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性教協中国ブロックセミナーと全国夏期セミナー

 今日は性教協中国ブロックセミナーのご案内です。オンライン開催です。

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私の性教育歴で、大きな影響を受けたというか、私をここまで導いて下さったと言ってもいいのは性教協、すなわち「"人間と性"教育研究協議会」です。約40年前、その性教協を作られたのが、村瀬幸浩先生と山本直英先生のお二人です。山本先生は残念ながらもう亡くなられましたが、村瀬先生は今もお元気で、まだまだ私たちに新鮮な提言を与え続けて下さっています。

「不幸にならないための性教育から、幸せに生きるための性教育へ」いいですねえ。素晴らしいテーマと思います。ついつい陥りがちになってしまう「脅し」や「禁止」ではなく、実は、性というのは、とても素敵なものだと伝えたいと私も考え続けてきました。

 村瀬先生のお話、ぜひ皆様に聴いて頂きたくご案内しますね。

 そして、実は今年の夏、性教協全国夏期セミナーが広島で開かれるのです!!広島のスタッフと、本部の方たちと、ズームで何度も話しあい、打ち合わせして、作り上げた本当に素晴らしいプログラムで。こんなご時世だから。コロナが一体どういうことになるのか全く不透明で。今は第6波だけれど、もしかして、9波とか、10波とか・・。だから、ハイブリットという形で準備しています。これならどんな状況でも出来るのではないかと・・。

 今、全国夏期セミナーのチラシ第一号が手に入りました。その内容に、ドキドキします。凄い内容だと胸を張ってお伝え出来ます。大会テーマは、「いま、広島で考える平和に生きる権利--個人の尊厳とジェンター平等を実現する性教育を!ーー」ですよ。

又ご案内しますね。

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市川学園の中学一年生にお話しました。

一昨日の千葉県市川学園での講演について。こんなご時世で、一学年全部にお話するという、一見無謀なことではありますが、やってみると、全くと言っていいほど大丈夫でした。それについてはこの学園がとても素晴らしい設備であるということが何よりだと思いました。教室などの建物も体育館も、グランドも最高の施設に満ちていて。

うんと早く学校に着いたので、図書館にいさせていただきました。超豪華な図書館です。

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私の講演は、680席の国際ホールで。ここは、100人のオーケストラの演奏もできる、音響設備も素晴らしい豪華な施設です。学内にはほかにも2200席の入学式などができるアリーナ備えた総合体育施設もあります。

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videoの調子などを見るために早く会場に行きました。舞台から客席を写しました。ここに、一つか二つ飛びで生徒さんが座りました。後ろから。

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中学一年生320名あまりが入っても、悠々です。

始まる前に先生が、
「筆記用具を持ってきた人もいるが、一斉記録はしなくていい。ただひたすら聞くように」と言って下さってそれはうれしかったですね。感性で受け止めてくれればいいのです。よく聴いてくれたと思います。

 ところで私の体調ですが。エネルギーが切れてはいけないし。でも、講演中にお腹が痛くなってはいけないし。悩みながら、学校近くの駅に着いて。どうしようと駅ビルを歩いていたら、丸亀製麺がありました。そうだ、うどんだ!! 中でも、「肉卵あんかけうどん」が季節限定と大大的に宣伝していました。おいしそう!それの肉なしの卵あんかけうどんを頼みました。そして。いかんいかんと思いながら、あまりにおいしそうなのでちょっと我慢できなくて、ちくわのテンプラも。でも、胃が縮んでいるのでしょうか。入りません。

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ちくわは全部食べて。うどんは4分の1しか入りませんでした。が、美味でした。そして。薬局を探しました。駅のすぐそばに大型の薬局あり。そこで、整腸剤+下痢止めの薬と、強力なロペミンを購入。すぐ飲ませて下さい、と言ったら、当店にはお水はおいていません。ペットボトルで販売しているのでそれ買って下さいと言われました。私、薬局にはどこでもお水があるものと思っていたのが、甘かったですね。結局、学校の図書館で両方の薬を飲みました。

これが良かったのでしょう。ピタっとお腹は収まりました。丸四日かかりましたが、もう全く大丈夫。治りました。が、胃が縮んだままです。多くは入りません。このままダイエットに繋ぐといいなあと思っています。

 帰りの新幹線。やはりグリーンにしたのでガラガラです。東京駅では、一車両に4人の乗客でしたが、広島に到着した時には、何と私一人だけでした。

多くの先生方のおかげで、実行できてうれしかったです。とても豊かな気持ちで帰ることが出来ました。ありがとうございました。

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東京です。

お早うごさいます。東京大井町駅前のホテルから、東京の夜明けです。丁度朝日が昇ってきました。

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今日は千葉市川学園で講演をします。こんなご時世なので次々と講演中止になる中、ここは予定通り決行すると連絡が来ました。細心の注意を払って行って来ようと思いました。

昨夜の新幹線はグリーンにしたら一車両4~5人でガラガラでした。N95のマスクをして、どなたとも一言も話しませんでした。いつもなら息子の家に泊めてもらうのですが、今回は、孫にも会いません。残念。

実は月曜日からお腹を壊しています。下痢が続いており、食欲もありません。私にしては珍しい。昨日のお昼はレトルトのお粥とリンゴ8分の1と葛湯。昨夜は新幹線の中でバナナ一本、ホテルに着いて、コンビニで買ってきたじゃがいものポタージュとリンゴ8分の2。リンゴはお昼時間にむいてナイロン袋に入れてもってきました。今朝は、飲むヨーグルトのリンゴ入りと葛湯です。

一晩中お腹がゴロゴロ言って、ほとんど眠れませんでした。ここの所ずっとです。喉の痛みや発熱、風症状はなく、お腹だけです。何だろう?牡蠣かな?夫はなんともないし。不思議です。

ここのホテルには4階に「おふろの大様」があります。朝風呂に入ってきました。体重を測ると2キロ減っていました。ラッキー!!少しはいいこともないと。人も少なくて、大きなお風呂に4~5人でした。露天風呂に浸かっていると、かすかに空腹感がよみがえってきました。治る兆しかな?

講演を無事終えること、感染しないように重々気を付けること。今日の夜には広島に帰り着きます。


 

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中三同士の妊娠・中学校校長会の機関誌から③

20年前の中学校長会の機関誌から。続きます。今日で終わります。

 では、それぞれの避妊法と妊娠率はどうであるか、図2に示す。性は本来生殖行為。たった一回だって妊娠する物であるとしっかりと教えるべきである。

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(4) 若い女性の妊娠は、結果的には人工中絶となりがちであるが、「産みたい」と言い張る方が圧倒的である。子どもを産み育てるということは、決してファンタジーの世界ではなく、経済的なことも含めて、厳しい現実であるということをわからせなければならない。また、人工中絶は殺人であると脅す教育は決してしないでいただきたい。産んでも育てられない妊娠してしまった女性のやむを得ずの救済策であると捉えている。

(5) 体を教えるべき。男性も女性も男性のからだと女性のからだ双方をきちんと知る、これがすべての基本である。彼女、彼らは驚くほど体を知らない。体の大切さ、命の尊厳、その神秘性など、体を知らなければ理解できないことである。

(6) いつの時点で教えるか?今は中学生であっても、いつかはみんな性実行するようになる。その時のためにも、義務教育の段階で、避妊や性感染症の予防まで含めた教育をぜひ行っていただきたい。高校で、となると、高校に行かない子、中退する子はきちんと学ばないまま、性を実行するようになる。知らないまま実行することの悲しさを、当方は嫌というほど見てきているから。

 転載は以上です。前半の、中絶を決意するに至った事情については省きましたが、彼女が産みたいと言い、彼の側が中絶をという、よくあることではあります。私はこの二人のことをしっかりと覚えています。彼女は成績がとてもよく、教師になりたいという希望を持っていました。あれから二十年。彼女は無事教師になったでしょうか。きっと、もうすっかりベテランの熱心な教師でしょうね。つらい経験を乗り越えてこその。

 今日は、「からだ・私たち自身」出版から30年あまり、「私のからだは『私たち自身』のものになったか―ー30年後の検証」のイベントがありました。やっと無事終えました。ちょっとストレスになっていたので、今、ホッとしています。

 あの本の出版に関わった私たちと、若い人達とのディスカッション。私はスライドを準備しました。性教育バッシングの二つの動画も見て頂きました。昔、「優生保護法から経済的条項が削除されようとしたとき」の、あの危機感を持ってその反対運動をしたことなども少し話が出来ました。私、政治をちゃんと見るようにと言いましたが、でも、やはり話し不足です。政治を見るということは、人権感覚を研ぎ澄まして。例えば、伊藤詩織さんへの何か支援の行動をしたか、子どもの甲状腺がんの発症も含めて、福島の原発被害者についてはどうなのか、核兵器禁止条約をどう思う?などなども含めて、広く政治を見てほしいと思うのです。「体・私たち自身」の監修をして下さった藤枝澪子先生は、女性学やジェンダーの研修者でしたが、同時にべ兵連の活動家でもあり、反戦脱走米兵の援助の活動もなさっていました。世界を広く見てこその性教育であり、ジェンダーへの視点をしっかり持つことができると、そう思います。そんなこと全然話せなかったので。



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中三同士の妊娠・中学校長会の機関誌から②

昨日に続いて、20年前の中学校長会の機関誌に私が書いた中学三年生同士の妊娠について転載します。

「先生、お願いがあります。」
「先生、お願いだから超音波で赤ちゃんを見せて」
「うーん、見る?見るとつらいよ。」
「わかってます。つらくても、最後にもう一度赤ちゃんを見ておきたいから。だから、お願い、先生。」
必死で頼む姿に動かされて超音波で赤ちゃんの姿を映した。
「先生、写真を撮って。」
「先生、心臓の音を聞かせて。」
彼女は写真を握りしめてとんとんという胎児の心音を聞きながら、
「ごめんね、ごめんね」
と涙をいっぱい流して胎児によびかけた。そして
「先生ありがとうございました。もう大丈夫です。」
ときちんとあいさつをして、入院のために部屋を出て行った。

 ずいぶんといろいろな例に接してきた私も、さすがに胸が痛んだ。

 長々と語ったこの例から、たくさんのことが見えてくる。

(1)  性交年齢の低年齢化が言われて久しい。しかし、常に若年者の性行動は、一部の家庭的に問題のある子の非行と捉えて論議されている。が、現場では家庭的にもしっかりし、成績もよく、これまで何の問題もなくすくすくと育った子の妊娠が増えている。非行と捉えたのでは、問題が見えなくなる。また、そのような子ほど一人で抱え込んで受診が遅れがちである。来た時にはすでに中絶不可能、やむを得ず出産、養子縁組の手配をする例も少数ではない。

(2) あふれるほどの情報の中で、一見、若者たち自身も多くのことを知っているかのように思っている。が、その実、全く無知である。性というのは、無知であっても間違った知識を持っていても行動は取れる。知らなければ行動しないであろうというのは、間違いである。無知のままで行動をとるとその結果がどのようなことになるか、目に見えている。もっと我々はまともな情報を真正面から与えるべきだと思う。

(3) どこがどう無知か。何より性交と妊娠が結びついていない。その結果、避妊があまりにいい加減となっている。図1に当院における開業以来十年間の十代の受診者の内、妊娠が1109。それらの避妊法を示す。

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避妊がいいかげんであると妊娠となるのは当然であるが、ではそれぞれの避妊法と妊娠率はどうであるか、図2に示す。

すみません。続きを明日にします。生のデータが手元にはないので、本を見ながら、キーボードを叩いています。結構労力がかかります・・。

 

 

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中三同士の妊娠・中学校長会の機関誌から①

 クリニックの本だなにあるはずの探し物をしていて、どさっと一塊の本たちを落としてしまいました。一冊ずつ元の本だなに戻しながら、ふと、これは何だ?と思ったのです。20年前の発行の全日本中学校長会の機関誌の様です。中を見ると、性教育特集がしてあり、私も書いていました。「産婦人科医療の現場から教育現場に望むこと」。ここに書いたことはすっかり忘れていましたが、この少女と彼のことはしっかり覚えています。読み返してみて、20年前と今はまったく変わらないし。今もこのまま通じると思いました。特に、男子生徒に私が言ったこと。今、ここに転載したいと思います。

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事例については、転載することはしません。が、中三同士の妊娠。彼女は学年で成績が一番。生徒会活動を頑張っています。彼はあるスポーツが優れていて、県代表にもなってそのスポーツで高校に推薦入学することがほぼ決まっていました。産んで育てたいと必死に訴える彼女。彼女の側の親も何とかならないかといろいろと考えても、男性側は中絶をと強く望んでいました。どうにもならず、結局中絶することを選択せざるを得ませんでした。長時間話し合った挙句です。そう決めた後。私は、彼を呼び話しかけました。以下、私が書いているのを転載します。

「あなたは、彼女のことをとても好きになって、そしてセックスしたのだろうけれど、あなたは何より知識不足、力不足だったと思うよ。まずあなたに本当に知識と力があったなら、彼女妊娠させはしなかった。ちゃんと避妊が出来たはず。それがいいかげんで、結果、彼女妊娠させてしまったね。それが第一点。

 それから、もしあなたに知識と力があったなら、彼女ここまで放っておかなかった。彼女がおかしい、生理がない、妊娠したんじゃないかとあなたに言ったとき、あなたはだれか大人に相談するなり、彼女の手引っ張って産婦人科に連れて行くなり、何らかの行動をとらなければならなかった。それを何にもしないで、ここまで放っておいた。これが第二点。

 何より彼女が赤ちゃんを産みたいと言っても、あなたは引き受けることが出来なかったね。僕は中学を卒業したら働くから、二人で頑張ってその子を育てよう、と言ってあげられなかった。申し訳ないけど、その子はおろして欲しいとしか言えなかったね。これが力不足第三点。

 それから、こうして彼女は泣きながら中絶すると決心しているけど、じゃあそのお金は?中絶と言ってももうギリギリだから、彼女は四日間も入院しなきゃいけないし、お金も三十四万円もかかる。それは中学生のあなたにはとても出すことはできない。親に頼むしかないでしょう。お金すら用意できない。これが第四点。

 要するに、あなたは何にもできない。何もないのに事態はここまで来てしまっている。そういうことだね。あなたはセックスをする資格がなかったということだと思うよ。それをちゃんと自覚しなさい。厳しいことを言うようだけど、これを自覚してくれないとあなたはまたやってしまうかもしれないからね。おそらくあなたはちゃんと高校生になるだろうけど、また彼女を、または他の女性を妊娠させて、そして申し訳ないけどおろして欲しい、なんてことは、絶対に繰り返して欲しくないからね。だから、これだけのことを言っておくよ。」

事態は急を要する。入院の準備のために彼女だけ部屋に残ってもらっていると、彼女が言った。

「先生、お願いがあります。」

まだ長いので、二・三回のシリーズになりそうです。明日に続きます。

 

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「ドライブ・マイ・カー」のベンチ

映画「ドライブ・マイ・カー」のシーンで、室外の公園で演劇の練習をする所がありました。紅葉の中でとても素敵でした。そこには円形のベンチがあって。まるで小さな劇場のような・・。そこで練習をするということをよく気づいたことと思いました。それにしてもここはどこ?みんなが台本と椅子を持ってそこに移動していたので、設定としては平和公園だけど。知らないなあ。私、平和公園のすぐそばに住んで40年あまり。平和公園を通って通勤し始めて31年。結構公園のことは隅々まで知っていると思ってたけれど・・。こんな素敵なベンチがある所、どこ?と思ってたら。フェイスブックの友人の高山さんが教えて下さいました。国際会議場の北側って。

教えてもらったその夜、行ってみました。研修があって遅くなったのですが。夜10時。寒いし、真っ暗だし、人はコロナのまん延防止になって全然いないし。なんかちょっと怖いし。でも、好奇心のほうがすぐっていましたよ。自転車で国際会議場の裏をくねくね。ありました。そこにはちゃんと街灯が会ってベンチを照らしていました。だから、スマホで普通に撮影できました。素敵な所。



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映画では、バックの建物がレンガのように赤く見えたのは、きっと紅葉のせいなのでしょう。ここで、演技の真似事でもしたくなりましたよ。

そして。広島ロケでも強烈だったゴミ処理場。その後ろの海辺、これはすぐ行けます。うちからバス通りをまっすぐ吉島に迎えばいいのです。

だけど究極の海辺の家、家福の住まいとされた家はどこだろう?映画の中では広島市内から一時間のところとされていたけれど、実際は大崎下島?これは探せませんね。でも広い窓一面海。すごい家ですね。本当にどこもよく探したね、と思います。

と言って、場所を見た所でどうってことないけれど。私は、韓国ドラマにはまっていた時、冬のソナタのロケ地巡りもあちこち行ったし、チャングムも、それからイ・ビョンホンのオールインの済州島も、いろいろと行って、思いを巡らせたものです。ドライブ・マイ・カーは、久々にロケ地に行ってみたい気持ちになりました。まあ広島だからですが。まだ頭の中に映画が住み着いています。

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新型コロナワクチン三回目について。

新型コロナの猛威は、とどまる所を知りません。オミクロンは、重症化しないと言って、軽く見ている方がありますが、罹患した人の中で、とてもつらい思いする人も多くて、甘く見てはいけないと思っています。今日、検査の予約をしていた方が、「コロナにかかったので行かれません」と電話がありました。声はがとても辛そうで。こちらは大丈夫。又元気になってから検査しましょう。でも、それでどうなの?と尋ねると、「熱が40度が三日続いている。」と。それでも入院できず、自宅療養なのだそうです。広島はとても患者さんが多いので、入院どころかホテル療養もできなくってと。

やっと、ワクチンの三回目が始められます。これまでは大きな病院の医療者に接種されていましたが、広島では昨日から私たち一般のクリニックの従業員にも接種券が届き始めました。

そこで私のクリニックでも、1月28日から、三回目の接種を始めます。それに加えてこれまでうたなかった方、これから一回目、二回目という方も受け付けます。やはり若い人でうってない方が次々と電話をかけて来られます。ここに来て不安になられたのでしょうか。すでに、7名の一回目の方の予約を入れました。特に妊婦さん。妊娠すると免疫が落ちるので、重症化することが多いとされています。当方妊婦さんの枠もありますので、どうぞ、まだうっていない方でうちたいと思われるなら、ご連絡くださいね。

三回目の方、徐々に接種券が配布されますので(今はまだ医療者と高齢の方ですが)、三回目の接種券が届いたら、当方で打とうと思われる方、早めにご連絡ください。というのも、こんなのが来ました。広島市のデータです。国から示された、4月分までのワクチンの供給量です。4月分までのと言っても今のところ3月分で尽きてしまうほどの供給しかありません。不足分は別途供給される予定とはありますが、ではなぜこんな不安になるものを配布されるのでしょう?と思います。それもこれまでの供給は、モデルナが約半分です。一回目二回目に個別の医療機関でうったのは、圧倒的にファイザーなのですが、足らないのなら、モデルナを打つしかなくなることもあり得ますね。


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こんなのも。ずいぶんモデルナの宣伝をしているような・・・。

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私は、集団接種で多くの方にモデルナを接種した経験がありますが、一バイアルで10人分。今回は一人につき半分の量で、一バイアルから20人分を接種すると。そうなるとあの小さい口に20回注射針を刺さなければなりません。当方のナース、集団接種の経験のあるナースですが、とてもその自信はないと言います。公的機関がする集団接種なら専門の薬剤師さんがバイアルから注射器に採取されるのでしょうが・・。

でも、当方も、ファイザーがないとなると、モデルナをうつことにならざるを得ないかもしれません。

 どちらにしても、三回目を打つと、また落ちていた免疫力がドンと上がるそうですので、うったほうがいいですね。一体いつになったら落ち着くのかと、本当に暗い気持ちらになりますが、でも、世界中の医療者が総力を挙げて取り組んでいますので、いつかはきっと・・と思います。


 

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映画「ドライブ・マイ・カー」を見ました。

昨日、映画「ドライブ・マイカー」を見ました。私が予約した時にはまだたくさん席が空いていたのに、行った時には満席でした。予約していて、いい席で見れて良かったです。

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始まる前に席で遅い昼ごはん。

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で、見た感想です。カンヌ映画祭やつい最近ゴールデングローブ賞を受賞したということ、広島でロケがされたとこと、妻を亡くした男が広島で女性ドライバーに出会い、妻のことを偲んでいく、いうことくらいしか事前の知識がなかったのですが、始まると、いきなりの濃厚なラブシーンにびっくり。こんな映画だったのだと、少し気合を入れて。

 ほんとうに久々に魂を揺さぶられるような映画を見た!!と、感動しましたよ。

 妻を愛している男が、妻の他の男とのセックスを目撃し、自分が知っていることを妻に知らせることもせず。妻は亡くなってしまい・・。なのですが、本題だけでなく、例えば脚本家の妻が語るストーリーの面白さ(それはどうなったの?と、知りたくなって、それもちゃんと徐々に暴露されるのだけれど)、ドライバーの女性のこれまで生きてきた変遷の重さ、さらには劇中劇のベケットの「ゴドー待ちながら」やチェホフの「ワーニャ伯父さん」など(それも手話も含めた国際言語で上演!ですよ)に彼自身を重ねる手法、他にもいろいろとアッと思わせること盛沢山で。3時間という長い映画ですが、次々と期待をさせ、だから飽きもせず、終わってみると、大変に重厚でズシリと胸に抱え込みました。一日たった今、この映画が頭を占めていて、これはもう一度見ないといけないなあと思っています。

始めは、釜山で撮影される予定だったのが、コロナで困難となり、広島に変更したのだそうです。それでも十分に瀬戸内の美しい景色や、私も知らなかった場所がふんだんに出てきて、ちょっと驚きました。映画にとっては、広島で良かったのでは?と思いましたね。これらはロケハンの人たちが頑張ったのでしょうね。北海道の美しい雪景色も。最後の韓国の景色も美しく、ううん?これはどういうこと?とちょっとミステリー気味に創造力を駆り立てて。

見事な映画でした。ラブシーンも、こんなに美しく濃厚なシーンは本当に初めてかな?。それも日本映画で。さらに、「ワーニャ伯父さん」の舞台の最後のセリフを手話でしっかり語らせた所、言葉が胸にしみました。

パンフレットを少し載せておきます。

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ぜひ、時間があれば見られます様に。おすすめの映画です。

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広島市への書類の提出終了で「ほっ」

昨日、広島市に沢山の書類を提出しました。今ほっとしています。

1、現在進行中の特別養子縁組の方たちの書類

報告書1、2、4、養親の申し込みと同意書、その方たちの履歴書、戸籍謄本、住民票、児相による里親研修終了証、住まいの平面図、申込書には本人の収入や資産なども含まれます、赤ちゃんの実母の申し込み書(その理由も含みます)、同意書、戸籍謄本、住民票、新しくできた実母と赤ちゃんの戸籍謄本、赤ちゃんと養親夫妻の住民票(赤ちゃんは同居人として住民票に記載されます)。報告書はそれぞれの進行状況を示すものです。これは必須ではありませんが、状況を説明するために裁判所に提出したのと同じ上申書、等々。

2、特別養子縁組あっせん事業者の第三者評価の報告書(昨年ほぼ一年かけて作った、自己評価ブラス第三者評価会社による評価です。)

44項目について、詳細に審査、評価が述べられました。個別の項目は省いて、総評はこうでした。近いうちすべての評価を公にいたします。

<特に評価が高い点>

【生みの親支援】
生みの親、生まれてくる命を大切にした支援の提供に努められています。産婦人科医として直面する様々な事情を持った妊婦さんを大切に
し、母体と生まれてくる命にとって、最善の利益となるようカウンセリングを行い、どちらも大切にしていく取組から、養子縁組あっせんによって命を大切にする取組に結びつけられています。
【養親希望者への支援】
養親希望者には、申込に至る前に、面談の上、養子縁組に対する考え方や養子を必要とする想いを確認し、養親としての適性を見極めた
上で、申込に至っています。養親希望者への研修は、家庭訪問と共に、養親希望者宅で実施し、養育環境の確認、実際に養育する場で研
修することによる課題や適切な養育方法の検討も行われています。研修には、事例を基にしたパワーポイントのスライドを用い、文章だけで
は伝わりにくい内容を、わかりやすく伝える工夫がなされています。
【行政や関係機関との連携】
県や市の母親を支える諸事業に参画されており、緊急対応も含め、行政や児童相談所、社会的養護関係施設との密接な連携による、地域
福祉の推進に取り組まれています。

<改善が求められる点>

理事長個人で活動されており、現状実務上の不具合は生じていませんが、帳簿や記録の継承を踏まえた、様式や記録の整備拡充が望まれます。

<その他>

民間養子縁組あっせん機関第三者評価は、民間養子縁組あっせん機関を相互に比較した相対評価ではありません。 厚生労働省により示される評価項目と評価の方法に従い、かつ、各あっせん機関が置かれた地域の地域事情や経年的な実践状況を踏ま
え、許可権者である都道府県(指定都市を含む)へ許可申請時に提出され認められた業務方法書を含む申請内容を尊重した上で、実施判
定しています。


3、医療法人河野産婦人科クリニックの定款に「特別養子縁組あっせん事業」を加える、事業所としての医療法人の謄本の変更。これは税理士さんには広島市との交渉に大奮闘して戴きました。なんとも大変なことでしたが、やっと新しい謄本を提出できました。

提出する時、担当の方から「ブログを読みました。いろいとすみませんでした。」と言われました。先日の、出生届の提出のトラブルについてです。「年内にできたのですね。ああ、ギリギリでしたね。」と。松江の養親の住民票に赤ちゃんがはいったのが、12月27日でしたので。ここの担当の方の責任ではありませんので。

 これらの書類の提出が、長い間ストレスとなっていましたが、やっと終了。本当に心からほっとしたのです。だから今日は診療後マッサージに行きました。ポイントカードを見ると、この前マッサージに行ったのは、11月25日、50日余りぶりでした。ガチガチのからだをほぐして下さいました。

 明日は映画に行きます。本来は、西区区民文化センターでの「私はチョソンサラムです」の上映とトークイベントに行くつもりだったのですが、コロナのまん延防止のために延期となったということでがっかり。代わりに、ここに。座席の予約が取れました。

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束の間の「ほっ」です。来週からまた忙しくなります。


 

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30年前の北海道で②

今は閉校になってしまった北海道共和高校。そこでの30年前の講演の話が、当時の先生のフェイスブックで語られました。そのフェイスブックに掲載された当時の先生作の学級新聞を拡大してみると、1991.10.20.の日付、そこに「今日はいよいよ河野美代子先生の講演の日を迎え」となっています。

私は、講演のスケジュールが記録されたノートを探してみました。1991年の最初にその年に行った講演の一覧がありました。当時事務をしてくれていた妹の字です。まだパソコンもない時代です。

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これの10月20日に確かに北海道、朝日と書いてあります。でも、校名はないのです。別に朝日新聞からの手紙があったはずですが、それはこのノートには残されていません。そのノートのスケジュールのところを見ると、こんなのがありました。

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この右下を見ると、確かに。日帰りで北海道に行っています。朝7時45分の飛行機で羽田へ。そこから乗り換えて札幌へ。朝7時45分の飛行機だと、朝6時頃に家を出て、車を飛ばして飛行場に向かっていたはずです。◎をして、ついたらすぐにはじめられるように1:00~3:00と。帰りは同じルートでは帰られず、羽田から大阪に飛び新大阪から新幹線で広島に帰っています。広島駅着22:06と書いてあります。こんな時は、車を飛行場に置きっぱなしで、翌日はいつも通りの診療を終えて、リムジンバスで飛行場まで車を取りに行ったはずです。当時はこんなことがよくありました。かなり過酷なスケジュールです。

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さらに、ノートを見ていてふと気づいたことがあります。20日は日曜日なのですね。日曜日に高校生に話しに行ったの?きっとその日しかもうスケジュールがなくって、高校の方で無理をして日曜登校にされたのでしょう。学級通信の右下にこんなのがありました。月曜日は振替休日と。学校もかなり無理して下さったのですね。

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ノートの初めの一覧を見ると、9月12日にも、北海道、苫小牧に行っています。そして、北海道共和高校の4日後の10月24日には、九州久留米に。まあまあ、木、日は東京、鳥取、埼玉、浜田、東京、苫小牧、福井、出雲、福井、等々。あちこち駆け回っています。広島の時は、午前午後と二校に行ったり。若かったのでしょうね。

このようなのを何年も続けて、でもね、世の中、ちっとも変わらないのよ。いえ、性教育に関しては、ますます後退してしまっています。私の努力なんぞ何にも変える力はないということなのでしょう。30年経っても。それはやはり政治なのですね。権力を持った人が、性教育バッシングなんぞで力を振るって。それに負け続けているということなのでしょう。そういえば、私の「さらば、悲しみの性」の後書きに同じようなことを書いています。さらばは1985年の出版ですので、37年前ですか。変わんないですねえ。

遠く離れたところの高校の、安藤先生、Oosaga先生両先生のおかげで、30年間を振り返るということができました。期せずして、「からだ・私たち自身」の、この30年振り返るというイベントと、本当に一致して、こんなことになりました。ありがとうごさいます。皆様には、よろしければ、フェイスブックのOogasa様の記事のコメント欄も読んで頂けると幸いです。

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30年前の北海道で①

今日は、フェイスブックの友人になって間もない方の記事を転載させていただきます。昔の私についててです。過去のことが続きますが。暮れにアップして戴いていた記事です。北海道の高校の先生です。そもそもは、昨年の12月、他の高校の安藤先生が、広島に修学旅行に来られるとのことでホテルに会いに行きました。安藤先生は、高校の放送部の顧問でいらっして、高校時代演劇部の活動に熱中していた私の興味を多いに引かれていました。そこでコメント書いて、フェイスブックで友達になって頂いていました。短い時間ですが、直接にお会い出来て、お話して、楽しいひと時を過ごしました。その先生へコメントを書いたことで、安藤先生の友達である他の高校の先生が私だと気づかれたそうです。

フェイスブックだと、シェアすれば良いのですが、私のブログを読んでいただく方は、フェイスブックをされない方の方が多いので、こういう手段を取らせていただきます。ご本人にも了解して頂きました。

https://www.facebook.com/mitsuru.oosaga/posts/1770565926476074

2021年の最後の最後に。


今年の投稿を締めくくるにあたって、意外な再会のことを伝えておきたいと思います。Facebook仲間、放送局顧問仲間である、安藤先生の投稿の中に、広島の産婦人科医河野美代子さんのコメントがありました。ひょっとしたら、あの河野美代子先生かと思い失礼ながら、安藤先生の投稿の中でコメントしました。すると、どうでしょう、河野先生でした。

 以下に記す、最後の学級通信の発刊に寄せての中にそのことが書いてあります。二校目に赴任した共和高校(この学校は2018年に閉校してしまいました)での出来事でした。その後の生徒達との関係も含めて彼等には担任としてとってもよいことを残せたと思っています。

 Facebookで友達になり、河野先生のその後のご活躍の様子を散見することが出来て、大変うれしく思います。個人的にはなかなか大変で不本意な年でありましたが、安藤先生との繋がりの中でよもやの河野先生との再会でした。Facebookも色々と問題も多いようですが、先に書いた通信を介した新たな出会いもあったり、僕にとっては大事な窓口です。今年もいよいよ残りわずかとなってきました。午前中に雪かきをして身体もへとへとですが、2022年は皆さんにとって、そして僕にとっては時間講師という形で生徒達との関わりは減りますが、良い年になることをお祈りしています。



 次の赴任先は共和高校でした。農村地帯にある高校なのに生徒達は荒れていました。岩内町から通ってくる不本意入学の生徒達でした。転勤してすぐ学年主任=担任でした。最初は大変でしたが、生徒達とそこそこ仲良くやれるようになりました。

 2学年になってクラスの女子生徒が妊娠しました。ある男子(高校生ではない)との付き合い方が問題でした。このままでは、妊娠するという予兆があって、何度も家庭訪問をして、親にもとくとくと話をしていたにもかかわらず。彼女は学校を辞め、男の子を出産しました。学級のことは上手くやってきたつもりだったのに、何も出来なかった思いがありました。

 そんな時に広尾高校から転勤してきたD先生との出会いがありました。広尾高校も荒れていましたが、学級通信、学年通信などを通して生徒達と一緒に学校作りをしてきた先生でした。広尾高校は野球で甲子園にも出場しました。彼と話をする中で、学級通信の力を感じ、在学中に妊娠し中退するような生徒を二度と出したくない、そんな思いもあり、3年生の担任になったとき、B4版で学級通信を毎日出すことにしました。当時はパソコンはなかったので、ワープロ(といっても君たちには通じないかも、親に聞いてください)で原稿を書き、切り貼りして作りました。裏面には読んで欲しい本をコピーして両面印刷した通信でした。最初に載せた本は、妊娠して学校を去った生徒のことが頭にあって、広島の産婦人科医の河野美代子さんの『さらば、悲しみの性』でした。生徒達は朝のSHRで通信が配れると裏面から熱心に読んでいました。

 そして、一つの奇跡的な出来事がおきました。当時の朝日新聞社には「高校生のための国際セミナー」という企画があり、著名人を高校に呼んで講演するというものでした。もちろん、無料です。それに応募したら、河野さんが講演をしてくれることになりました。僕のクラスの生徒達は驚き、喜び、疑いました。通信に連載されていた本を書いた先生が共和高校に来る。最初は冗談だろと言った生徒もいました。

 講演会の時、彼らは食い入るような目をして熱心に聞き、態度が悪い下級生たちを注意してくれるほどでした。担任の評価も高くなりました。通信の力が発揮されたと思いました。卒業式の日、クラス全員が卒業の喜びで泣きました。その時、一人の生徒の母さんが「『しらんど』(学級通信のタイトル)があったからうちの息子が何とか卒業できました」と話しかけてくれました。僕自身の初めての学級通信。それも毎日。色々なことを考え、悩み、生徒達に投げかけて、二度目の卒業生を送り出すことが出来ました。

 卒業式の後少し経ってから、一通の葉書が来ました。妊娠して学校を退学した生徒からでした。結婚披露宴の招待状でした。嬉しくて涙が出ました。彼女の妊娠が毎日学級通信を出すことにしたきっかけだったからです。披露宴ではかわいい女の子を抱いた素敵なお母さんの姿を見ることが出来ました。

以上引用です。探して見つけて下さった写真もアップしてありました。それも拝借しますね。若い私、今からは考えられないほど細い私も見て下さいませ。

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明日もう一度これについて書かせてくださいませ。

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「からだ・私たち自身」③

「からだ・私たち自身」が日本で翻訳出版された当時、私はまだ土谷病院の勤務医でした。1990年に今のクリニックを開業し、後に医療法人としました。

 本に書かれているHIV・エイズは、まだこの頃は病気が知られ始めた頃でした。その後に大変な事態となって。特に、血友病の方たちへの輸入血液製剤により感染させられた方たち。その多くの方たちが亡くなりました。又、同時に男性同性愛、ゲイの方たちへの差別偏見はすさまじいものでした。女性の感染者へも。まるでふしだらな人がかかるかの様な言われ方でした。

1990年広島エイズダイアル発足。私はその代表を務めました。ずいぶんといろいろなことが会って30年経った今、早くに見つかれば寿命を全うできる感染症となりました。

 今、私は診療の傍ら、バッシングに向かいながらも、性教育の講演にあちこちでかけています。この間、私への誹謗中傷に対して、名誉棄損の裁判も闘いました。人間と性教育研究協議会、いわゆる性教協広島サークルのメンバーたちにいつも教えられ、支えられています。今年夏には、全国セミナーがこの広島で行われます。

 自然な成り行きでしょうか。診療の場では、性同一性障害の方たちの来院も増えてきました。今、100人近くの方たちの治療を行っています。FTM、MTF両方の方たちへの治療です。時々裁判所への診断書を書きます。これは、ものすごいもので、一人の方について原稿用紙50枚ほどになります。小学校入学前の子どもさんの相談も。思春期の子にとっては体が望まない性へと変化するのはとても苦痛です。それにどう対応するか・・。性的マイノリティーの方たちは、30年前よりは大分生きやすくなったとは言え、当事者にとっては、まだ自死率も高く、とてもしんどい社会であります。

 私はまた、NPO「性暴力被害者サポート広島」の理事もしています。当NPOは、今、広島県の「性被害ワンストップセンター」の委託を受けて、様々な職種の多くの女性たちと共に性暴力に向かっています。ここでは、性暴力の被害者に対する日本の法律の情けなさ(明治時代の男たちによって作られた法律がほんの少し変えられただけで、今も大手を振っています。)伊藤詩織さんの事件に見られるように、世間の被害者への目に絶望的になることもあります。

同時に、「にんしんSOS広島」の顧問もしています。ここには、たくさんの妊娠についてや自分のからだについての悩みが寄せられ、アドバイスを求められたり、研修の講師をしたりしています。

 そして、私は「特別養子縁組のあっせん事業者」でもあります。特別養子縁組は、1987年に民法に導入され、この本の出版と同年1988年に斡旋事業ができるようになりました。私はこの法律ができる前の1985年からやむを得ずのあっせんをしています。そして、2018年、法律の改正により、民間のあっせん事業者は届け出制から「許可制」となりました。許可を得るためには、とても厳しい条件が必要です。それらの条件をクリアして許可して頂いていますが、私は赤ちゃんの命でお金が動くのが嫌で、すべてボランティアで行っています。だから、養親の家への家庭訪問等の交通費を含めて、自腹です。広島で生まれた赤ちゃんですが、養親は全国の方たちですので、あちこち動くのに、大分お腹が痛くなってきました。大金が動く他のあっせん事業者の方々への大きな批判を持っていますが、一人の力では、どうにもならないものです。

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直接産婦人科医療と関係はないのですが、私自身被爆二世であることの因縁から、16年前から被爆者や被爆二世の方たちと「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の会を立ち上げ、毎年集会を行っています。ここで知り合った多くの方たちともかけがいない大切な出会いでした。はだしのゲンの中沢啓治さんや、京都大学の小林圭二先生や、ずっこけ三人組の那須正幹さん等すでに亡くなった方もおありです。私自身が被爆二世であることは現実なのですから、これも体が動くかぎり続けるべきことでしょう。

以上のようなことで、自分自身の30年を振り返ってみました。色々だったなあと改めて思います。

いつかすべて引退して、孫の世話でもしながらのんびりできる時が来るだろうか、もしかして死ぬまで働き続けるのでしょうか。そんなのは絶対嫌ですよね。

23日、多くの皆様とお会いできることを楽しみにしています。

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「からだ・私たち自身」②

昨日ご案内した「からだ私たち自身」Web公開記念シンポジウム「私のからだは『わたし自身』のものになったか―ー30年後の検証」の申し込みは、以下のアドレスにお願いします。ここの「チケットを申し込む」から申し込んで下さいませ。

https://karadabt2022.peatix.com/?fbclid=IwAR3eTLIOaDU_EPdfjfEiZSsDSit7fHIJG4O5qzqLk772snoAWxrqI7wYjj4

本当に久しぶり十何年ぶりかにこの本を開いてみました。でっかく重い本です。クリニックの体重計で測ってみると、2.5キロもありました。

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裏表紙です。表裏とも今は亡き宮迫千鶴さんの作品です。

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帯です。

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本の発行に携わってきた人たちの写真も収録されています。

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この本の初めのページに、日本語版発刊にあたってと、私の文章が出ています。その一部、途中までを再録しますね。

1.女から女へのメッセージ

 「からだ―私たち自身」の校閲は、私にとって楽しさと苦痛とが同居する作業でした。米国と日本の社会的相違はあっても、おそらく全世界の女たちがおかれている共通した状況―女の心とからだーの偏見や神話、そしてそれにもとづいた差別、などを、この本は見事に解き明かしてくれています。日常の診療の中で漫然として感じていたそれらが、決して女たち自身の責任ではなく、歴史的、社会的に作られたものであることを、私に示してくれました。それは、私にとって新鮮で楽しい作業でした。さらに、この本の著者たちの、やさしさと包容力。病む人たちへ、さらには、社会の中で差別され続けている貧しい人々や、有色人種、少数民族の人々などへの細やかな心使いのみならず、はっきりと差別の構図の解明と、差別者への糾弾をも行っています。それは医師としての私に、刃を突きつけるものでもありました。「お前は、これまで何をしてきたのか」と。

 診療の場で、常々私は「女は、自分のからだを知らない」「女は、がまんをし過ぎる」・・と感じ続けていました。例えば、性器に何か異常を覚えても、性器のどこがどうなっているのか、はっきり名称を使って訴えられる人は、大変少ないのです。例えば子宮筋腫からの過多月経によるひどい貧血でも、ふらふらになるまでがまんをし続け、やっと病院に来た時には、すっかり心臓まで悪くしている人が後を絶ちません。私は、「もっとからだを知ろうよ」「そんなにがまんをするのはよそうよ」と女たちに言ってきました。しかし、それらは、決して彼女たちの責任ではなく、そうせしめているもの・・・女性が自らの性器を見、さわり、知ろうとすることのタブー自分の健康よりも家族の日常生活の継続を優先させなければならないと考えさせられてきたもの、それらに立ち向かわなければ、どうしようもない、個々の女の力のみでは、とうてい解決しないことなのでした。

 この本の著者たちは、個人が知識を得、もっと自己主張することを教えてくれるのみならず、女たちのネットワーク作りを強く勧めています。悩む者同士語り合ってみれば、自分の抱えている問題が、決して一人の特殊な問題でなく、女たちが共通して持っているものだと気づき、それに立ち向かう勇気を与えてくれるだろうと。一人では困難でも、みんなの力と、励ましがあれば・・・。

 性器のコンプレックスや、性の悩み。これは、あらゆる年代の女たちに共通ではあっても、最も個人的で、語りにくいこと。自分はちっとも楽しくない性を、夫の性欲のためにのみ続けてきた高齢の女性たち、避妊の主張すらできないままに、彼に体を開いている若い女性たち。根底を流れているものは同じなのです。そのように女たちに教えて来たものは、一体何なのか。まさにそれらを、女たちは語り合わなければならないし、またその輪を拡げ、身近な女性たちや後輩たちに伝えて行かなければならないのだと本当にスッキリと教えてくれました。(以下略します)

 若い私が書いていること。今もちっとも変わらない。いえ、むしろ後退しているかもしれません。この本が出版されたのが1988年。この頃は、まだ性教育に希望を持って前向きに取り組んでいました。その後、日本で低用量ピルがやっとやっと認可されたのが、1999年。国連加盟189か国のうち、びりでした。そして、2003年間からの性教育バッシング。とてもつらい闘いでした。私は裁判までして闘ったのですが、今もまだバッシングは続いています。緊急避妊薬がやっと日本で認可されたのは、2011年。世界中のラスト6か国となってからでした。イラン、イラク、アフガン、ペルー、北朝鮮、日本。それも、他国ではほとんど無料か安い値段で投与され日本ではひどく高価に設定されました。子宮頸がん予防ワクチンが日本で認可されたのは、世界中の100か国めでした。アッという間に積極的勧奨が取りやめとなり、たちまち接種されなくなって、今や世界中で日本は子宮頸がんの多発国となってしまいました。性暴力の被害についての明治以来の刑法の問題も。

日本の女性行政はこんな貧しい状況にあるということは、ほとんど知られていません。それらも、宗教団体や、「日本の伝統的家族の形態を」という輩、夫婦別姓や非婚の出産に反対する人達に政治が動かされている証・・。

政治をしっかり見続けることがいかに大切か、と思うのです。女性行政は、森友、加計、桜、それらと同列にあるのですが・・。

これらを当日、私がちゃんと話ができるでしょうか。もう一回、これについて話したいと思います。

 

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「からだ・私たち自身」①

これまで迷っていたのですが。もう二週間後に迫っているので、お知らせします。産婦人科医の後輩の京都大学の池田裕美枝先生が頑張って企画され、大きな流れになっています。こんなイベントが行われます。池田先生のフェイスブックから。転載させていただきます。

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30数年前、1冊の本が刊行されました。 『からだ 私たち自身』(松香堂書店、1988年)

本書は、1984年に「ボストン女の健康の本集団」という女性グループがアメリカで刊行した“The New Our Bodies、Ourselves” の全訳で、さらに日本の情報も加えたA4変形版608ページにおよぶ大著です。今では、原著とその後の版は全世界で34言語に翻訳されています。

この度、この本が関係者のご厚意により無償でWANミニコミ図書館に収蔵されました。

内容は、私たちのからだの仕組み、性欲、セクシュアリティ、健康と病気、性暴力、生殖、妊娠・中絶・出産・更年期・・・・などなど、女性のからだのすべてにわたり、しかも当事者の声にもとづいた画期的なものでした。

女性のからだはいつも他者により眺められ、評価され、所有され、使用されてきました。性については触れず、知らされず、語る言葉も持ちあわせなかった女性にとって、この本は世界に風穴を開けるような快挙だったのです。

いままた若い女性たちが性暴力に立ち向かい、#Me Tooや、痛い靴を強要しないでと#Ku Too の活動を展開しています。

私たちはもしかしたら同じ問題に立ち向かっているのではないでしょうか。先行する世代の成果を後続する世代に手渡したい、二つの世代がここで出会って、共に学び合いたい。そう願ってこのブックトークは企画されました。

*『からだ私たち自身』はWANミニコミ図書館でどなたでも閲覧することができます。
https://wan.or.jp/dwan/dantai/detail/113
ブックトークご参加前にアクセスしてみてください。特に「序文」「日本語版発行に当たって」はぜひどうぞ。

日程:2022年1月23日(日)13:30~16:30
開催方法:ウェビナーによるWeb配信
参加費:1000円(WAN会員は無料・学生等は500円) 

◆プログラム  総合司会 竹内久美

第1部 『からだ・私たち自身』出版の頃 

基調講演 荻野美穂 (監訳者・70代)

パネルトーク 
 荻野美穂
 中西豊子 (WAN・初代理事長/出版者・80代)
 河野美代子(監修者・70代)
 上野千鶴子(WAN理事長/出版企画・翻訳ボランティアチームメンバー・70代)

第2部 読んでみました

 池田裕美枝 (京大医学部・産婦人科医・女性医療ネットワーク副理事長・40代)
 福田和子(なんでないのプロジェクト代表・20代)
 長田杏奈(ライター・40代)

第3部 現役女子大学生によるからだトーク 

 村松野乃佳・近藤夢乃・出水田京香(みらい女子プロジェクト・20代)

第4部 <討論>私たちはどこまで来て、どこへ向かうのか 

 コーディネーター:佐藤摩利子(国連人口基金東京事務所所長・50代)

問い合わせ karada220123@googlegroups.com

主催:認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN) 
共催:女性医療ネットワーク/京大SRHRライトユニット   
後援:国連人口基金東京事務所

明日以降、参加の申し込み方や私自身の思いなどについてお話させていただきますね。

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うれしい年賀状と不愉快な年賀状

今年もお年賀状をたくさん戴きました。ありがたく楽しく読ませて戴きました。

中でも、私のお世話で特別養子縁組をされたご家族の写真が入った年賀状が、ひときわ嬉しくて。みんなとてもかわいがって育てて頂いているのがよく分かります。大きい子のは除いて。でも少しぼかしを入れて。

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みんなこれからもすくすく育ちます様に。

とてもいやだったのは。例の河井夫妻から現金を受け取った議員の方たちからの年賀状です。どなたも自分の議会での実績をつらつらと書いてあります。でも、現金を受け取って法廷で証言された、そのことについては一言も触れてありません。ご心配おかけしましたとか、申し訳ないことでしたとか、そんなことが書いてあってもいいと思うのですが。そしたら、まあ大変でしたねとか、大丈夫ですかとかのお声をかけてもいいかもと思うのですが、こう見事に知らんぷりをされると、有権者をばかにしないでよ、と言いたくなります。

 特に年末年始にかけて中国新聞の「ばらまき」を読んで(これがむちゃくちゃ面白かったのです)その方たちが法廷でどんなことを言われたのか、つぶさに書いてあって(記者さんはこれらを手が腱鞘炎になるほど必死で聴き書きをしたそうです。そろそろ法廷にもパソコン持ち込んでもいいようにすればいいのに。びっしりと書いた何冊ものノートの写真も載っていました。)知ってますよ、あなたがどういう風にお金を受け取ってどう使ったのかを読みましたよ、もうみそぎは済んだと思ってたら、とんでもない、だってまだまだこの「ばらまき」は多くの人に読まれると思うので、とつぶやきましたよ。

本題からそれて恐縮ですが、この本の圧巻は、だれもが政党助成金から夫妻に1億5千万円が渡されていて、それがばらまきに使われたと思っていることを、明確に否定していること。ではその金は一体・・アッということを暴露しています。決して河井氏が法廷で言った「自分が貯めた金」ではないこと。どこから出たお金か、思わずうなりましたね。ネタばれになるのでこれ以上は言いませんが。

すみません。年賀状の話でした。年賀状からこれら本に書いてあることをまた思い出し、不愉快になりました、ということです。

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東京でびっくりしたこと三つ。

東京でびっくりしたこと。

その1.二日目の夜、晩ご飯を立川駅のそばの居酒屋に予約を入れていました。そこに行くべくホテルからみんなで歩いていて、この道を先に渡っておこうと。交差点で信号が変わるのを待っていました。その交差点の私達が待っている所の少し先に車が一台止まり、ハザードを点けて、中から荷物を持った男性が同じ信号を渡ろうと傍に来られました。その人は、私たちをじろじろ見ています。で、息子に向けて、「〇〇?」と。息子は、じっとその人の顔を見て「おおっ!!〇〇」と大きな声を出しました。ママも、「〇〇さん」と。その人は、息子と同じ高校と同じ大学の友人でした。25年くらい前までの。お互いマスクをしているし、暗い所でよくもまあ、分かったこと。というか、すごい偶然です。「どうして立川に?」「あのホテルに泊まってて」とか。短い間話が弾んでいました。お互い東京で暮らしているとはいえ、まあすごいこと!!感動しましたよ。

その2.居酒屋です。そこは、ネットでは料理も海鮮を中心に豊富で、口コミでは個室で子連れでもとても良かったと。で、そこに行くと「今お席をご用意いたします」と。待っていると「実は、当店は喫煙目的施設です。ですので、20才未満の方はお入りになることができません。」だそうです。「なになに?喫煙目的施設?」なんて初めて聞きました。「なら、そんなこと、予約の時にちゃんと言って下さい。他は予約していないのだから。」とは言っても、孫ちゃんが入れないのだから仕方がありません。お店の人は平身低頭でした。

仕方がないので、歩いてお店を探しました。びっくりしたねえ、喫煙目的だなんて。そんな方法が出来ていたのねえ。なかなかお店が見つからず、私が「この子は二十歳ですと言えばよかった!」と言ったら孫ちゃんに「ウソはいけません。」と言われてしまいました。

結局探して入ったお店は、なかなかよかっです。海の物もお肉も。写っていませんがお寿司も。早いし、安いし。ま、結果的には良かったけど。ということでした。

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その3.ホテルで。お昼ご飯に出かけて、目的のビザやさん。ホテルのすぐ前です。待ち時間が相当あって。みんなその間それぞれ時間つぶしをしました。娘と孫ちゃん後で行く「保護犬カフェ」の場所やお店の様子を確かめに。ママは、でっかいグリーンのお店に。息子はお店の順番を待ちながら、ポケモンかな?で、私はホテルにスマホのバッテリーを取りに帰ったのですね。ホテルの入口を入ろうとしたら、ホテルマンに停められました。手を消毒するようにと。ああ、で、消毒しました。そして、部屋へのエレベーターに向かって歩くと、その人が追いかけてきて、「見学でいらっしゃいますか?」と。「はい?」と聞き直すと、「当ホテルを見学されるのでしょうか?」ですって。で、私は「いいえ私は宿泊者です」と、カードキーを見せました。「失礼しました」といわれたのですが。おかしいなあ、私はきょろきょろしていた訳でもないし。まっすぐにエレベーターの方に歩いていて挙動不審でもないはずだし。バッグは高いものだし。どうしたのかな?

部屋に帰って、もしかして、と、鏡に自分を写してみました。見すぼらしかったのです。風が強くて髪がぼさぼさになっていました。娘がセンス悪いと言った靴下、それはそごうで買ってその時に初めて履いた靴下なのですが、色が合わないと娘にボロカスに言われていたのです。鏡に映すと、確かに。で、靴下は脱ぎました。髪はしっかりといて整えました。

後で子どもたちにそのことを言うと、娘は美容院に行って髪を切ってもらうようにと言いました。そして、「それにしても、ママがみすぼらしくても、見学ですか?はないよね。失礼な。高いお金を払って泊まっているのに。」と怒ります。このことちゃんとホテルの人に言った方がいいと。それはホテル従業員の教育になることだからと。うーん、どうしようかな?考えたけど、言わないままにしていました。チェックアウトの支払いの時、「いかがでしたでしょうか・ゆっくりたのしんで頂けましたか?と尋ねられたので、「はいおかげさまで。すごくよかっです。」と言って、その時に思い切って、「ただ一点。こんなことがありました。」とお伝えしておきました。「それは大変失礼いたしました。」と謝罪されたので、それでおしまいです。

びっくりしたこと以上三点でした。

今日から診療開始。さすがに忙しかったです。広島はまん延防止なのだそうです。患者さんも来にくくなるでしょうね。ワクチン三回目を早く打ちたいです。当院での三回目の接種の準備を整えました。でも私たち自身にうつのは、もう少し後です。


 

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立川のイケアに行きました。

昨夜広島に帰ってきました。久しぶりの子どもや孫たちとの生活を堪能して。素敵なホテルで富士山やプールも楽しんだし。そうそう、ホテル三日目の朝は早くに目が覚めて、ピンクの富士山を見ました。いる間いろいろな富士山が見えて、ラッキーでした。

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この日はチェックアウトの日。うれしいことにチェックアウト時間は12時なので、午前中も又プールへ。でも冷たい風で、プールに浸かっているには大丈夫なのですが、プールから外に出ると、さむっ!でした。真冬のプールも三日間思いっきり楽しめてよかったです。

チェックアウトの後は、私が帰るまでどうする?目の前の昭和記念公園に行く?多摩動物園?などといろいろでしたが、結局はホテルのそばのイケアに行きました。来た日などは、イケアに行く人の行列をみましたが、さすがに平日の五日ですので、人はとても少ないそうです。それでも、広島の人出に比べるとすごい人。イケアの大きいのには圧倒されました。歩き続けて足のだるいこと。いろいろと楽しいものを見ました。ほしいものもいっぱいありましたが、何しろ広島まで持って帰るのはちょっと・・で。もっぱら見るだけ。自分のために買ったのは、ヒット商品と言われる温度や湿度や時間が分かる小さな時計、ストックのためのジッパみたいなのだけです。肩が痛くて、寝るのに抱き枕が欲しくて丁度いいサメのぬいぐるみ兼抱き枕。買うかどうか最後まで迷いましたが、こんなのをもって新幹線に乗るのはちょっと・・で、結局買わずです。

イケアの肉団子とスモークサーモンがとても美味と、息子たち。大きなフードコートで昼食です。もちろん肉団子とスモークサーモンも。確かに美味でした。写真の下側のは、でっかいチキンレッグのから揚げ。切り分ける結構な量になりました。ドリンクバーは大人100円、子ども50円です。

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帰りは東京駅までみんなが送ってくれました。みんなで手分けして荷物を持ってくれました。私は楽ちん。久しぶりに会ったのだけれど、みんなが私をいたわってくれました。74才だからと。こちらは元気満々のつもりでも、危なっかしいのでしようね。

孫は、とてもよく本を読みます。出かける時には必ず本を一冊リュックに入れていて、ちょっでも時間があると直ぐに読み始めます。私が読んでいた「ばらまき」を見て、これは何について書いてある本なのかと尋ねました。私の答えに、「それってニュースでやってた?」と。うん、大ニュースだったからねえ。それを誰が書いたの?どんな所が面白いの?矢継ぎ早の質問です。自分で読みかけましたが、すぐに諦めました。漢字が難しいそうです。そういえば、漢字検定の問題集も持って来て、ホテルでもせっせとやっていました。「どうして私はこんなに読めないんだろう」と嘆きながら。まだ三年生だから仕方がないでしょう。と慰めました。大分上の学年のに取り組んでいるようです。後、英語検定も受けるのだそうです。ババばかですが、楽しみなことです。

今日テレビで、東京の大雪をやっていました。昨日の間に帰っていて良かったです。それとコロナの感染拡大。沖縄、ひどいですね。それと広島も。米軍基地でしょうね。だって広島市の本通りでは、マスクもしない外国人がぐるっと輪になって大声でしゃべっているのを何組も見ましたよ。日米地位協定、韓国と日本の違い、どうしてというほどです。政治の問題ですね。日本も、これくらいのこと、韓国なみにしろと、しっかり主張してもいいではないですか。

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明日、もう一回、この度の東京行きでびっくりしたことを書きますね。

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ソラノホテル2日目です。

立川ソラノホテル二日目。目覚めると、部屋から大きな雪に覆われた富士山が見えて、感激です。

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朝ごはん。自然の食材で健康になりそうな朝食です。

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おいしく戴き一休み後プールへ。思った通りどなたもいなくて、私たち家族だけです。広ーい景色の素晴らしいプールを一人(?)じめ。何と贅沢な。ぞんぶんに泳いだり逆立ちや足を上げてシンクロの真似をしたり。本当に楽しかったです。

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お昼ご飯はホテルの近くのピザ屋さんへ。とても多くて順番待ちです。これらをみんなでシェアして頂きました。

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最後のは、リンゴのキャラメリーゼのデザートピザです。どれもこれも絶品でした。

そこからはみんなそれぞれの行動に。娘と孫ちゃんは、保護犬カフェへ。息子たち夫妻もそれぞれどこかへ。私は部屋に戻って、ベットに寝転んでひたすら本を読みました。贅沢だなあ、ありがたいなあと思いながら。

4時50分ごろにはもう富士山に太陽が沈みました。そして夕焼け。左の上に細ーいお月様が。青からオレンジへのグラデーションが美しくて。

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部屋からは、昭和記念公園、立川自衛隊基地の滑走路が見えます。度々大きな軍用機が飛んでいます。

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これから夕食です。ホテルでいただこうかと思ったのですが、まだ正月メニューなので今一つピンと来なくて、立川駅のそばの居酒屋さんに行くことにしました。

テレビのニュースでコロナの感染者の拡大や地震などについて報じています。私は社会から離れて、のんびりしていて・・。明日には広島に帰ります。

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ソラノホテルでのんびりしています。

立川のソラノホテルに来ています。とても配慮の行き届いた素敵なホテルです。

ここは何といっても最上階にある温泉プール。60メートルもあり眼下に自然を見ながらゆっくりできます。ずっと向こうには、富士山。私達は夕方近くでしたので、富士山に太陽が沈み、夕焼けになるのをずっと見ながらの入浴でした。



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プールの全景はこんなの。

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まだ人が多かったので、孫ちゃんもあまり泳ぐことができませんでした。明日には多分人が減るでしょうからゆっくり泳ぎましょう。

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ロビーには、みかんが積んであって、自由に食べて下さいと。それに、フロントのそばのカフェでは無料でいろいろと飲めます。中でも、感激したのは、コーヒーや紅茶をお部屋までもって行きたいというと、魔法瓶に入れて持たせてくださいました。

お部屋の中です。娘は夕飯から合流でした。


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食後には、孫ちゃんとゲーム、ポーションエクスプロージョン。クリスマスにサンタさんが持って来てくれたのだそうです。それはなかなか難しくて、複雑で、頭脳を使わないといけません。やっぱり一番は孫ちゃんでした。


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とてものんびりしています。又、ご報告しますね。

 

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東京に来ています。

お正月二日目。杉並の息子の家に来ています。夫は来ないというので、一人できました。お昼前の新幹線に乗りました。臨時列車でしたが、指定席は満席でした。私は以前にグリーンで席をとっていたのですが、それでも、喫煙ルームの横しか席がないといわれ、それでもいいからと購入していました。昨年と全然違うと、JTBの方がおっしゃってました。確かに広島駅も東京駅もすごい人でした。今しかないということなのでしょうね。私がそうなのと同じように。新幹線の中は静かで、誰も話などはしていませんでした。


 私は、久しぶりに新幹線で東京まで行くのが楽しみで。その為に、レセプトや書類書き等いろいろを頑張って済ませました。

楽しみの一つは、関ヶ原のあたりで雪景色が見れるかな?というのと、富士山が見れるかな?と。私はあちこち行くけれど、昼に新幹線に乗れることはめったにないし、これまで何回かあってもお天気が悪くて富士山はほとんど見られませんでした。

で、こうでした。雪景色。

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真っ青な空と白のまぶしいような景色。これなら富士山もと期待しました。でも、どうして富士山に近づくと雲が出てくるのでしょう。

結局、こうです。これが精いっぱい。約30枚撮ってこれがベストかな?

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もう一つ。新幹線の中で見ようと、この二つのDVDを用意していました。とても楽しみにしていたのです。

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本も読もうと。これがまだ途中までしか読んでいないので、読み上げましょうと。

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ついDVDより先に読み始めたらこれが面白くってやめられなくなって。結局DVDは観ないままでした。帰りに見ましょう。お昼は、こんなパンのお弁当作って来て、食べました。

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息子の家では、息子とママと一緒に鴨肉とフォアグラのステーキ、サラダ、フランスパンなどを用意くれていました。久しぶりに孫ちゃんとも会えてうれしくて。おいしく戴きました。息子とは選挙の話などで盛り上がりました。東京8区、石原氏が落っこちて吉田晴美さんの当選のところです。維新が頑張って大分票を取られたでしょうと。次回は立憲と維新の闘いになるのではと言っていました。

明日は、立川のホテルに泊まります。近場です。息子一家と娘も一緒です。しばらくゆっくりします。

 

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明けましておめでとうございます。大失敗!!

2022

新年早々、大失敗。私こんな年賀状を出してしまいました。気づいたのは、400枚投函した後の祭り。ここに恥をさらしてお詫び申し上げます。と言っても多くの方はこんなブログは読まれないし・・。ああ、恥ずかしい。まあ、新しい年が開くのだから、これでもまんざら間違いではないやねと、夫と慰め合っています。作るのも印刷するのも私だけれど、夫の点検は受けております・・。彼は文章は読んだけれど、まさかここにこんな間違いがあるとは・・だそうです。それにしても。私は「あけましておめでとうございます」と一気に書いて転換したのだけれど、こんな漢字で出るかなあ。ああ、もう・・。

今年は、大分にも帰らず子どもたちも帰って来ないので、二人っきりで新年を迎えました。ゴトゴトとクリニックや部屋を片づけたり、ボチボチお節を作ったりしましたが、日ごろの生活と変わらず、なんかお正月という気がしません。

わが家のお雑煮とお節です。ハマグリが高いのにびっくりしました。夫は、何もしなくていいと強く言ったのですが、形だけでもと。ほんとうに形だけ。でも、お雑煮は私なりのこだわがあります。きちんとカツオで出汁を取ってハマグリの出汁といい具合になりました。ささみを忘れたので冷凍庫の鶏肉の皮をはいで、ささみみたいにしました。ゆずのいい香りのおいしいお雑煮になりました。


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今年は、1月2月3月と大きいイベントや講演が控えています。またおいおいご案内しますね。それに、7月は性教協の全国セミナーが広島で開催されます。国際会議場が取れて、バンザイ!!リモートと両方のハイブリッドで行います。その一週間後には「8.6ヒロシマ平和の夕べ」。この準備も着々と進んでおります。こちらもハイブリットです。診療では、新型コロナワクチンの第三回目が1月から始まりますし、やっと子宮頸がんワクチンの積極的勧奨が始まります。コロナ禍で落ち込んでいた患者さんも戻ってきました。特別養子縁組は現在三組が裁判所の決定を待っている所です。性被害ワンストップセンターも素晴らしい仲間たちの活躍で、深刻な被害にも総力で取り組むことができるようになりました。私は私の分野だけしっかり受け持てばいいのです。


まだしばらくのんびりできそうにありません。12月23日に受けたドッグも、いい結果が返ってきました。当面元気に過ごせるのではないかと思っています。


多くの皆様のお力のおかげです。感謝いたします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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