市川中学校一年生に話しました。
2月18日木曜日千葉県市川市の市川中学校に講演に行きました。市川学園には昨年の2月にも行っています。ちょうどコロナがぼつぼつ危なくなりそうな時でした。今回そのコロナも何とか減少に行きつつあるかな?という時。まさに激動の一年間を経ての再訪問です。対象は中学1年生。
会場です。昨年この定員680人の会場に二学年が入って丁度でした。今回は、一学年だけで、席は一つ飛び。生徒が入ってきました。
中学一年生というと小学校から入って来てすぐは、まだ小さくかわいい頃です。他の中学校で講演する時には一年生だけ外して2・3年生にという所もあります。でも、そろそろ一年経つと、立派な中学生です。ほとんどすべての生徒がスマホを持っていて、情報がガンガン入って来ているでしょう。そんな時です。
初めは静かに聞いていた生徒たちですが、そのうちほぐれてきたのでしょう。ずいぶん反応が良くなりました。男性の悩み、マスターベーションやペニスのサイズや包茎等について話していると、ワイワイします。で、「とっても反応が良くって。特に男性たちの。」というと爆笑です。「それはうれしいのだけど、でも、私は限られた時間でいっぱい話したいことがあるから。どんどん話すよ。静かにして聴いてね。」といいました。ほんとうに話したいことは沢山あるのです。私の昔を思い出しても、頭の中、知りたいことが一杯だと思うのです。そんな時だからこそ、真正面から、体や性について話したいのです。これから沢山の情報に接した時、それがたしかな物であるのかどうか、見極める力を身につけてほしいのです。
女性の月経周期や月経痛について話した時、「男性の皆さんは、女性がこんなしんどい思いを毎月しているのだと分かったら、なぜ男性は女性をいたわらなければならないか、ということは分かりますね。」「それから、月経というのは、いつ始まるかわからなくってスカートを血液で汚したとか、ナプキンを人の前で落としたとか、そんなことはありうるのです。そんな時、絶対にからかったりしないでね。スカートが汚れていて、からかわれてそれっきり学校に行けなくなった人を私は何人も知っていますよ。」
まだまだ。妊娠の話、中絶の話、避妊の話、スマホのSNSの話、性の多様性などなど一杯一杯話しました。恵まれた環境の、恵まれた生徒たち。これからの君たち。中学一年生。その未来が楽しく充実したものになります様に。
私の話のスタンスは、こうです。
今度いつか保護者の皆様に話したいですねと先生に話しました。大人の方に話したいこともいっぱいあります。
このコロナの厳しい中、この講演会を実行して下さった学校の皆様に深く感謝いたします。
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