクの青野さんのお花です。春らしくて、かわいくてホッとするお花です。

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新丸ビルでタイ料理。

木曜日の市川学園での講演の後、息子や孫たちにはあえなかったけれど、娘に会いました。娘そのお友達の三人で晩御飯食べて広島に帰りましょうと。娘が選んで予約していたのが、東京駅前の新丸ビルのタイ料理のお店サイアムヘリテイジ。私はお腹の調子が悪かったのでどうなのか、ちょっと引き気味でしたがお昼に強力にお薬を飲んだので、すっかり落ち着いていました。そのうち、お腹のことなんか忘れていました。メニューはすべて若い人に任せて。

エビとアボカトのサラダとブリとリンゴのサラダ。リンゴが辛ーい。

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トムヤンクン。これが後で私に悲劇をもたらします。トムヤムクンには食べられないものが一杯入っているけれど。このかわいい野菜は何だろうと口に入れて噛んだら、何とそれは激烈な唐辛子でした。小さい種が一杯出てきて、口が衝撃。あわてて本体も種も何回も指でつまみだしたのですが。口はもう、辛いというより痛くて。口だけでなく鼻も目も、頭のてっぺんまで痛くて。どうにもならなくって、飲み物の氷を口に入れたり、ひーひーしたり。レモンをかじったり。それは大変でした。あとで娘が教えてくれたのはこんなの。ネットから画像を戴きました。このかわいい青いの。口がおさまるまで何十分もかかりました。

その後新幹線の中で、本を読むために、入れていたコンタクトレンズを取ろうと、目に指を入れたら、何と目が激痛です。痛い痛い、何で?あっ唐辛子だ!!と気づいた時には時すでに遅し。目は開けられず、手洗いで目を洗おうと洗面所に行ってみると、目は真っ赤っかです。食事の後トイレに行って手を洗っていたのですが、唐辛子の成分は、そんなのでは落ちないのですね。まったくもうえらい目に遭いました。


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キンメダイの揚げ物。

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サテー。焼き鳥ですが、タレがピーナッツメインの香ばしく美味。

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そして、娘がこれが食べたかったと、これだけは予約していたという「土鍋で炊いたカオマンガイ」です。

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鶏の釜めしみたいなものですが、この独特のソースをかけて頂くと、それはそれは美味でした。

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三人がそれぞれデザート頼みました。お友達はココナツのアイス。私はバナナともち米のバナナの葉包み。娘がくわいのココナッツミルク。くわいが赤いの?と不思議でしたが、娘は、なんかにおいがダメだそうでした。どれもこれもおいしかったのに最後がちょっと・・だそう。

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私は全体の量は少しにして、若い人達にしっかり食べてもらいました。久々に楽しくおいしい食事でした。今度は孫たちも一緒に行こうと思いました。いつになることやら・・ですが。

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性教協夏期セミナーのご案内です。

今年の性教協夏期セミナー、チラシ第一号から。いつもは三日間ですが、今年は二日間で。それもハイブリッドで行います。大会テーマからしてサイコーです。「いま、広島で考える平和に生きる権利-個人の尊厳とジェンダー平等実現する権利ー」ですよ~!!

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そして、内容です。

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記念講演は、RCCの平尾さんですよ~!!これがうれしくて。記者さんではありますが、原爆小頭症の「きのこ会」の事務局長でもあります。私は平尾さんのドキュメントのファンです。何本ものきのこ会を中心にしたドキュメント。これには、平尾さんだけでなく数々の方たちが築いてきた歴史があります。もっとも安全な場であるべきお母さんの胎内にいて被爆。ただただお母さんのおなかの中にいたというだけで、それだけで、重度の障害を持って生まれてきた方たち。と、その家族の方たち。この方たちの存在を世に問うた人達もまたこれまでに沢山いました。ABCCからそっと名簿を提供して下さった人もいました。昭和天皇に戦争の責任を問うた人もいました。この方たちも含めてのドキュメントをラジオで聞き、またビデオで見て、毎回涙が止まらなくなっていました。

全国の性教協のメンバーにこれらの話を聴いていただけるのが、本当にうれしいのです。

そして、二日目にはまた、半ばこれも強引にプログラムに入れて頂いた河口和也先生のお話です。ランチタイムセミナーになってしまいましたが、シンポジウムの一員でなく、お一人でしっかりお話頂けるので、これで良かったと思います。

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今や、河口先生のことを知る人は多いでしょうが、まだまだ全国の方に知って頂きたいのです。広島に河口先生がいるよ~と。当事者としても闘い続けた先生の「性の多様性を巡る日本社会の変化とこれからの課題」。

 私が広島に来られたばかりの河口先生を知ったのは、1990年に広島エイズダイアルの活動を始めてすぐでした。なんとも素敵な先生がいらっしゃるもんだと、感嘆しましたよ。以来、時々、様々な場での先生との交流がありました。きっとまだまだ私が知らない所で、傷つきながらも、強く生き抜いてこられたことでしょう。その先生の思いを全国の人達の前で思いっきりお話いただけだらと思います。

 もちろん、このお二人だけでなく、理論講座もシンポジウムもそれから模擬授業、分科会も、すべて胸を張って提供できる、すべての人に感動と共に学習していただけることと思います。

もう今からワクワクしています。多くの方が参加されます様に・・。それまでにコロナが克服できます様に・・。

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