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小説「衆議院議員選挙」⑧終

今日の毎日新聞の一面です。最新の世論調査の結果が出ています。

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菅内閣の支持率がどんどん下がっています。33%。不支持率は57%だって。これだけ支持率が下がれば、解散総選挙は早いかもしれないよ、と夫は言います。支持率の危険水域は30%といわれています。でも、こんなにコロナが大変な時に、解散して選挙なんて出来ないでしょう。もう少し何とか収束の兆しでも見えないと。世の中本当に大変なのだから。生活するのが苦しい人達が沢山。その人達を放っておいたままの選挙はしてはいけないのではと私は思います。

 しかしこのままこの政権に世の中任せていては、もっともっと大変なことになるかも。国民の姿が見えていません。自民党の中から政権に対する不満や警告が出てこないのでしょうか。それが不思議です。

コロナは、ワクチンがうてるようになると、大分違うかもしれませんが。当分、みんな苦しい。私のクリニックも苦しい。自衛でがんばらないと。

 今日、ふるさと納税の返礼品のリンゴが届きました。青森の一番小さな自治体を選びました。甘酸っぱいさわやかな香りが、ぱあっと広がりました。うれしい。大切に食べます。

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 箱に入ったリンゴを見ると思い出します。私が大学病院に勤務していた時。もう40年以上前です。まだ子どもが小さくて二人とも保育園に行っていて、夫が病気になりました。医員(研修医)の給料は安く、私の給料は、一人分の保育料にもなりませんでした。アルバイトもできず、本当に貧しかったのです。牛乳代の集金が来られた時、お金がなくって子どもたちの口を押さえて隠れていたこともあります。家計簿をきっちりつけて、どこのお店よりこっちのお店が豆腐が2円安いとかやってました。

 そんな時、りんごがひと箱届いたのです。当時まだ木の箱で、中はもみ殻にりんごが埋まっていました。一日一個、一つ一つ大切に掘り出しては子どもたちに食べさせていました。もう無いのかなと思って、もみ殻を探って、もう一個が手に触った時はとてもうれしかったのを覚えています。


今は、ありがたいことに生活に困ることはありません。とても恵まれています。でも、当時の思いは忘れられません。今、あの頃の私よりもっともっとしんどい方たちが沢山いるでしょう。その人達に焦点があてられる政治を強く望みます。それができる政治家が選ばれることを願います。

選挙に関しての私の想いを、読んでいただいてありがとうございました。


 


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