NHK・新型コロナ「いま求められる心のケア」
今日、突然、広島県も新型コロナの緊急事態宣言だと聞いてびっくりしました。数日前から広島県は独自で「感染拡大防止集中対策」が始まっていて、イベントの規制や飲食店への時短の要請、広島市の施設の臨時休館等がおこなわれていたので、今更という思いですが。このニュースは当然全国に流れたので、息子からも娘からも大丈夫?と電話がかかってきました。
今日やっと私も一回目のワクチンの接種をしました。明日は、これまでで一番沢山の医療者の方たちに接種します。高齢の方の接種の予約も着々と入っています。何分にも弱小のクリニックですので、日ごろの診療の妨げにならない様、ギリギリの所で調整せざるを得ません。17日の月曜日にやっと医療者の方たちへの一回目の接種が終わります。三週間後には2回目の接種になります。その前に高齢の方への接種が始まっています。どうして平行になるのでしょうね。
今日の夜NHKでコロナの心のケアの問題のルポがありました。8.6広島平和夕べのスタッフの穂垣さんが出演されるというので、大急ぎでクリニックから帰って来て観ました。
コロナに感染し、回復したもののの、後遺症で悩む若い男性。母親がコロナに感染し一旦回復したものの、重症の肺炎となって亡くなってしまった。その母親の最後を看取ることもできず、お葬式もすることができなった看護師さん。亡くなった母親の遺骨をずっとお墓に入れないでそばに置いています。まだ心の整理が出来ないと。このお二人のことは省かせてもらってごめんなさい。
穂垣さん、彼女は高齢の施設にいるお母様とコロナのために面会が出来ません。週に一回だけリモートで母親と話します。それでもリモートでの会話は寂しく、母親と接する実感が持てません。
母親の弱っていく姿から、死を意識します。悩んだ穂垣さんは、様々な方とネットで死生観について話し合うグループに入りその悩み打ち明けます。
そしたら、それは「死」ではなく「生」だと言った方がありました。
それらの方たちに背中を押される形で、彼女は、お母さんにリモートでうんと明るく話しかけます。体操しよう!!と。
そして、病院にお母さんを連れて行くために10か月振りに母親と会います。束の間のふれあい。
又施設でお母さんと別れる所では泣けましたね。
お母さん、どうぞ頑張って生き抜いて。いつかコロナも収まって、由恵さんと思いっきり一緒に過ごす時が来ると思います。それまでパソコンを通してだけど、由恵さんとしっかりおしゃべりと体操をして、体も頭も動かしていて下さいね。
ところで、あの「死ではなく生だ」と素敵なアドバイスをして下さった方、きっと私のよく知っているS先生だと思うのですが・・。思わぬ所でお会いできて、アアッと・・。やっぱりね、素敵な先生です。それから、この番組を作ったのは、若い女性のディレクターだとのこと。丁寧な取材で、盛り沢山なのにちゃんと問題が整理されて、重いテーマを提起して下さいました。全国の方に見てほしいですね。
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