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映画「ドライブ・マイ・カー」を見ました。

昨日、映画「ドライブ・マイカー」を見ました。私が予約した時にはまだたくさん席が空いていたのに、行った時には満席でした。予約していて、いい席で見れて良かったです。

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始まる前に席で遅い昼ごはん。

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で、見た感想です。カンヌ映画祭やつい最近ゴールデングローブ賞を受賞したということ、広島でロケがされたとこと、妻を亡くした男が広島で女性ドライバーに出会い、妻のことを偲んでいく、いうことくらいしか事前の知識がなかったのですが、始まると、いきなりの濃厚なラブシーンにびっくり。こんな映画だったのだと、少し気合を入れて。

 ほんとうに久々に魂を揺さぶられるような映画を見た!!と、感動しましたよ。

 妻を愛している男が、妻の他の男とのセックスを目撃し、自分が知っていることを妻に知らせることもせず。妻は亡くなってしまい・・。なのですが、本題だけでなく、例えば脚本家の妻が語るストーリーの面白さ(それはどうなったの?と、知りたくなって、それもちゃんと徐々に暴露されるのだけれど)、ドライバーの女性のこれまで生きてきた変遷の重さ、さらには劇中劇のベケットの「ゴドー待ちながら」やチェホフの「ワーニャ伯父さん」など(それも手話も含めた国際言語で上演!ですよ)に彼自身を重ねる手法、他にもいろいろとアッと思わせること盛沢山で。3時間という長い映画ですが、次々と期待をさせ、だから飽きもせず、終わってみると、大変に重厚でズシリと胸に抱え込みました。一日たった今、この映画が頭を占めていて、これはもう一度見ないといけないなあと思っています。

始めは、釜山で撮影される予定だったのが、コロナで困難となり、広島に変更したのだそうです。それでも十分に瀬戸内の美しい景色や、私も知らなかった場所がふんだんに出てきて、ちょっと驚きました。映画にとっては、広島で良かったのでは?と思いましたね。これらはロケハンの人たちが頑張ったのでしょうね。北海道の美しい雪景色も。最後の韓国の景色も美しく、ううん?これはどういうこと?とちょっとミステリー気味に創造力を駆り立てて。

見事な映画でした。ラブシーンも、こんなに美しく濃厚なシーンは本当に初めてかな?。それも日本映画で。さらに、「ワーニャ伯父さん」の舞台の最後のセリフを手話でしっかり語らせた所、言葉が胸にしみました。

パンフレットを少し載せておきます。

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ぜひ、時間があれば見られます様に。おすすめの映画です。

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