永田浩三さんの「野党共闘勝利の方程式」①
少し遅くなりましたが、5日日曜日のご報告を。弁護士会館で武蔵大学教授永田浩三さんの講演「野党共闘勝利の方程式」を聴きに行きました。主催は「子どもたちに未来を拓く広島2区市民連合集会」。永田さんは、元NHKプロデューサーであり、「政治をかえる8区の会呼びかけ人共同代表」のお一人です。8.6ヒロシマ平和の夕べで平和講演をしていただいたこもあります。
東京8区。連続10回当選のあの石原伸晃氏を破って、立憲民主党の吉田晴美さんが当選した所。そこでどんな闘いが繰り広げられ、午後8時、投票箱が締め切られたとたんに吉田さんに当選確実が出るという圧倒的な強さで勝利したのか、それを語って戴きました。
そもそも杉並という地は、区議会の勢力図など見ても、実は保守的な所と永田さんは言われました。それでも、私たちにとっては、1954年のビキニ環礁における米国の水爆実験で第五福竜丸などが被爆、久保山愛吉さんが亡くなり、マグロから放射能が検出された、その後、いち早く杉並のお母さんたちを中心に「水爆禁止署名運動」が立ち上がったこと。それが今に至る核兵器禁止の運動に繋がって行った所、すなわち住民運動が根付いている所という印象があります。
具体的な運動についてとても楽しく、うなるような数々の実践を語って頂いたのですが、その前に安倍・菅政権の9年を振り返られました。
もう知られているように、アベノマスク、森友・加計問題、桜を見る会。今年の8月6日の広島での菅首相の挨拶読み飛ばし、9日には長崎で読み飛ばさなかったことがニュースになったこと。桜については、NHK大阪で作成された、Eテレでの「バリバラ桜を見る会」について話されました。これは、私も見ましたが力作でした。「バリアフリーと多様性の宴」として様々な社会を動かし始めた、当事者の方たちがゲストでした。性暴力被害者として声上げた伊藤詩織さん、「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例成立」に尽力した在日コリアン3世の崔江以子さん(先日の広島での条例制定を求めるネットワーク結成集会に来て下さったのは、私、名前が聞き取れなかったと書いていますがこの崔さんでした)、強制された不妊手術で子どもを産めない体にされたことで国の責任を訴えている小林喜美子・寶二さん夫妻など。この番組については、官邸が再放送を中止させたと。しかし、人々の中にはそれを録画し、ユーチューブで流す人もいるので、見てみて下さいということでした。
私は、ニコニコ動画で再度見ました。やはりとても優れた番組でした。その静止画ですが。
ぜひ皆さん見て下さい。「バリバラ、桜を見る会」で検索できます。
又、永田さんはこんなのが開かれるとポスター見せて下さって爆笑でした。風が強い日でしたが、無事に開かれたのでしょうか。
このほかメディアへの介入についても、クローズアップ現代や、様々なニュースキャスターの交代、かんぽ生命保険不正販売の番組などへの、数々の圧力などを具体的にお話下さいました。本当にこの9年間でとんでもない国にもっていかれているということを痛感しました。
そして、そのような背景での東京8区のお話です。永田さんたち中心にした市民連合として、選挙選に入るまで様々な取り組みをされたこと。市民連合としての原則というか、項目です。いいですねえ。憲法、原発、格差、ジェンダー、モリ・カケ・桜学術会議など全てが盛り込まれています。この原則の元で様々な実践がされました。

秘密保護法、憲法勉強会、丸木位里、俊「原爆の図・署名と焼津」を見に行く、辺野古に吉田晴美さん連れて行く。教育問題の寺脇研さん、前川喜平さんを吉田さんに繋ぐ、貧困問題の宇都宮健児弁護士とつなぐ・・などなど。
この調子で行くと長くなりそうですが、どうぞお付き合いくださいませ。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

| 固定リンク
コメント