特別養子縁組:養子縁組成立前・後の支援
赤ちゃんの養育開始から、養子縁組成立までの養親と赤ちゃんの支援について。業務方法書から。
- 定期的な面接指導その他養子縁組成立までの間の養親希望者及び児童に対する支援の実施方法
家庭裁判所に提出した後は、養育の状況を調査官の方と地域の児童相談所の方が、家庭訪問をしてチェックしてくださいます。
それから、こちらから報告をしておいて、保健センターの保健師の方にも家庭訪問をしていただきます。養親の方には、その都度、当方に連絡をいただきます。家庭裁判所の調査官の方、また書記官の方もその都度連絡を下さいます。
ほとんどの養親は、私の患者さんですので、その後も、がん検診や風邪を引いたなどと言うときには、赤ちゃんを連れて来ていただきます。度々家庭訪問をし、一緒に子どもと遊んだりします。
遠方の方には、私が近くに行ったときには、足を延ばして家庭訪問をします。また、「ライン」で、生まれる前から、後、手続き中、養子縁組成立後も、養親と密接に連絡を取っています。子育ての不安、病気等ではいつでもアドバイスをしますし、時には、ライン電話で直接話をすることもあります。
ラインですので、写真や動画も送って下さいます。
- 地域の子育て情報の提供方法
先述したように、児童相談所や保健センターには当方からも連絡を入れますし、養親の方たちにもその旨を伝えます。児童相談所は、特別養子縁組の申し立てをしたら、家裁からの指示で子育ての様子のチェックや相談に乗るために家庭訪問をされます。そこで児相と繋がりが出来ますので、今後にも相談しやすくなると思います。
また、近所の小児科のかかりつけを作っておくこと。そこには、私からの紹介状を書いて養親さんに渡します。
まず、何か困ったことがある時には、当方に連絡をしていただいた上で、関係機関の紹介もするようにします。
- 定期的な面接指導その他養子縁組成立後の親子に対する支援の実施方法
先述の支援は、養子縁組が成立した後も続きます。実際にお会いしたり、ラインを通じて、私は、子どもたちが育つ様子をつぶさに見ていますし、ラインのスクションをプリントして、一人ひとりのファイルに閉じています。
近くに行ったときには、家庭訪問もしますし、報告も頂きますし、進学や就職の状況まで、ずっと関わり合いを持つつもりでいます。すでに、何人もの養子の大学進学や就職などの知らせに接しています。
- 成長後の児童の出自に対する問い合わせに係る対応方法
養子であることは、早くから話しておくことを勧めます。隠しておいて、思春期になって親戚や近所の人たちから聞かされるというのが、一番可哀そうです。その伝え方も、具体的に、愛情を持ってお話しすることと。
事情については、先述の上申書などを活用してもらいたいと話しています。
ですから、隠し立てがなく育ちますが、もしも実親について聞きたいと本人が希望するなら、当方を尋ねて来るように言ってくださいと伝えます。当方は、実親について、または養親について、みんながあなたの幸せを考えてそうしたのだということをキチンと話すことができます。
- 児童の出自に係る記録の保管方法
実母のカルテ、出生届、戸籍、養子縁組申立書などのコピーを一人ずつのファイルを作り、特別の棚に入れてクリニック内に永年保管します。ラインのやり取りも、
ことあるごとにスクションを取って、ブリントし、ファイル内に保管します。
また、私が本事業を廃止する際には、養子縁組あっせんを行ったケースに係る文書を広島市児童相談所に引き継ぎます。
もし、養子が実親に会いたいと言った時には、実母の意思によって、会って頂いたり、事情を
話してお断りすることもあります。
実母は、養子として別れた子に会いたい人もあれば、新たな家庭を持っていて、会いにくいという人もあります。そんな時には、私から、事情をちゃんとお話します。なお、養親には、実母の写真もお渡ししておきます。
遠方から広島に連れてきてくださった赤ちゃんに、カープのロンパースをプレゼントしました。
この後、金銭についてと、養子縁組成立後の実親に対する支援についてお話して終りますね。もう一回お付き合いくださいませ。
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