« 2021年6月 | トップページ | 2021年8月 »

「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の予行演習を行いました。

一昨日木曜日、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の会場で、予行演習行いました。例年と違って今年は、ハイブリッド方式。リアルに来て頂く方と同時にZOOMで全国配信をいたします。ZOOMでは失敗することがよくあるというので、会場から実際にいろいろと試してみないと、不安。

ZOOM配信には、プロである「伊方原発広島裁判」からお二人に来て戴きました。広い会場今年は180人定員の会場でスタッフも入れて60人限定で、三人掛け一つの机にお一人に座っていただきます。この倍の大きさの部屋です。(ここでは二人がけにしてありますが、三人がけの机です。)


Img_3729

ビデオカメラやパソコン数台を駆使して、配信します。

Img_3730

試しに、すでに送っていただいているビデオやパワーポイントの視聴もしました。私は司会もするので、先行視聴出来るのは、役徳ですね。とどなたのも感動の連続でした。

福島の伊東さんからは、「二度と広島・長崎・福島繰り返さない」と、福島での闘いの10年を語って戴きます。


Photo_20210731084601

今年の平和講演の田井中雅人さんのスライドです。初めの一枚だけですみません。田井中さんには遠方から会場まで来て戴いてお話していただきます。

Photo_20210731084502

それから今年は、被爆地出身の学生さんたちの「カクワカ広島~核政策を知りたい広島若者有権者の会」からアピールをして戴きます。彼らから送られてきたスライドです。

Photo_20210731084501

昨年の福島からの鴨下さんに続いての若い人の登場です。

それから、今年のビッグニュース、何よりほっと安堵し、これまでの原告の方々の76年間の苦闘に想いを馳せる「黒い雨の原告団」、高東征二さんには、会場まで来て戴いてお話し頂きます。福島の被曝者の方々に繋がる内部被曝についても意味のある、大切な勝訴です。


Photo_20210731152501

それから、沖縄からもとても感動的なメッセージを頂きました。当日、披露いたします。

予行演習もしっかりできて、当日を迎えるだけになっています。皆様、どうぞ貴重なお話満載の今年の平和の夕べにたくさん参加して下さいます様に。もう会場での参加は締め切っておりますが、ZOOMでの参加をお待ちしています。

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

広島ブログ

| | コメント (0)

当院での新型コロナワクチンについて。

新型コロナのワクチン接種、当院でも順調に進めているのですが。診療しながら接種していますので、一日12人が限度です。ファイザー社のワクチンは1バイアルが6人分です。緊急にキャンセルの方もありましたが、その時には、もっと後に予約をしている方で、無理がお願いできそうな方にお電話して、緊急に来て頂いています。ワクチンを溶かして、注射につめてからも時間の制限がありますので、来て戴くのにもかなり無理をお願いすることになります。ここまで、二か月余り、一人分も無駄にすることなく、きっちりと接種してきました。

 初めは医療者、ご近所の医療機関や薬局の方などに接種しました。それぞれのご希望を聞きながら、スケジュール表に埋めていき、余った所にクリニックのスタッフ入れて丁度6人分×バイアル数ずつになるようにして。その後が高齢者の方、それも初めは80才以上それから75才以上、そして65才以上それに基礎疾患のある方などの優先接種の方たちと、細かく分けての予約を取るようにとの広島市の指示でした。

 そして、今月いっぱいで優先接種が終わり、いよいよ64歳までの、一般の方たちーの接種ができるようになります。所が、広島市は一般の方は7月31日から予約を取るようにとの指示です。でも、そのことが、市民の方たちに伝わっていません。

「コロナのワクチンの予約をお願いします。」という電話がひっきりなしにかかります。「優先接種の方でしょうか?」「そうでない方は31日からの予約の受付になります」と、一体何百人の方にお話したでしょうか。だって広島市が配布した説明書がとても分かりにくくて。待っていたクーポンがやっと届いて、それっと電話なさるのも無理はあれません。中には、「クーポンが来たのだから優先接種なのでしょ?」とか、「どうしてなのですか」と怒る方もいらっしゃるし、中には「もういいです!!」と電話を切られる方も。

 それから、当院は優先接種の方の予約だけで、もう8月のほぼ終わりまで埋まってしまっています。それを言うと、皆さんがっかりされますので、「広島市の集団接種の方がきっと早く打てると思います。そちらに電話をしてみて下さい。でも、市の集団接種も7月31日からの受付になります。」とお教えします。こんなのが何十回も続くと、まるで私は広島市の職員になったようです。

 ところが、昨日、「テレビでやってました。受付が31日から24日になったと。他のドクターたちはどんどん予約を受け入れていらっしゃいますよ。」と。びっくりして広島市に問い合わせました。そしたら、集団接種の二か所だけ前倒しで24日からの受付にしています。医療機関ではこれまで通り31日からの受付にしてください。」とのことでした。何と。24日からにするのだったらそういう通達があってもいいのですが、なんにもありませんし。広島市に代わって私達は市民の方にお教えしているのですから、何かあってもいいでしょうに。

 私だって、どんどん受付をして上げたいですよ。早く打ってあげたいです。まあね、市の職員の方がかなり大変でバタバタしているのも分かります。そもそも広島市は高齢者の接種を完了するのが10月と言っていたのですもの。それを総理大臣が7月までに終えるようにと言って、どこかから強烈にプッシュがあって、市長が7月までに終えるようにとごり押ししていると。

31日になると、私達は「優先接種の方ですか?」ときかなくてもすみますので、大分手間が省けます。それでも、市の集団接種の方が早いと思いますよ。とは言わなければならないでしょうね。接種希望する方が多いのはとてもいいことなので。出来るだけ協力したいと思います。東京を初め、全国で猛烈に感染者が増えています。早くワクチンを打った人が増えて、集団としてウィルスを閉じ込めることしか手がないように思いますので。

今年も「国境のない花たち展」が開かれます。実行委員長はいつも私のクリニックに素敵な花を活けて下さる青野さんです。

2_20210729155401




 


『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。



広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

広島ブログ

| | コメント (0)

新型コロナワクチンについて③

昨日に続いて、私が尊敬申し上げる宮坂昌之先生のフェイスブックからの転載です。






テレビのワイドショーでは、変異株に対して新型コロナワクチンがあまり効かないのではないかというような根拠の薄い悲観話がしばしば流されていますが、一方で、私はかねてから、免疫学的に考えれば、新型コロナワクチンが変異株に対してもそれなりの効果を示すはずで、そのためには2回接種が大事であるはず、ということを言ってきました。

 New England Journal of Medicineの7月21日号オンライン版に、まさにこれを示す結果がイギリスの研究グループから報告されています。

 それによると、ファイザーワクチンあるいはアストラゼネカワクチンを1回接種しただけだと発症予防効果が英国(アルファ)変異株では48.7%、インド(デルタ)変異株では30.7%となり、インド株に対してはワクチンの効果が下がっていることがわかります。

 しかし、2回接種の場合では大きく状況が変わり、発症予防効果がぐんと上昇します。具体的には、ファイザーワクチンの有効率はアルファ株で93.7%、デルタ株で88.0%、アストラゼネカワクチンの有効率はアルファ株で74.5%、デルタ株で67.0%でした。

 つまり、ファイザーワクチン2回接種ではデルタ株に対する発症予防効果がかなり良く保たれていました。アストラゼネカワクチンはファイザーワクチンよりは発症予防効果が低めですが、デルタ株にも効いています。それから、最近出ている別の論文ではファイザー、アストラゼネカともにデルタ株に対しても効率的に重症化抑制をしていることが報告されています。つまり、2回接種により、かかりにくくなっているだけでなく、万が一感染しても重症化が効果的に抑えられています。

 以上、デルタ株に対抗するためにはワクチンの1回接種では不十分ですが、2回接種をすればそれなりの効果が得られることが明らかになりました。テレビのワイドショーが言っていることはあまり信用しないほうがいいですね。

もう一つこれは今日の先生のフェイスブックからです。





世界各国で同様の状況が起きています。オーストラリアのガーディアン紙がイギリスの状況を報じています(イギリスではデルタ株が猛威をふるっています)。イギリスで新型コロナでICUに入って来る人のほとんどがワクチン未接種者であり(これはアメリカとまったく同じ状況)、重症化してしまってから「しまった、ワクチン接種を受けておけばよかった」と言っているとのことです。でも、それは残念ながら、too lateですよね。

 ワクチンはゼロリスクではありませんが、感染を防ぐ、特に重症化を未然に防ぐという点では大きなメリットがあります。しかし、かかってしまってからではワクチンは効きません。

 それからいくら死者が少ない日本であっても、デルタ株に対しては40代、50代でも中等症、重症患者がどんどん増えてきています。「単なる風邪」かどうかは、日本の大都市の状況を見てから判断してください。

以下、そのオーストラリアのガーディアン紙のコピーです。英語ですが。

https://www.theguardian.com/world/2021/jul/26/covid-patients-tell-of-regrets-over-refusing-jab-vaccine-intensive-care?CMP=soc_567&utm_medium=Social&utm_source=Facebook&fbclid=IwAR0e7C7l22LysMeapyWbexh_0DGXdNaKzLdQLk74m08gUNK02pXai4PNJzI#Echobox=1627338038

たくさん引用転載させて頂いた宮坂先生に深く感謝申し上げます。明日もう一度当院でのワクチン接種の現状についてお話して終えますね。

ベランダのハイビスカス、アマゾンで買ったのが、なかなか花を付けませんでした。毎月曜に肥料を上げ、夏になってからは日に二回お水を上げて、大切に育ててきました。昨日、いよいよ一度に二つも花が咲きました。手のひらほどの大きな花です。今朝、それが四つになっていました。これは一日でなく三日も咲いたままでいてくれるというありがたい種です。まだたくさんのつぼみがついていますので当分楽しめそうです。

Photo_20210728001101 2_20210728001101





『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

 

| | コメント (0)

新型コロナワクチンについて②

昨日の続きです。宮坂昌之先生のフェイスブックをブログに転載させてほしいとお願いしました。とても説得力のあるお話なのです。先生からは即座に了解を戴きました。大阪大学の名誉教授でいらっしゃいます。新型コロナについて様々な情報を発信して下さっています。以下、転載です。




きょう私の知り合いから、彼の娘さんがワクチンを打たないと言っていてどうしたものかと思っているという話がありました。聞いてみると、今のワクチンの開発期間はわずか1年程度なので、3年や5年先の副作用はわからないと言っているとのこと。

 まったく違いますよ。mRNAワクチンは10年以上も前から開発が始まり、これまでにマウス、ラット、サルなどで動物実験がなされ、多くの動物種で安全性が確認されています。いずれの場合にも、卵巣炎などは起きておらず、対照群と比べて不妊、流産などは増えていません。RNAが遺伝子として取り込まれて体内に残っていることもありません。

 どうもmRNAワクチンについては、あまりに誤解が激しいようなので、その開発の経緯を簡単に説明すると、次のとおりです。

 ドイツのビオンテックのグループは、10年来彼らが開発してきたmRNAワクチンががんワクチンとして使えそうだということから、市場に出そうとしていました。そこに、新型コロナが勃発したのです。そこで、ビオンテックはファイザーと共同して、それまでに開発してきた技術の粋をすべてCOVIDワクチンの開発に注ぎ込んだのです。その結果できたのが現在のmRNAワクチンです。決して1年で開発したものではなく、10年以上開発が進められてきたものです。安全性のわからないもので人体実験をしているのではありませんよ。

 それから、もう一つ誤解があるようです。それは、現在まだ臨床試験中のものを人に使って人体実験をしているのではという噂についてです。

 mRNAワクチンは、現在も第三相試験が継続され、第四相試験(製造販売後臨床試験)も始まっています。しかし、これはすべての医薬品で同様です。第三相試験の結果で認可を受けても、さらなる安全性確認のために第三相試験が継続されるとともに新たに第四相試験が開始されます。決してワクチンだけで性急なことをしているのではなく、すべての医薬品で同じプロセスをとられるのです。

 最後にもう一つ。「ワクチンは劇薬なので危ない」という近藤誠医師の言い分についてです。コーヒー中のカフェインも劇薬であることをご存じですか?量が多すぎると毒性、劇性を示すのが劇薬ですが、一方、適当量を使うとしかるべき効果を発揮するので、医薬品としてしばしば用いられるのです。ワクチン接種後の解熱剤として使われるカロナールだって劇薬ですよ。劇薬だから打ってはいけないとは噴飯物。とんでもない間違いです。

 写真はアメリカでもっとも有名な病院の一つクリーブランドクリニックとメイヨークリニックがワクチンは安全であることをキャンペーンしている記事からとったものです。「ワクチンは命を救う;今こそ打ってください」というメッセージです。ただし、打つ、打たないは個人の選択で構いません。

以下は英文ですが。

2_20210726221101

https://newsroom.clevelandclinic.org/2021/04/20/leading-us-hospitals-team-up-to-promote-covid-19-vaccination/?fbclid=IwAR1wwWtRjOAjuYX3ITgm02Lsqzj5dqVCvWH8W2Mie49VtB8IwVX9_oCq7Xo

転載は以上です。

なお、宮坂先生がコメントのやり取りの中でよく読むようにと言われている、厚生労働省からの臨床試験についての文章です。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0082.html?fbclid=IwAR02XucTfKYaQMev3SBcrdjcPSO8xF4Oqigge4sojHiihV9nqZ9SmgG-N-U

また、「新型コロナは風邪?」と言っている人への説明がここに丁寧に語られています。宮坂先生の素敵な写真も載っていますので、ぜひ覗いてみて下さいませ。

https://medicalnote.jp/nj_articles/210715-001-RT?fbclid=IwAR0VHf3xAUS8YAhegniSkIBQeoFRB32vW4QHG7fDw6iMdUWL-qk1cGy5iGw

この中にはこのような表も出ています。若い人が自分は風邪と同じだからと言っても、自分がお年の方にうつしてしまうかもしれない、そうするとうつされたお年寄りはこんなに重症化率は高いし、死亡率もインフルエンザに比べて数十倍も死亡率が高い、そういう責任があるということを知ってほしいのです。

3_20210726223101

今日のブログは、すべて宮坂先生のおんぶに抱っこで申し訳ないのですが、でも、心から尊敬申し上げる先生で。先生からの情報を多くの方に知って頂きたくて、こんなブログにしました。明日も、「ワクチンをうった人でも、新型コロナに感染している」ということについて宮坂先生からの情報をお伝えしたいと思います。

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

新型コロナワクチンについて。①

新型コロナワクチンについて、あまりにデマが飛び交っている状況を憂えています。

 中でも、「ワクチンを打った人が何人死んだ」というものがあります。ちょっと待って。これは、「ワクチン打った人の中の死者が何人」ということであって、「ワクチンが原因で死んだ」というわけではありません。

例えば厚生労働省の発表で「日本の一日」というのがあります。

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/16-3/dl/02.pdf

これによると、日本で一日に亡くなる方は3535人。日本の人口は1億2000万人です。

こんな数を出す方もあります。

今年の7月6日現在、接種数約3億3100万回分。内亡くなった方が9048だと。

これは接種3億3100万回分の内の数です。亡くなった理由はがんの人も、溺死の人も交通事故の人もいるでしょう。日本の人口の内の一日で亡くなる人の数の方が少し多いくらいです。

ちなみに日本の一日の内、入院している人は131万8800人。コロナのワクチンを打った3億3100万回分の内、入院は26818人。流産が985というのもありますが、これは、何人が妊娠していたかというような母数がないのでなんとも言えません。日本の流産の統計は取られていませんが、自然死産は2018年には9252です。今妊娠の10に一つは流産します。そのほとんどは染色体異常です。

数字だけ見て、あたかもワクチンを打った人が沢山亡くなっているし流産もしているかのようにとらえるのは間違いです。もう一度言います。打った人の中の亡くなった方がこれだけだということです。

コロナのワクチンの前、子宮頸がん予防ワクチンの副作用のデマで、日本の政治が動きました。WHOは世界中でもっとも安全なワクチンといっているし、世界中の国で打たれています。打ち始めて10年経って「我が国は子宮頸がんは克服した、これからはごくまれにみる珍しい病気になるであろう」という宣言をする国も次々と出ています。

日本は、「副作用」がひどいと言われ、ほとんど接種がストップしています。「名古屋スタディ」というのがあります。名古屋市立大学で、大規模な調査がされました。ワクチンを打った人と打たない人の比較すると、打たない人のほうがむしろ「有害事象」と言われるものが多かったというものです。

https://medical.jiji.com/topics/1184#:~:text=%E5%AD%90%E5%AE%AE%E9%A0%B8%EF%BC%88%E3%81%91%E3%81%84%EF%BC%89%E3%81%8C%E3%82%93,%E3%82%93%E3%81%AE%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%81%8C%E7%B6%9A%E3%81%8F%E3%80%82

私たち産婦人科医は、若くして、子どもを産む前に子宮を取らなければならなくなった人、小さな子ども残して亡くなってしまった人など、子宮頸がんの悲惨な姿を見ています。早く少しでも多くの若者たちに子宮頸がん予防ワクチンを打ってほしいと思っています。

そして、新型コロナのワクチン、またワクチンが有害だという人達が声を大きくして、とくに若い人達がうたないという選択をしています。打つ打たないは個人の選択だとは言われますが、正確な判断材料がないままに選択する人がほとんどなので胸を痛めています。若い人が、たとえコロナにかかっても若い自分は風邪をひいたようなものだから、といっています。でも、人にうつす可能性があるのですからね。

コロナのワクチンまだできて一年、今、壮大な人体実験しているという人もいます。世界中の科学者、研究者、医療者が必死でこの病に取り組み、膨大な論文も出、みんなで情報を共有しながらこの病を克服しようとしている今、製薬会社の儲けのために宣伝しているなどと、邪な言い方はするべきではありません。

明日は、この「まだワクチンができて一年」ということについて、とても説得力のあるドクターの文を転載させていただきます。

9_20210725163301

クリニックの青野さんのお花。夏らしく涼しく、白いアジサイがとても清楚です。


『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。



広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

広島ブログ

| | コメント (0)

オリンピック開会式を見て思ったこと。

オリンピックの開会式について、書いておきたいと思います。いろいろな人がいろいろな言っているようですが殆ど読んでいません。が、私なりの感想をいくつか。必死で見ようという気はなかったのですが。あんなにいろいろとあった、何人もの人権感覚のどうかした人達がかかわった会が、一体どんなに作られたのか興味がありました。

 もう始まりっからダラダラ。テンポがなくって、ええ?こんな感じでずっと何時間もするの?とうんざりだったのですが。何をしたかったのでしょう。それぞれの場面がてんでんばらばら、一貫したものが通っていません。広い会場で、ちまちま、こまごま。たくさん盛りすぎです。

世界の選手入場は活気があって、いろんな衣装が見られてたのしかったけど。その後がまたダラダラ。入場した選手たちが床に座り込んだり、寝転んでいる人もいましたね。それはだるかったでしょう。

 私、昔を思い出しました。高校演劇の大会で、いつも審査員の広島大学のたしか川島教授というお名前だったと思います。その先生がいつもおっしゃっていました。

「テンポ、リズムが大切。雨だれが一番いけない」と。人を閉じ込めて、ずっと一定の雨だれのように音を聞かせていると、その人は必ず発狂すると。テンポ、メリハリ、盛り上げといいますか。それが何もない会でした。様々な沢山のものを物盛り込みすぎでもありました。それらがすべて長すぎたし。なんか、森さんが、自分のお気に入りの海老蔵さんを出せと。小池さんがやはりお気に入りの江戸木遣り出せと言ったという話もありますが、だからそれらの政治家のいうことを素直に聞く人でないといけなかったのでしょうかね。

 何より気になったこと。午後8時という遅い時間に始まるのはアメリカのテレビ局の都合に合わせているからと聞きました。それなら全てがせめて2時間以内には収まるようにすべきでしょう。ダラダラと長いだけ、演出というか、現場での監督の指示のまずさでしょうか。事前には、聖火の点火が23時ころと聞いていたのに殆ど24時になっていましたよ。最終ランナーの大坂なおみさんに渡す前の6人の子どもたち、東北の子たちだそうですが。あんな幼い子たちを夜中の24時近くに使ってというか、それまで待機させていいのでしょうか。これは児童虐待だと思いましたよ。だって労働基準法では、中学生以下の児童については午後8時から午前5時までの時間帯に勤務させてはいけない。ただし、厚生労働大臣が認めた時は午後9時から午前6時までの時間帯とするとなっているはず。労働、勤務とは違う?いえ、大人が作ったプログラムでしょう。子どもたちを使うのならもっと時間的に配慮が必要だったのではと思います。それがとても気になりました。

しかしあのドローンだけはすごかったですね。あんなことができるんだと。あのアイデア、実行した人たちは尊敬します。それだけだったわ。

それにしても老若男女、障がいのある人、様々な人種、みんな一緒にという意図がしらじらしい。ホロコーストが問題になった後ですもの。もしそれを言語道断というのなら、今の日本にはびっているヘイトを何とかしないと。それどころか、朝鮮学校の子どもたちを政府自ら差別している現状があるのですから。そんなことをしておいて、オリンピックだけはみんな仲良くというのはしらじらしいというものです。

夫が作ってくれた晩御飯。アジと鯛のリュウキュウ、お茶づけで食べます。あさりとしめじのお味噌汁、カニかまぼことミョウガの酢の物、アボカド、ポン酢で食べました。


Img_3662

朝ごはん。いつもコーヒー、ヨーグルト、チーズ、果物です。今日はナシとぶどうとみかんでした。

Img_3663

 

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

 

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

那須正幹さんのご冥福をお祈りいたします。

悲しい報せが来ました。那須正幹さん。突然の訃報でした。まだ79才です。那須さんにはいろいろとお世話になりました。何よりも、2016年「8.6ヒロシマ平和の夕べ」にきて「平和講演」をして戴きました。

Img_5605

「ずっこけ三人組」の那須さんと言われます。もちろん全50巻に渡るずっこけシリーズが那須さんの代表作でありますが、それでも、私たちにとっては、「絵で読む広島の原爆」が何よりなのです。この年の平和の夕べのチラシには、「広島の原爆」を大きくのさせていただきました。

862016

860162

「広島の原爆」には被爆の前の広島、後の広島が克明に描かれています。

Photo_20210723191101

ほんの一部ですが。

Img_3669

後ろには克明に年表が描かれています。それは、国際紛争・核を巡る問題(世界)・世界の核実験回数・世界の核弾頭数(推定)・日本の核政策など・国連の動き・平和・反核の運動・被爆を語り継ぐ行動・広島の出来事などについて、詳細に6ページにわたって。

これもほんの一部ですが。こんな風に。

Img_3670 Img_3671

絵の西村繁男さんと共に、どれだけの労力だっただろうかと思います。広島から離れてお隣の山口県に住むようになって、ことさら子どもたち、孫たちに原爆を語り次いで置かなければという思いだったと。この後も、原爆に関しての著書を何冊も書かれました。

まさかこんなに早くお亡くなりになると思わなかったのですが。つい先日、二区から衆議院議員に立候補する予定の大井赤亥さんと高校の同窓であることから、パンフに推薦の言葉を頂けないかとお願いしました。ずっこけ三人組のモデルの一人であり友人の浅井真理子さんを通してなのですが、心よく承知していただき、即座に言葉を寄せて下さいました。近い内に那須さんお呼びして会をしたいねと言ってたのですが。

Img_3672

那須さん本当にありがとうございました。急にお亡くなりになったことは、ほんとうに残念です。きっと那須さんご本人もこの世界がどうなるのか、少なくとも今度の選挙がどうなるのかも見届けることもできなくって、さぞ残念なことでしょう。

が、でも那須さんは沢山の本を残して下さいました。これらはいつまでも残り続けることでしょう。

そして、改めて思うのです。語って下さる被爆者の方々が次々と亡くなってしまうということを。今、語っていただけるうちに、少しでも多くの方たちのお話を聴いておきたいと。那須さんにおいでいたたいてお話を聴けて本当に良かったと。会に来て話して下さったことを深く感謝いたします。

心からご冥福をお祈りいたします。

なお、那須さんのお話ももちろん含んだこの年、2016年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のDVDを今年の平和の夕べの会場で希望の方にお分けいたしますね。

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のズームの申し込みが始まっています。

今年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」は、ハイブリット方式。リアルに入場していただく方は50人限定で、ほぼ予約が埋まっています。コロナ禍で、会が開けるかどうか、さんざん悩んできたことですが、こうして皆様の参加の申し込みを見て、うれしい限りです。スタッフの殆どは二回のワクチン接種も済ませ、コロナから参加の皆さんを守るべく奮闘しています。会場は七階、川風が気持ちよく入って来る部屋です。昨年のようにギューギュー詰めでなく隙隙にするのでよけいに風が涼しいことと思います。


会場に来られない方の、ズームでの申し込みを20日から受け付けています。チラシの一部をアップしてお知らせしますね。

86_20210722011701

核兵器禁止条約が発効した今年、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」でも、それに焦点を当てて、例年に劣らず充実した内容になっていると自負しています。

どうぞ、多くの方に参加していただきます様に。

なお、会場に参加の方の人数を限定したため、参加費お一人千円の収入がそれだけ例年ほど見込まれないし、ズームの費用もバカにならなく、今年は経費が苦しくなっています。なにとぞ、ご理解のほどよろしくお願いします。

又ここでも少しずつ情報をお知らせしますね。でも、これ以上、コロナが広がりませんようにと祈るような気持ちでいます。

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。



広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

広島ブログ

| | コメント (0)

真夏のオリンピック、大丈夫?

今日のお昼時間、広島市役所まで自転車で行きました。カンカン照り、乗ろうとした自転車のサドルは、触れられないほど熱くなっていて、水で濡らしたタオルで冷やしました。市役所まで大した距離ではないけれど、あまりの暑さで、ひどく疲れました。市役所の中は冷房が効いてとても気持ちいいけれど、用を済ませて、また自転車で帰るにはまだしんどくて。市役所の一階には、市民の広場みたいなのがあって、ゆったりした椅子があります。そこに腰を下ろし、自販機で冷たい飲み物を買って飲みました。一息ついたような思いで、また、さあ、元気を出してと自分に言い聞かせて、自転車で帰りました。途中、郵便局にハガキ買うために寄り道です。中は市役所よりももって涼しくしてありました。ハガキを売っている局員さんに、「外は暑いよう!!」というと、「暑いですか。ゆっくり涼んで行って下さい」と優しい言葉。午後の診療があるのでそうもいかなくて、また自転車で帰りました。

 そして、思いました。ちょっとの距離の自転車でも、こんなに暑くて疲れるのに、オリンピック本当に大丈夫なのだろうかと。室内競技はよくっても、カンカン照りの元で競技する人達、本当に大丈夫なのでしょうか。熱中症で死者が出るのでは?マラソンをする北海道だって、この前全国一の暑さだったと言っていたし。

そして、きょうも不愉快な記事。HATSUE KOBAYASHIさんのフェイスブックで知って元のツイッターの記事を見ました。

これを読んで、まず一点。無観客と言っても、全部ではなく、中でも子どもに観戦させる所もあるのですね。この灼熱の中、小・中学生に競技を観させること。コロナだけでなく私が心配するのは暑さなのです。しかもこうです。

Photo_20210720005501

鹿嶋市の児童生徒は飲料はペットボトル2本まで持ち込み可能と。でも、ペットボトルの場合は、「できるだけ、コカ・コーラ社が製造している飲料を」だそう。他社のものだと、ラベルをはがしてと。

わあ、ここまで言う?スポンサーだからと、恥も外聞もなく。どうも、組織委員会からの指示らしい。スポンサーって何なのよ。会場に入ることができる人の命の綱である飲み物さえも口が出せるの?どこにそんな権限があるの?

全く今回のオリンピックはまさに金金金だそうだれど。

スポンサーなら、無観客試合がほとんどとなって、少数の、それも子どもたちが観客だというのなら、子どもたちに「熱中症にならないように、自由に飲んでね」と冷たく冷やした飲み物を提供する方が、子どもたちの心に残るでしょうに。その方が、長い目で見てうんと宣伝効果があるでしょうに。

夜遅いニュースを見てて、オリンピックの関係者のコロナの陽性数だとか、音楽担当の人の生徒の頃のひどいいじめだとか(どんないじめなのか今日初めて知って、寒気がしました。これはひどい)辞任だとか、あまりのボロボロのオリンピックの姿を散々見て。スポーツのコーナーになっていきなり競技場を背景として、司会の二人のテンションの高さ、「さあ、いよいよ始まりますねえ」という口調にとても違和感がありました。何はしゃいでるの?と。コロナにしてもいじめにしても人の命がかかわっているのに。それらを全て打ち捨てて、ここでは最大盛り上げるのだ、はしゃぐのだと言っているようで。もともとスポーツ観戦の好きな私ですが、今回はすっかり冷めてしまっています。

真夏のオリンピック、どうぞ、亡くなる人が出ませんように。特に子どもたち。運動会でもバタバタ倒れるほどの日本の暑さです。大人たちの犠牲になりませんように。



『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。



広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

広島ブログ

| | コメント (0)

中川前市長のエピソードが楽しくて。

先週の木曜日、宝塚の中学校で講演した時、話すのは午前中で、それに間に合わせるために朝早く出発するのもしんどいので、前夜に行き、一泊しました。泊めてもらったのは友人の中川智子さんのうち。はい、前宝塚市長です。現職の時にはそんなことはできないけれど、今は、辞職してのんびりの毎日と言われたので。夜10時ころに到着して、積る話をしました。

彼女の数々のエピソードは、本当に楽しい。手作りの梅酒を戴きながら、時には笑い転げながら、ずっとおしゃべりをしました。12年間大変な毎日だったことでしょうが。楽しいだけでなく、つらいこと、厳しいことも。大切な方を心を鬼にして更迭しなければならなかったことも。そうね、一首長ですもの。いいことばかりではないよね。よくこんな重責を長い間勤め上げたことと思いました。

それからオリンピックのこと。文春には自治体の負担が116億円と書いてありましたが、聖火リレーにこんなに経済的負担を強いていることも知りませんでした。

しかし、何と言っても、一番の楽しいエピソードはこうでした。宝塚では毎年図書館が講演会を企画していると。一昨年五木寛之さんの講演を企画したら、350人定員の所3500人程の応募があったと。抽選確率が10倍。それで当日、市長が挨拶しなければならないと。私は、彼女の挨拶を何度か聞いたことがありますが、すべてオリジナルで、必ず何らかのエピソードが入って、型通りでないうんちくのある話なのです。五木さんの話の前の挨拶どうしようかとずっと考えていたと。そして。

「ここに来られた方は、本好きで、きっと私が話すことよりも皆さんよく五木さんのことを知っていらっしゃることでしょう。だから、私は、下手に話すのでなく、歌を歌います」と。言ったのだそう。「青春の門」の中の織江の歌。貧しい炭鉱から小倉のキャバレーに働きに行く前夜の織江の、幼な馴染、信介に呼び掛ける悲しい歌。これは、五木さんの作詞、山崎ハコの作曲・歌。

それを中川が満員の聴衆、そして作詞者でもある五木寛之氏前で歌うと。「では歌います」というと、会場はシーンとして。アカペラで切々と歌ったのだと。終わる万来の拍手だったと。

これは、山崎ハコさんのユーチューブの歌です。

https://www.youtube.com/watch?v=ee_Gz2kHa-8


そして五木さんの講演。「私は何度も講演してきましたが、私の紹介の挨拶で、歌を歌われたのは初めてです。びっくりしました。」と言われたのだそう。うわあ、あの五木寛之さんの前でよくうたったねえ、と私は感歎したものです。まさに彼女でないとできない快挙だと思いました。彼女が歌ってくれました。それは上手で、切々と。聞いていて泣きそうになりましたよ。

それから、彼女が引退宣言した後の市長選のことも、県知事選のことも。維新が大変ようです。その苦労をしっかり聴きました。

夜遅くまで話をして、2時過ぎに寝たのですが、それから程なくすさまじい雨と雷で目覚めました。目を瞑っていてもピカッと光るし地が割れるような音。しばらく眠れませんでした。(翌日、雷の影響で、JRはストップしていたりダイヤがめちゃくちゃで、本当に前夜から来ていて良かったと思いました。)

 翌日、中川に「現役の時、あんな豪雨だったら、市長は寝て居られなかったでしょう」というと、本当に。山が崩れないか川は大丈夫か、ずっと市役所に詰めっきりだったと。今は、楽になったと。

本当にそうですね。重責から解放されてしばらくゆっくりされます様に。

翌日、講演が済んで、一旦中川の家に帰り、そこからランチに連れて行ってもらいました。素敵な民家のレストランです。

1_20210718174301

3_20210718174301

かわいく、おいしいお料理を戴きながら又ひとしきり話しました。積る話、いつまでたっても尽きません。また、いつかゆっくり夜通し話をしたいねと思いました。前菜とサラダだけアップしますね。

2_20210718174301

5_20210718174301

シェフとお連れ合いのお二人でしていらっしゃるようです。本当にごちそう様でした。ありがとうございました。それから、中川さんに楽しい時間を感謝感謝です。


 


 


『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。


 


 


 


広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ


 


 

| | コメント (1)

宝塚山手台中学校で。

昨日木曜日には、宝塚市の山手台中学の三年生に話しに行きました。ここにはいつも三年生に話に行っていましたが、昨年はコロナで行くことが出来ず、二年ぶり、連絡を頂いた時にはとてもうれしかったです。昨日は保護者の方も沢山来て一緒に聴いて戴きました。

1_20210716204201

さらに嬉しかったのは、話をした後、生徒さんがお礼の言葉述べてくれたことなのですが、その言葉が、話を聴く前に事前に作っていたものでなく、聴きながら考えてくれたのであろうことが分かったことです。述べてくれた後、握手をして、書いていた紙の写真撮らせてと頼みました。全て終って帰る時に、彼女がすっと来て紙を見せてくれ、写真に撮ることができました。やはり話を聴きながら書いたのだそうです。いろいろと書き直したり消したりしながら仕上げてありました。

2_20210716204201

書かれていることを再現します。

本日はあつい中、足をはこんでいただき貴重なお話をありがとうございました。
私たちが普段全く触れることのなかった世界の話をたくさん聞けておどろくことや、改めて正しい情報を知ったことなどたくさんありました。
私達が今知らないといけないこと、「性」というものの奥深さ、「命」というそんざいのはかなさ、重みを感じることができました。それと共に私たちがどれだけ無知なのかということに気づかされました。
改めて、今日は、私たちのために時間を作っていただきありがとうございました。

本当に素敵な感想で、感激しました。名前も聞かなかったけれど、ありがとうございました。

話が済んで、廊下を歩いていて気づきました。こんなのが貼ってありました。私もSNSの世界について生徒さんに話した所でした。

3_20210716204301

それから、こんなのも。うん、どちらも大切なことだよね。


4_20210716204301

そして、こんなのも。生徒さんの作品です。仮面舞踏会かな?

6_20210716204301

そういえば、宝塚の中学生は、宝塚歌劇の観劇が出来るのですね。いいなあ。今宝塚の中学出身の女性がデビューしているとも聞きました。やはり中学校での話は、私も若返って心がはずみました~。先生方、教育委員会の方々、保護者の方、そしてなにより生徒さんたち、ありがとうございました。

明日ももう少し、宝塚の、今度は友人の話をします。

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

黒い雨控訴審も原告勝利!!

 今日は(もう昨日ですか)黒い雨訴訟の控訴審の判決が出ました。原告の全面勝訴。原告全員を「被爆者」として認定せよと。

2015年11月県・市を相手取り、被爆者手帳の交付等求めて提訴。2020年7月一審の広島地裁で原告全面勝訴。よろこびの歓声が上がるも、しかし、国の意向受けて広島県・市が控訴したのです。老いた原告の中にはもう亡くなった方たちも多く、まだこれ以上闘い続けなければならないのかと、原告も支援する人々も、そして私達も本当に怒りに震えました。

この度の控訴審判決。一審と同じ判決です。

「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のスタッフの山下氏が高裁に行き、写真を撮って送ってくれました。いい写真です。


Photo_20210715011301

Photo_20210715011701

この後の報告会の様子です。

2_20210715011301

しかしと思います。また国は上告するように広島県と市に圧力をかけるのでしょうか。でも、いくら圧がかかっても県知事と市長が頑として突っぱねればいいだけのこと。まだこれ以上原告の方々に苦労を続けさせようとするのでしょうか。

コロナ対策で頑張っているかのように見える知事も、バッハさんを歓迎すると言ったりして、うん?と思うところがあります。もしここで上告したりすると、県民の思いを逆なですることになるでしょう。

もう、上告しないで、原告の方たちに被爆者手帳を交付してあげてください。国に強い態度で向かい合えばいい、そうすることを強く求めます。そうすれば、被爆者や県民は、知事を支持するでしょう。市長についてもそうですが、私ははなから市長を信頼していませんので・・。

私は今宝塚市にいます。診療後新幹線とJRで来ました。友人の家に泊めてもらっています。久しぶりに会う友とずっと話をしています。話が尽きません。

明日は、中学生に話をします。コロナでしばらく話しに来ることができませんでしたが、この度二年ぶりに実現してとてもうれしいです。そろそろ寝ないと、寝坊してはいけません・・。

 

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

 

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

ある企業の職域接種でした。

昨日、7月1日の日曜日は、ある企業の職域接種のお手伝いに行きました。職域接種は1000人の接種受ける人を集めて申請するのですが、医師や看護師は自力で工面しなければならず、また、ワクチン以外の薬物や医療機器も自力で集めなければなりません。もしもの事があった時のものを手配しないと。大きな企業で医務室のある所なら優しいのでしょうが。

社長さんが困っていらっしゃると、ある人から頼まれて、予診する医師だと軽く考えてて受けたのですが、その医療機器や医薬品の手配も当方がとなってびっくり。でも、一旦受けたのですから、仕方ありません。必死で手配をしました。医薬品は当方が接種しているので緊急の事態に備えての物は用意しています。それらをお分けすればいいのですが、問題は医療機器です。

酸素ボンベもふくめて酸素吸入一式、人工呼吸器、血圧計、パルスオキシメーター、AED、点滴台、舌圧子・・・。ふつうに医療器械のお店に頼んだのでは間に合わないので、アマゾンや楽天やヤフーを駆使して、ほとんどがネット購入です。次々とクリニックに送られて来て、かつかつ間に合いました。小物では、アルコール綿やアルコールアレルギーの人用のヒビテン液や点滴セットや三方活栓やいろいろな注射器、針等々当院のナースがとてもよく働いてくれました。

 あらかじめ木曜日に会社に行って、シュミレーションすると共に、それらの緊急時の医薬品や機器を並べ、緊急時に備えました。と共にワクチンを冷蔵庫から出し、バイアルから注射器に詰める所、接種する所、接種後に15分あるいは30分待つ所、具合が悪い人が寝るベット等などを作り整えて。

そして、今日です。午前9時に行き、10時から開始。次々と接種希望の方が来られます。後は粛々と淡々と進みました。医師は私一人です。ずっと問診をし、接種可能、15分待機、30分待機、この人は寝て接種など見分け指示します。接種医として何度もの講を習受け、実際クリニックで多くの人の接種をしている、その延長みたいなものです。接種は2レーンで。二人のナースが交代で打ちます。他の二人がバイアルから注射器へ詰める仕事。そして一人が接種後の方を見守る仕事。他に多くの方が受付や指示や点検で働きます。


2_20210712004601 1_20210712004601 3_20210712004601

お昼の一時間の休憩を挟んで、午後4時まで。計150人。滞りなく終了しました。何にも緊急のことはなく。

日ごろ私のクリニックではあまり診ない老若男性たちとの会話、楽しかったです。子連れのご夫婦。赤ちゃんは、皆さん男性が抱っこしていました。抱っこひもで赤ちゃんを胸に抱いた男性たち、時代は着実に変わってきているなあと思いました。

 私はこの後4回行くことにしています。私が行かない日は他のドクターが行かれます。1000人の方たちに2回の接種、社長さんの願いと尽力が実を結びそうです。

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

「黒い雨訴訟」高東征二さん。

「8.6ヒロシマ平和の夕べ」での今年の被爆証言は黒い雨訴訟原告団のお一人、高東征二さんにお話し頂きます。

 「黒い雨訴訟」。被爆直後真黒い雨に打たれたにも関わらず、国による被爆者の線引きで、被爆者と認められない方たち。その方たちの命をかけた訴えで、地裁では全員を被爆者と認めるという判決が出ました。実際この訴訟に原告となって16人以上の方たちが昨年の勝訴の判決を見ないままに亡くなりました。

昨年の勝訴について、2020年7月29日の共同通信の記事を転載させていただきます。

「最高の判決だ」。裁判所前に歓声と拍手が響き渡った。「黒い雨」訴訟で29日、広島地裁が原告全員の請求を認めると、放射線の影響による健康被害を訴え続けてきた原告団は喜びに沸いた。

判決後の集会では「やってきたことが認められてうれしい」「歴史的に意味がある」との声が上がった。被告の広島県と広島市、訴訟に参加した国に控訴を断念するよう求める意見も相次いだ。

最初の提訴から約5年。他界した原告もいる。原告の1人で、訴訟を支援する会の事務局長も務める高東征二さん(79)は「事実を事実として認めてくれたが、(国の厳格な援護の基準が)不服のまま死んだ人もたくさんいる。国は何を考えているのか本当に分からない」と話した。

つえで体を支えていた広島市佐伯区の沖昌子さん(79)は「胸が詰まって、涙がわっと出た」と判決に感無量の表情。少女時代から体が弱く、入退院を繰り返してきたが、被爆者健康手帳はもらえなかった。「薬が手放せず、裁判の間も体はどんどん悪くなった。判決がこのまま確定すれば助かる」

生後数カ月の時に黒い雨を浴びたと訴えてきた原告団最年少の清水利則さん(75)は「主張が認められたのは当たり前だと思うが、うれしい。川一本で被爆者と認定されるかどうかが分かれてきた今までの線引きがおかしかった」と話した。〔共同〕

写真も共同通信のものです。ここに転載することをお許しください。皆さんの喜びの表情はどんな文章で語るよりも、長い闘いが報われた、その喜びに満ちた表情なのです。

Photo_20210710210201

しかし、この喜びに沸いたのもつかの間。この訴訟は広島県と広島市により控訴されてしまいます。まだ、私たちに闘えというのか。待っている間にみんな死んでしまう。と原告の方々は悲痛な声を上げました。

この7月の14日、控訴審の判決が出ます。その記事をこれも共同通信から戴きます。裁判が結審した今年2月17日の記事です。

広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」を浴びたのに、国の援護を受けられないのは違法だとして、住民84人(死亡者含む)が広島県と広島市に被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の控訴審第2回口頭弁論が17日、広島高裁(西井和徒裁判長)で開かれ、結審した。判決は7月14日。

昨年7月の一審広島地裁判決は、国が援護対象とする区域の外にも黒い雨が降った可能性を指摘し、原告全員を被爆者と認め、県と市に手帳交付を命じた。

この日の弁論で原告の高東征二さん(80)が意見陳述し「一刻も早くわれわれを救う方向で結論を出してくださるようお願いします」と訴えた。

結審後の記者会見で原告団長の高野正明さん(82)は「速やかに審理を進めてくれた。勝訴判決が出ることを期待している」と語った。原告側代理人の竹森雅泰弁護士は「判決の7月まで長いが、高裁は国側が上告することを見越し、最高裁でもひっくり返らない判決を書こうとしているのだろう」と自信を示した。

県と市、訴訟に参加する厚生労働省は昨年8月「最新の科学的知見や過去の裁判の確定判決に反する」などとして控訴。控訴理由書で「文献立証や専門家の意見書を順次提出していく」などと争う姿勢を示していた。

厚労省は、援護区域拡大を求める地元の意向を受け、黒い雨の降雨域や人体への影響を再検証する有識者検討会を設置。今月18日に第2回会合が開かれる。〔共同〕


8月6日という、被爆者にとって大切な日に私達の会に来てお話下さることに深く感謝いたします。その時には、もう控訴審の判決が出ています。判決は、きっと勝訴すると確信を持って見守りたいと思います。

皆様「8.6ヒロシマ平和の夕べ」での高東さんのお話をたのしみにしてくださいませ。

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

  

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

「8.6ヒロシマ平和の夕べ」福島から伊東さん。

今日は三次に講演に行く日。スマホの警告音で目が覚め、ものすごい雷雨で怖い思いをしながら、雨と高速道路の情報を見ていましたが。結局三次にも警報が出て、学校は休校になったと連絡がありました。残念ですが、延期ということで。急に休みが出来て、では溜まっている仕事を片付けましょうとクリニックに行きました。が、気が緩んでしまって、十分に働けませんでした。駄目ですねえ。

さて、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」での福島からの伊東さん。ここ数年、福島からは避難している方たちに話して頂いてきましたが、今年は福島で頑張っている人の話を聴きたいとお願しました。伊東ささんが、今年の1月に芦屋で講演されたのを、平和の夕べのスタッフの一人、竹田がテープ起こしをして、ご本人にもお渡ししたと。その原稿から一部をご紹介します。

私は、事故以前からいわき市に住んでおり、浜通りにある医療生協の理事長をしていた。当日は大混乱で道路が渋滞、動きがとれなかった。翌朝、ふだん車で30分ほどの病院にやっとたどりついた。専務、職員が、会ったとたん「理事長!戦場です!」と大声。宮城、岩手の津波被害は前日から知っていたが、福島の状況はよくわからなかった。「蘇生治療をしたが駄目だった」と、彼らは徹夜状態のまま廊下で仮眠をとっていた。屋上の給水タンクが使えない。水、飲料水を何とかしなければ、給食がとまる。やっと3時ころ、近くの作業所でつくったオニギリを配る。そういう状態だった。そのときに、第1原発が水素爆発した。

 とうとう、やっちゃった!

ドアを蹴破るように飛び込んできた早川さんという、ずっと原発の危険性を訴え住民訴訟もやってきた人が「伊東さん!とうとうやっちゃった!」と叫んだのを、はっきり憶えている。私たちは「事故が起きれば大変なことになる」と学者のみなさんの話を聞き、チェルノブイリにもスリーマイルにも行き、知っていた。しかし、早くから原発立地に反対してきた者は「地域の発展をじゃまする人たち」と言われてきた。いま思うと、福島事故はどうもチェルノブイリともスリーマイルとも違うよな。この10年、こんなに福島県民を苦しめている。

チェルノブイリでは「元の村に帰りたい」という声は、ほとんど聞かなかった。30キロ範囲は完全に放棄し「除染」もしない。その代わりに政府が責任をもち、新しい町をつくった。日本は移住政策をとらない。とれないのかもしれない。数10万人を移住させる土地もない。つまり日本は、「事故は起きない」ということが大前提だった。議会で質問すると「万一の際は、どこに集合しバスを何10台用意する」とか、絵に描いたようにすらすらと答弁する。その結果が、この10年だ。

 被災地の中心、阿武隈高地は非常に古い山地。その東海岸に原発をつくった。そこでお互いに繋がりながら暮らしてきた人々は、本当に暮らしの根幹を失わされてしまった。

伊東さんたちは今年3月11日、福島に非核の灯の記念碑を作られ、点火されました。その写真をネットから戴きました。伊藤さん左から二番目です。

2_20210709001701

お話を聴くのがとても楽しみです。

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

広島ブログ

 

 

 

| | コメント (0)

「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の今年のチラシが出来上がりました。

大変遅くなりました。

今年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のチラシが正式に出来上がりましたので、アップいたします。黒い雨訴訟原告団の方のお名前がまだ載らないのを皆様に郵送したり、アップしたりもありましたが、これが最終版です。

以前も書きましたが、コロナが収束しない今、今回は中止しようということも含めて、どうするか考えに考えて、議論もさんざんして結局こういう形になりました。会場は昨年と同じRCC文化センターの七階です。駅から近く、川に面して風通しの良い会場です。昨年は、予想に反してあまりに沢山の方においで頂いて、冷や汗でした。結果的には換気ををガンガンにしたこともあったかと思いますが、何事もなく終えることができました。でも、今年は会場には50人限定で入って頂いて、後はズームで配信いたします。

今年は核兵器禁止条約が発効された年。これまで続けてきたこの会を中断したくありませんでした。

メニューについてはこれも変えに考えて、決めました。例年に負けないだけの物が出来たと思っています。どうぞ、チラシをご覧下さいませ。チラシをクリックしていただくと大きくなります。



862021_20210706230001 862021

今後、少しずつこの内容について発信いたしますね。

 

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

 

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

京都・風工房で

やっと7月1日の京都行を書くことが出来ます。それは、とても大切な時間だったので、心静かに書きたかったので、今になりました。

東大阪市の上小坂中学での講演を終えて新大阪に戻り、京都まで。京都駅からバスに乗ろうとしたのですが、100番のバスが運休だと。なら代わりのバスの行程はどうなのかと窓口に聴きに言ったら、100番は観光地を回るので、観光客がいない今は走らないのだと。代わりの行き方をいろいと調べてくださったのですが、ないなあと。京大病院が近いとは言っても、そこからとても距離があるので歩くのはしんどいことです。そこでエイヤッとタクシーに乗りました。おかげで運転手さんとも楽しく話が出来たし、早く着くことができました。

とても行きたかった風工房です。久しぶりです。この前に行ったのは、あれは私が京大病院に入院している友人をお見舞いに行くために、斎藤さん作のうちわを分けてもらいに行ったのです。それを友人に届けて帰り京都駅で転んで顔面を強打し、救急車で運ばれたのでした。

 斎藤さんと、それに寺元さんも風工房に来ていて下さいました。寺元さんは、昨年9月に、三浦さんの個展を観に広島に来られて以来です。その時に、私が欲しいと言った「東北の手わざ展」に出品されたワンピースをもってきてくださいました。

懐かしい風工房。とても心が安らぎます。

7_20210702195101

この絵。どなたの絵ですか・と尋ねる斎藤さんのお母様が描かれたのだと。

10_20210702195101

妖精たちの表情がとっても良くって。ほのぼのとします。お母様のお話をひとしきり。前から斎藤さんのフェイスブックで何度かお母様の絵を見せてもらっていました。中でも、少女が花を持って立っている絵が強く心に残っています。沢山の絵を描かれたのだけれど、周囲が何度進めても、個展をされなかったと。その個展が実現したのが、お母様のお葬式だったと。クリスチャンのお母様のお葬式は教会でなされたのですが、その会場いっぱいに絵を沢山飾ったのだと。そして、お葬式の後も、しばらく飾ってあったのだそうです。それは観たかったなあと思いました。

それからこの染。描かれているのは、アラビア文字。アラビア文字は、あいうえおに変換されるのだそうです。

8_20210702195101

描かれているのは、こうだと。いいなあ。

9_20210702195101

東北から来られた方たちの工房で作られたお菓子クッキーを戴きました。どうしてその写真を撮らなかったのかと後悔しました。その工房を作られたご夫婦の話、すでに彼女は亡くなってしまったのですが、心に響くお話を聴きました。

それから、私は、このシャツ欲しいと思い、それ戴くのが目的でした。



とっても明るい斎藤さんの絵。左手の袖を折っているのですが、裏側にも絵が描かれています。もちろん両腕とも。それから後ろにも。シャツは斎藤さんのパートナーさんが作って下さっています。このシャツが無事手に入って、すごくうれしいです。

11_20210706003701 12_20210706003701

いいお話をいっぱい聞いていて、そこに寺尾由美さんが学校から合流でしてくださいました。寺尾さんは、斎藤たちさんが毎年しているHIVのメモリアルキルト展、そこに毎年毎年、家庭クラブの生徒さんたちと共に作ったテディベアを出品されています。その売り上げは、HIVの闘病をしている人達への援助の資金となっています。素晴らしい活動を淡々と続けています。

斎藤さんとポコさんと寺尾さん。

9-2

斎藤さんと寺尾さんと私。手作りのシソジュースを頂いています。

1_20210702195101

本当に安らいだ濃密な時間を過ごさせて戴きました。斎藤さん、寺元さん、寺尾さん、ありがとうございました。この後、寺尾さんとごはんを食べながらいろいろとまた濃い話をしました。それについてはまたお話しますね。とにかく充実した、楽しい京都行でした。

そうそう、頂いた斎藤さんの染の布のうちわです。青と緑が何とも素敵です。先述の、京都大学病院に入院していた友人が、いろいろとお見舞いをもらった中で、このうちわが一番ありがたかったと。術後のつらい時に、妻にゆっくり仰いでもらった風が、それは心地良かったと絶賛されたうちわです。下に都議選と静岡の山津波の記事が載っている新聞を敷いてみました。でも、広告の欄が良くなかったので、それは以前頂いた斎藤さん作の柿渋のショールで隠しました。透けて見えますね。


16_20210706022601



『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。



広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。

広島ブログ

| | コメント (0)

コロナワクチンの集団接種でした。

 今日は広島市の新型コロナワクチンの集団接種でした。県立体育館グリーンアリーナに午前9時半集合。説明では予約が午前中874名午後1144名、計2018名。これを10人の医師が予診し二人の医師が接種後の経過観察をし、午前3人午後3人の医師が接種をすると。接種室は計14室で、医師以外の部屋はナースが接種します。14室の内の2室にはベットもあって、寝て接種することも可能です。

これは、接種を終わった人が15分か30分か待機している所です。

Img_3440

何しろ大規模で、全体図はこんなの。

Img_3448

この動線に沿って粛々と進められました。

私も、説明が済んで私の部屋に入ると、直ぐから患者さんが入って来て、そこから次々と、それこそ息をつく暇もなくどんどんと。患者さんを前にして、ちょっとごめんなさいと言ってお水を飲んだりしました。午前中が済んでお昼休みになると本当にホッとしました。一時間の休憩です。「お昼ご飯は出ませんんので必要な人は持参してください」とのことでしたが、まあ必要でない人はいないでしょうねえと思いましたが。私はカレーパンを一つ買って持っていきました。しかし、それもさえないなあと思って、とことことそごうまで歩いて文之助茶屋でお雑煮を食べましたよ。それで元気を出して。いざ午後に。午後も2時から一気に6時まで。

 それはつらいものがありました。疲れました。でも、いつもの私の診察室とは違った出会いがあって、楽しいことも。私の患者さんがアレッ?河野先生。というのもあったし、全然知らない男性が「いつもブログを読んでいます」と言われて恐縮したり。よく私と分かりましたねえと思いましたが。それから、あの、昔先生の本を買いましたと言われたのもあったし。悪いことはできないなあと思いました。

予診室に貼ってあったポスターのいくつかを。参考までに。

Img_3442 Img_3443 Img_3444 Img_3445 Img_3446

当院では連日12人ずつ接種しています。一バイアル6人分ですので、6の倍数分なのですが、診療をしながらの接種は12人が限度です。しかし一日に2000人以上という大規模の接種は、大変な人数が必要だし、とても大変ということがよく分かりました。まだまだ広島市は大規模集団接種を増やすのだそうです。私は、今後の休みには、企業の接種の協力をしようかと思います。各企業が独自で医師もナースも手配しなければならないので大変だと聞きました・・。少しでもお役に立てれば、です。

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (1)

東大阪市で生徒さんにお話しました。

昨日は東大阪市上小坂中学で2・3年生にお話しました。ここには2年に一回行っています。今回は4回目でしょうか。


2_20210702195601

私は、学校でお話する時には、できる限り床に座ってもらいます。椅子だと、途中で気分が悪くなる生徒が出てきます。特に夏の暑い時には多いですね。一人気分が悪くなると、話が中断して時間がもったいないし。机と椅子の場合だと、手を机に置いたり、体を預けたり、足を横に引っ掛けたり色々と好きな恰好が出来ますが、椅子だけだと、じっと座っておくのが苦痛になって来るようです。これは私の長年の経験からなのですが。冬だと座布団やひざ掛けなどを持って来てもらって下さいと言います。それでも、どうしても椅子に座らせたいと言われる時には、初めに「気分が悪くなったら、椅子から降りて下に座りなさい」といいます。「横に出て、壁にすがってもいいからね」と。

 今回もですが初めは行儀よく「体操座り」しています。「そろそろお尻が痛くなった頃かな?そんなにお行儀よくしなくていいから、足は好きにしていいから。女子も、胡坐を組んでいいし、伸ばしてもいいし、立ててもいいし、後ろに手ついてもいいし。好きな恰好でいいよ。耳だけはこちらに向けていてね。」といいます。これで、終わりまでほぼ気分の悪くなる生徒は出ません。昨日は、おなかが痛くなった生徒が一人いましたが、また戻ってきて後ろで聞いてくれました。みんよく聞いてくれました。

ここでは、私を迎えに来てくれたのは、保健委員会の委員長の男子生徒です。一緒に体育館に行きながら、話しをました。野球部で頑張っていると。ポジションはセカンド。カープのセカンドは菊池と言って名選手がいるよというと、「知ってます」と。生徒の皆さんに代わる代わる私の紹介をするのも、後でお礼の言葉言うのもみんな生徒たちです。帰りは二人の生徒が先導してくれました。一人はダンス部でこんど全国大会に出るのだと。

中学生とこんな話ができるのは本当にうれしい。廊下です。


6-2_20210702195501

6_20210702195501

先生方、生徒の皆さん、こんな時期に変わらず呼んで下さってよく聞いて下さってありがとうございました。とてもうれしかったですよ。

 新大阪に戻ってそこから京都に行きました。京都の話はまた明日・・。

 

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

 

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

 

 

| | コメント (0)

« 2021年6月 | トップページ | 2021年8月 »