« 「黒い雨訴訟」高東征二さん。 | トップページ | 黒い雨控訴審も原告勝利!! »

ある企業の職域接種でした。

昨日、7月1日の日曜日は、ある企業の職域接種のお手伝いに行きました。職域接種は1000人の接種受ける人を集めて申請するのですが、医師や看護師は自力で工面しなければならず、また、ワクチン以外の薬物や医療機器も自力で集めなければなりません。もしもの事があった時のものを手配しないと。大きな企業で医務室のある所なら優しいのでしょうが。

社長さんが困っていらっしゃると、ある人から頼まれて、予診する医師だと軽く考えてて受けたのですが、その医療機器や医薬品の手配も当方がとなってびっくり。でも、一旦受けたのですから、仕方ありません。必死で手配をしました。医薬品は当方が接種しているので緊急の事態に備えての物は用意しています。それらをお分けすればいいのですが、問題は医療機器です。

酸素ボンベもふくめて酸素吸入一式、人工呼吸器、血圧計、パルスオキシメーター、AED、点滴台、舌圧子・・・。ふつうに医療器械のお店に頼んだのでは間に合わないので、アマゾンや楽天やヤフーを駆使して、ほとんどがネット購入です。次々とクリニックに送られて来て、かつかつ間に合いました。小物では、アルコール綿やアルコールアレルギーの人用のヒビテン液や点滴セットや三方活栓やいろいろな注射器、針等々当院のナースがとてもよく働いてくれました。

 あらかじめ木曜日に会社に行って、シュミレーションすると共に、それらの緊急時の医薬品や機器を並べ、緊急時に備えました。と共にワクチンを冷蔵庫から出し、バイアルから注射器に詰める所、接種する所、接種後に15分あるいは30分待つ所、具合が悪い人が寝るベット等などを作り整えて。

そして、今日です。午前9時に行き、10時から開始。次々と接種希望の方が来られます。後は粛々と淡々と進みました。医師は私一人です。ずっと問診をし、接種可能、15分待機、30分待機、この人は寝て接種など見分け指示します。接種医として何度もの講を習受け、実際クリニックで多くの人の接種をしている、その延長みたいなものです。接種は2レーンで。二人のナースが交代で打ちます。他の二人がバイアルから注射器へ詰める仕事。そして一人が接種後の方を見守る仕事。他に多くの方が受付や指示や点検で働きます。


2_20210712004601 1_20210712004601 3_20210712004601

お昼の一時間の休憩を挟んで、午後4時まで。計150人。滞りなく終了しました。何にも緊急のことはなく。

日ごろ私のクリニックではあまり診ない老若男性たちとの会話、楽しかったです。子連れのご夫婦。赤ちゃんは、皆さん男性が抱っこしていました。抱っこひもで赤ちゃんを胸に抱いた男性たち、時代は着実に変わってきているなあと思いました。

 私はこの後4回行くことにしています。私が行かない日は他のドクターが行かれます。1000人の方たちに2回の接種、社長さんの願いと尽力が実を結びそうです。

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

|

« 「黒い雨訴訟」高東征二さん。 | トップページ | 黒い雨控訴審も原告勝利!! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「黒い雨訴訟」高東征二さん。 | トップページ | 黒い雨控訴審も原告勝利!! »