ジェンダーギャップどうしよう~森会長辞任騒動で見えたもの~
4月25日参議院議員再選挙が行われた日、性教協広島サークルの例会が行われました。「ジェンダーギャップどうしよう~森会長辞任騒動で見えたもの~」という城さんの提案でした。素晴らしく楽しい会だったので、そのご報告しますね。なんとなくですが、森会長の発言はとんでもないこと、辞任は当然、でも、その後の騒動も・・。と、私たちは本当に何となくとなく分かったような気になっていましたが。こうしてきっちり学んでみると、とても意義があることだったのです。
城さんの話まずこれから始まりました。これは何でしょうと。
配られた資料です。
1967年のボストンマラソン。キャサリン・シュウィツアーさんがゼッケンをつけて走っていたところ、大会の役員が飛び出して来て、そのゼッケンを奪おうとします。取り囲んでいた男性たちが彼女を守り、役員を排除して、彼女は走り続けます。そして、4時間20分で完走しました。
これらの写真はネットからです。
私はただ走りたかっただけ。十分にトレーニングしていたし、それだけの力も自信もあったと彼女は言ったと。当時マラソンには女性の参加は認められていませんでした。その後彼女は女性のマラソン競技に尽力を注ぎます。
1972年ボストンマラソン正式に女性の参加が認められました。そして
1984年オリンピック女性のマラソンが正式種目とされました。
彼女の初めにつけたゼッケン261番は永久欠番とされました。
2017年、その彼女の事件から50年後に70歳となった彼女は再びボストンマラソンを走ります。城さんのスライドです。
ネットから。その261番のゼッケンを付けて。
城さんの提案は、続いて森会長の発言に行きます。
これの何が問題なのでしょうと。みんなが次々と答えます。もう散々言われて来たことだ肝腎の森氏はなにが悪いのかさっぱりわからないままなのでしょうが。「女性は競争意識が強い」「みんな発言される(ことが悪いことみたい)」「わきまえておられる」などなど。私が一番いやだったのは、ラグビー協会のことを」「うちの恥」と言われたことなのです。女性が発言して理事会の時間がかかることを恥だと。
何より私が嫌悪感を持ったのは、その後、二階幹事長の発表で自民党の幹部会議に女性を入れることにしたというこのことです。あくまでも見学であって発言権はないと。ハフポストから。世界に対して恥ずかしい。案の定BBCがさっそくニュースにしたとのことです。
城さんの話、続きます。
この男性社会にもヒエラルヒーがあって、森さんはおそらくこの△の一番上だったのでしょう。この一番下に、女性も入れてあげてもいいよと。名誉男性として。城さんはこの△の社会の外にはどんな人がいますかと問いました。女、子ども、開放された男。男性とみなされない男・・。
城さんが持ってこられたこの本から。
まだ続きますね。後半は沢山のデータが出てきます。
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