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兄のお葬式

昨夜日付が変わらないうちに無事広島に帰ってきました。三人でいろいろと話をしながら、ひたすら陸を走りました。

お葬式は、次兄が務めました。次兄は、西南学院の神学科を出た牧師です。ホームレスの方等の依頼を受けた時にみんなボランティアとして葬儀をすることもあるそうですが、日ごろは陶芸家です。福岡に住んでいますので、兄が亡くなりそうとなった時に、雨の夜、駆け付けてくれたそうです。コロナの時に、お葬式をどうする?と、義姉と話して、このような小さなお葬式をすることにしたと。ボロボロになった分厚い聖書、聖書は全部で66冊あるけれど、それをもって歩くこはできないので・・というキリストについての兄の話もお葬式全体もとても深くて暖かくてよかったです。

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お義姉さんの、兄のこれまでのお話。私の夫は大分出身で広島に住み、兄は広島出身で大分に住んでいます。これは、勤務していた化学会社が、大分の工業団地に工場を作るというので、その工場づくりとできた後は工場長として勤務していました。その兄が胃がん、膀胱がんと何度も手術をし、抗がん剤を耐え、オプジーボでも治療をし、それは劇的に腫瘍マーカーが下がったのですが、副作用らしきでそれをやめると、急速に悪化して行ったようです。でも、不思議なことに、兄は全身がんに侵され、肺もがんに占められて、それで亡くなったのですが、最後まで、まったく痛みを訴えることも、苦しさを訴えることもありませんでした。ただ食欲がなくって、お姉さんは食べさせるのにとても苦労していました。デイケアで嘔吐し、救急搬送され、そこから血圧が下がって亡くなるまで三日。最後の二日は、ほとんど意識がなくって、本当に安らかに亡くなったそうです。主治医によると、これだけオプジーボが効いたのも、最後まで、全く痛みも苦しさを訴えなかった患者さんは初めてだったそうです。


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孫のエレクトーンの演奏と次兄のオカリナの伴奏で、みんなで賛美歌を一曲だけ歌いました。

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みんなで献花をし、集合写真を撮って。この時だけみんなマスクを外しました。

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出棺。献体がふつうと違うのは、お棺にはお花が入れられません。お花でお顔を飾ってあげたかったけど、それが少し残念。


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霊柩車で大分大学へ出発しました・・。形式的なことはなにもなく、それだけ温かい会で兄も安心して喜んだことと思います。

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