那須正幹さんのご冥福をお祈りいたします。
悲しい報せが来ました。那須正幹さん。突然の訃報でした。まだ79才です。那須さんにはいろいろとお世話になりました。何よりも、2016年「8.6ヒロシマ平和の夕べ」にきて「平和講演」をして戴きました。
「ずっこけ三人組」の那須さんと言われます。もちろん全50巻に渡るずっこけシリーズが那須さんの代表作でありますが、それでも、私たちにとっては、「絵で読む広島の原爆」が何よりなのです。この年の平和の夕べのチラシには、「広島の原爆」を大きくのさせていただきました。
「広島の原爆」には被爆の前の広島、後の広島が克明に描かれています。
ほんの一部ですが。
後ろには克明に年表が描かれています。それは、国際紛争・核を巡る問題(世界)・世界の核実験回数・世界の核弾頭数(推定)・日本の核政策など・国連の動き・平和・反核の運動・被爆を語り継ぐ行動・広島の出来事などについて、詳細に6ページにわたって。
これもほんの一部ですが。こんな風に。
絵の西村繁男さんと共に、どれだけの労力だっただろうかと思います。広島から離れてお隣の山口県に住むようになって、ことさら子どもたち、孫たちに原爆を語り次いで置かなければという思いだったと。この後も、原爆に関しての著書を何冊も書かれました。
まさかこんなに早くお亡くなりになると思わなかったのですが。つい先日、二区から衆議院議員に立候補する予定の大井赤亥さんと高校の同窓であることから、パンフに推薦の言葉を頂けないかとお願いしました。ずっこけ三人組のモデルの一人であり友人の浅井真理子さんを通してなのですが、心よく承知していただき、即座に言葉を寄せて下さいました。近い内に那須さんお呼びして会をしたいねと言ってたのですが。
那須さん本当にありがとうございました。急にお亡くなりになったことは、ほんとうに残念です。きっと那須さんご本人もこの世界がどうなるのか、少なくとも今度の選挙がどうなるのかも見届けることもできなくって、さぞ残念なことでしょう。
が、でも那須さんは沢山の本を残して下さいました。これらはいつまでも残り続けることでしょう。
そして、改めて思うのです。語って下さる被爆者の方々が次々と亡くなってしまうということを。今、語っていただけるうちに、少しでも多くの方たちのお話を聴いておきたいと。那須さんにおいでいたたいてお話を聴けて本当に良かったと。会に来て話して下さったことを深く感謝いたします。
心からご冥福をお祈りいたします。
なお、那須さんのお話ももちろん含んだこの年、2016年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のDVDを今年の平和の夕べの会場で希望の方にお分けいたしますね。
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