「ヘイトスピーチをなくすために」
昨日は、診療後この集会に参加しました。三時まで診療でしたので、少し遅刻ですが、師岡弁護士の講演パワポの原稿など丁寧な資料を配布して戴きましたので、よく分かりました。
師岡さんは、外国人人権法連絡会事務局長などで活躍されていますが、東京弁護士会の「人種差別撤廃モデル条例案」作成に尽力されたし、川崎市の「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」制定にも尽力されました。その川崎市は、条例の中に罰則も設けられています。
昨日は、師岡さんと共に、川崎市での条例制定に尽力された方(名前がよく聞き取れませんでしたごめんなさい)も会場に来られて話されました。この方のお話は胸を打ちました。条例を制定したということは、「差別を禁止し、差別は犯罪となる」ということを明言したこと。「差別されてきたあなたたちを放っておかないよ、行政があなたたちを守るよ」ということだと。いろいろな立場を超えて、「差別をゆるさない」という、この一点で全会一致で制定されたと。差別は回数や規模で評価されない。差別があるかないかだけなのだと。
そして、朝鮮の好きなことわざも教えて下さいました。「始まりは半分だ」と。始めたということは、「半分達成した」ということ。この会が結成されたということは、半分達成したので、広島市ももう半分頑張れば条例制定できると。がんばって下さいと。
チラシの裏にあった、なぜ広島に「反差別」条例が必要かという文章をアップします。これと似た文が広島市に「広島市差別のない人権尊重のまちづくり条例」制定を求めるアピールとして採択されました。
師岡さんの講演に続いて、広島での差別の現状をいろいろな立場の方が語って下さいました。広島朝鮮学校の校長は生徒に対するチョゴリの制服を切るなどの命にかかわるほどの差別について、障がい者の立場からは広島市の障害者差別について、外国人支援なさっている大学の先生からは、外国人技能実習生の現状と課題について、共生フォーラムひろしまの方からは、「NHKタイムライン」差別事件について、同じく共生フォーラムひろしまの方からは「ネット上の部落差別」について等々。広島にも沢山の差別が横行しています。
昨日結成された「広島市差別のない人権尊重のまちづくり条例」制定を求めるネットワークは、昨日の時点で30団体、それに20数名の個人の方が参加していると。私たち、「性教協広島サークル」もこれに団体として加盟しています。ささやかながら、この条例制定に尽力したいと思います。
今日の午後からは、これに参加します。8.6ヒロシマ平和の夕べでも講演して頂いた、永田浩三さんの久々の講演を聞きに行きます。
あの、石原伸晃氏を破った東京8区の野党統一候補勝利の報告です。きっと学ぶことは多いと思います。
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