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危機的妊娠の現状と相談支援~養子縁組・遺棄から見えること

昨日も書いたことなのですが。私は若者たちに義務教育の内に、ぜひ性をしっかり学んでほしいと思っています。を学ぶということは、人間関係・コミュニケーションを学ぶことでもあります。体や、妊娠や、避妊や中絶や性感染症や、それらの知識を得て、それらをパートナーとどう話し合って、どう実行するのか、それが問われることでもあります。それらは、すべての人に学んで欲しいのです。全ての人というからには、だから義務教育の間に。


 私はは産婦人科医であり、特別養子縁組のあっせん事業者でもあります。若い人達が診療に来るなかで、産んでも育てられない妊娠をして来る人が多くあります。中には、悩んでいる内に時が経って、やっと受診した時にはもう人工中絶が出来ない時期になっていて産むしかなくなっていて。そんな女性と生まれてくる赤ちゃんのために、やむを得ず始めたことです。


 初めて養子縁組のお世話したのは、35年前になります。まだ特別養子縁組の制度・法律もないうちでした。以来、長い間ずっとそのような女性たちに向き合う中で、私は、どんなことを若者たちに学んでほしいかということが、徐々に明らかになりました。それらをギュッと凝縮して中学生たちにも話しをしています。

 こんど、来週の日曜日28日にYouTubeで話をします。昨夜その打ち合わせをしました。限られた時間ですのでどこまで話ができるか分かりませんが、かなりいい会になるのではないかと思います。

出演者のお一人の白井千晶先生がシェアなさっている、塚原久美さんのフェイスブックの記事を転載させていただきます。

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中絶についてもっと話そう!
避妊や中絶について様々な視点から語るオンラインイベントを毎月28日に開催
第5回  危機的妊娠の現状と相談支援~養子縁組・遺棄からみえること
開催日:2021年2月28日(日)
時 間:20:00 〜 21:00
配信URL :https://youtu.be/oFSclj-yAtM

無料/予約不要/アーカイブ視聴あり
ぜひ視聴して下さい。
出演:
白井千晶(静岡大学・教授/全国養子縁組団体協議会・代表理事)
河野美代子(河野産婦人科クリニック・院長/養子縁組あっせん許可事業者)
東田美香(特定非営利活動法人キミノトナリ(にんしんSOS仙台)・代表理事)
内容:
その人の生活や人生にとって負の影響を与えたり危機的であるような妊娠を「危機的妊娠(crisis pregnancy)」といいます。危機的妊娠であるのに人工妊娠中絶ができないことも少なくありません。アクセスできなかったり、受けられなかったり、費用がなかったり、通達で中絶可能とされる妊娠週数を過ぎて妊娠がわかったりと、理由は様々です。医療にかからず出産して母体や子どもが危険に陥ったり、遺棄や殺人などの事件も起こっています。2月28日のトークイベントでは、養子縁組と社会的養育に関する研究者、妊娠葛藤相談や養子縁組支援の実践者が鼎談します。出産という選択肢しかなかったときに、出産・養育の環境を整えたり、養子縁組や里親など社会的養育として子育てを託したりする方法についてもご紹介する予定です。

※ 音声の聞き取りがむずかしく文字通訳が必要な方に、同時文字通訳の準備があります。ご希望の方は、2月26日までに、セーフアボーションデー2020事務局 safeabortion2020@gmail.com まで、表題に「2 /28文字通訳希望」と書いて、当日ご連絡がとれるメールアドレスをお知らせください。
※ 取材する場合は、当プロジェクトに連絡し、許諾を得てください。


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私はやはり性教育に焦点を当てて話したいと思っています。ぜひご視聴下さいませ。


『河野美代子からだの相談室』
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ぜひ覗いてみて下さい。

 

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