「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の平和講演は田井中雅人さん
8月6日まで後二日。「8.6ヒロシマ平和の夕べ」は、予定通り行います。新型コロナがますます猛威を振るい、首相を初め政府、行政は何ら有効な対策も取らず、多くの国民が右往左往せざる得ない状況が展開されています。首都、東京では、一方でオリンピックを強行し、一方で大量の感染者が中等度でも入院せず自宅で待機せよと、まさに医療崩壊だという暴論を首相自らが宣言しました。
こんな中での8月6日。最後まで悩み悩み、やっぱりこんな状況だからこそ、開催しようと思います。大きな川に面し、7階で風通しの良い広い会場では人数制限をし、定員の三分の一で。その分、ZOOMで全国配信をします。
当日の会場に来る希望の方は、すぐに定員をオーバーし、お断りせざる得ない状況で、申し訳ないことになりました。たくさんのZOOMの申し込みも頂いています。考えようによっては、このヒロシマの地から全世界にメッセージを配信できるのも、一つの副効用かもしれません。
そして何より、例年以上の方々の賛同を戴きました。ZOOMの設定のために費用がかさみ、当日の人数制限によって、入場料も例年の半分という状況で、皆様がお送りくださった賛同金で今年もこの会を開けくことが出来ます。本当にありがとうございます。
さて、これまでご案内していませんでした、今年の平和講演です。
今年は朝日新聞記者の田井中雅人様に「核の時代終わらせるために」とのタイトルでお願いいたしました。核兵器禁止条約が発効された今年具体的に核廃絶のために何が必要なのか、どうすればこの難題をかなえることができるのか、まさにそれにふさわしい方にお話し頂けます。
この写真はネットからかってに戴きました。
田井中さんは沢山の著書があります。私はこの度のお願いするにあたって、これを購入して読みました。
この本の裏表紙に書かれている「この本の内容」から。
「核兵器禁止条約が国連で採択され、核時代の転換点が訪れる。しかし、日本は唯一の被爆国でありながら不参加を表明。なぜ、独自の立場を貫くことができないのか。最前線で取材してきた著者が新聞には書けなかった核をめぐる日米外交の舞台裏・秘話に触れながら、日本の進むべき道を提議する。」
世界を飛びまわって取材を重ねられた田井中さんのこれまでの集大成でしょうか。いえ、まだお若い田井中さんにそう言っては失礼かもしれません。四苦八苦しながら読んだこの本には知らなかったことが満載でした。たとえば「原爆の使用にトルーマンは後悔していた」とか、「日本の降伏に原爆は必要だったのか」との考察。そして、たくさんのエピソード上げ、本気で核廃絶への道筋を提起しています。
「核兵器禁止条約は見えにくかった「核は悪」「核は毒」という事実を突きつけ、核兵器禁止を迫っている。「核の語られ方の戦い」に勝ち、条約が実行性を持つかどうかは、米国と緊密な関係にある「核の傘」依存国、とりわけ日本の世論がどれだけ盛り上がり、政治家たちを覚醒させるかどうかにかかっているといえよう。」
きっと8月6日の「平和の夕べ」では、さらにこれらの道を分かりやすく提示して下さるでしょう。皆様ぜひ注目してくださいませ。田井中さんのお話を聴いて、共に私達のすべきこと考え実行しましょう。
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