核兵器禁止条約発効
昨日、核兵器禁止条約が発効されました。広島では被爆者を中心として様々な会が催されテレビでは多くの番組が流されました。私はどれにも参加はできないけれど、ひっそりと喜びました。
この条約は、私が中学生の時、日本国憲法の前文を読んで感動したのと、同じような響きがあります。共同通信発の要旨を転載します。
それは「全廃こそが核兵器が二度と使われないことを保障する唯一の方法である。」とし、
「核兵器の使用による被爆者と核実験によって影響を受けた人々にもたらされた受け入れ難い苦しみと危害に留意する」ちゃんと被爆者や核実験による被害を受けた方たちへの配慮もしているし。
「平和と軍縮教育、核兵器の危険性への意識高めることは重要」とちゃんと「教育」にも言及しているし。
「被爆者による(核兵器廃絶の)目標達成への努力認識する」と、被爆者の血のにじむような、命をかけた闘いを評価し、ねぎらっているし。
「核兵器の開発や実験、製造、保有、貯蔵、移譲、使用、使用するとの威嚇を禁止する」と全ての核兵器を巡る行為を禁止することだけでなく、
「本条約が禁じている活動をするため、誰かに援助を求めたり、援助を受けたりすることを禁止する」と、核の傘に守られることをも禁じているし。
さらに、「核兵器の使用や実験により影響を受けた個人に、差別なく医療、リハビリ、精神的サポート適切に提供する」と、とても暖かいのです。
そして。「非締約国も締約国会議にオブザーバーとして参加できる」呼び掛けています。
せめて日本はオブザーバとしてでも参加できないかと、多くのマスコミも論じています。核の傘の下にいる日本も条約を締結することはできるとの論も見受けられます。
昨日にもカンボジアが締結し、また一か国増えました。じわじわと締結国が増えていくことも期待できます。まだまだ厳しい状況であると分かっていても、それが核兵器保有国の包囲網となるように、希望を持ち続けます。
自分たちのような目に合う人が三度出ないようにと、核兵器廃絶のため、体験を語り被爆者署名を集め続けた被爆者の皆様の努力に敬意を表します。
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