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中川前市長のエピソードが楽しくて。

先週の木曜日、宝塚の中学校で講演した時、話すのは午前中で、それに間に合わせるために朝早く出発するのもしんどいので、前夜に行き、一泊しました。泊めてもらったのは友人の中川智子さんのうち。はい、前宝塚市長です。現職の時にはそんなことはできないけれど、今は、辞職してのんびりの毎日と言われたので。夜10時ころに到着して、積る話をしました。

彼女の数々のエピソードは、本当に楽しい。手作りの梅酒を戴きながら、時には笑い転げながら、ずっとおしゃべりをしました。12年間大変な毎日だったことでしょうが。楽しいだけでなく、つらいこと、厳しいことも。大切な方を心を鬼にして更迭しなければならなかったことも。そうね、一首長ですもの。いいことばかりではないよね。よくこんな重責を長い間勤め上げたことと思いました。

それからオリンピックのこと。文春には自治体の負担が116億円と書いてありましたが、聖火リレーにこんなに経済的負担を強いていることも知りませんでした。

しかし、何と言っても、一番の楽しいエピソードはこうでした。宝塚では毎年図書館が講演会を企画していると。一昨年五木寛之さんの講演を企画したら、350人定員の所3500人程の応募があったと。抽選確率が10倍。それで当日、市長が挨拶しなければならないと。私は、彼女の挨拶を何度か聞いたことがありますが、すべてオリジナルで、必ず何らかのエピソードが入って、型通りでないうんちくのある話なのです。五木さんの話の前の挨拶どうしようかとずっと考えていたと。そして。

「ここに来られた方は、本好きで、きっと私が話すことよりも皆さんよく五木さんのことを知っていらっしゃることでしょう。だから、私は、下手に話すのでなく、歌を歌います」と。言ったのだそう。「青春の門」の中の織江の歌。貧しい炭鉱から小倉のキャバレーに働きに行く前夜の織江の、幼な馴染、信介に呼び掛ける悲しい歌。これは、五木さんの作詞、山崎ハコの作曲・歌。

それを中川が満員の聴衆、そして作詞者でもある五木寛之氏前で歌うと。「では歌います」というと、会場はシーンとして。アカペラで切々と歌ったのだと。終わる万来の拍手だったと。

これは、山崎ハコさんのユーチューブの歌です。

https://www.youtube.com/watch?v=ee_Gz2kHa-8


そして五木さんの講演。「私は何度も講演してきましたが、私の紹介の挨拶で、歌を歌われたのは初めてです。びっくりしました。」と言われたのだそう。うわあ、あの五木寛之さんの前でよくうたったねえ、と私は感歎したものです。まさに彼女でないとできない快挙だと思いました。彼女が歌ってくれました。それは上手で、切々と。聞いていて泣きそうになりましたよ。

それから、彼女が引退宣言した後の市長選のことも、県知事選のことも。維新が大変ようです。その苦労をしっかり聴きました。

夜遅くまで話をして、2時過ぎに寝たのですが、それから程なくすさまじい雨と雷で目覚めました。目を瞑っていてもピカッと光るし地が割れるような音。しばらく眠れませんでした。(翌日、雷の影響で、JRはストップしていたりダイヤがめちゃくちゃで、本当に前夜から来ていて良かったと思いました。)

 翌日、中川に「現役の時、あんな豪雨だったら、市長は寝て居られなかったでしょう」というと、本当に。山が崩れないか川は大丈夫か、ずっと市役所に詰めっきりだったと。今は、楽になったと。

本当にそうですね。重責から解放されてしばらくゆっくりされます様に。

翌日、講演が済んで、一旦中川の家に帰り、そこからランチに連れて行ってもらいました。素敵な民家のレストランです。

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かわいく、おいしいお料理を戴きながら又ひとしきり話しました。積る話、いつまでたっても尽きません。また、いつかゆっくり夜通し話をしたいねと思いました。前菜とサラダだけアップしますね。

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シェフとお連れ合いのお二人でしていらっしゃるようです。本当にごちそう様でした。ありがとうございました。それから、中川さんに楽しい時間を感謝感謝です。


 


 


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コメント

被爆76年ですね、願平和 点滴穿石。
ハコさん、筑紫哲也さんと同郷なんですよ。大分県日田市出身です。8・6現地参加、申し込みました。友人2名も一緒に参加します。共に頑張りましょう!

投稿: 若松っ子 | 2021年7月19日 (月) 18時32分

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