ワクチン、電話がいっぱいです。
広島市では、高齢者のコロナワクチンの接種のお知らせが発送されている様です。昨日から、クリニックの電話が次々とかかるようになりました。今は80歳を超える方のみです。
ですから、お電話を戴くのは、ご本人の場合も、ご家族の場合もあります。中には高齢でお具合が悪いのであまり待たせたくないので・・。と言われる方もおありです。当院の患者さんについては、予定を入れるのですが、初めての方については、躊躇するものがあります。
「かかりつけの医療機関はおありですか?」と尋ねると、
「そこではワクチンはしないそうです」と。やっぱり。かなり大きな病院でも医療者に対してのワクチン接種はしたものの、一般の方にはしないという所がずいぶんあるのだと分かります。
「当院は弱小なクリニックで医師も一人しかいませんし。何か起こった時には手がある所でうたれた方かいいのではと思うのですが・・」そうですねえとなります。これは、97歳だと言われる方のご家族に申し上げました。
「集団接種の方が・・。もうすぐシャレオで始まりますので、当院でうたれるよりは早くにできると思います。」とかお伝えした方もあります。
シャレオ等での集団接種は、5月17日から始まります。私の所等の個別接種は5月24日からです。
電話がすごいので、診療に差し障るほどでした。あまかったですね。うちは産婦人科だし、高齢の方は皆さん内科のドクターの所に行かれているだろうし、うちには少ないだろうとたかをくくっていたのです。
高齢の男性の中には、かつては人を使ってさぞご活躍なさっただろうと思われる方もあって。すごい高ぴしゃの方もおありです。今日は休診ですが、一人クリニックに出てきています。やはり電話がいっぱいかかります。
「そこでインフルエンザのワクチンをうつんじゃろう?」「はっ?インフルエンザのワクチンですか?」「おう、そう書いてあったど。打ってくれや。」「はいインフルのワクチンはうてますけれど、それでよろしいのですか。」(実は今年のインフルのワクチンが結局まだ余っているのです)「もう一度申し上げますけれど、今時、インフルエンザのワクチンをうたれる方は珍しいのですが。それでよろしいのですね。」「おお?インフルエンザじゃないか。ああ、コロナじゃ。コロナのワクチンじゃ。それを打ってくれや。」
これが、もう少し年齢が下がると、さぞもっと沢山のお電話がかかるのではないかと内心恐れています。何かシステム決めるか、何らかの方法考えなければと思っています。
ここのところ、ワクチンは変異株にもとても有効であるとの報道がされているので、これはうれしいですね。とにかく早くワクチンが配られることを祈ります。報道では、自治体、市区町村の86%が7月いっぱいで高齢者への接種が終わるとのこと。でも、これにはからくりがあります。小さな自治体はうてても、(もう高齢者で2回打ったという人もあります)きっと無理だという所は、都会で人数が多い所でしょう。だから国民の数でいうと、86%の人が打てるのではないと思います。
あの、私、本音をいうと、私は家に閉じこもっている高齢者よりも、動かざるをを得ない若い人に早く打ってほしいと思っています。こんなことを言うと、批判されそうですが。以前は、高齢の方が重症化して、若い人は感染してもほとんど症状が出ないか軽いと言われていました。でも、今は変異株で、若い人も重症化して、亡くなっている人が沢山出てきているので。若い人が感染しなければ結局は高齢の方にも家や施設でうつすこともなくなるのではと思います。今更ですが。
せめて医療者のみんなが早く打てるといいのですが。東京の息子の所では、全くスケジュールもたっていないと言います。
昨日、PCRの検査の提出をしました。広島県がする、事業者の56万人対象の検査です。薬局で受け取り薬局に提出します。
私は検査は二度目です。今回は事業所としての私も理事をしているNPOからの指示です。ささっと問診表を書いて、ささっと唾液を出して、すぐに終了。薬局で受付というのは気軽にできて、とてもいいですね。
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