二本の映画①「はりぼて」
今日は、以前から「映画デー」にすることに決めていました。見たい映画が目白押し。なかなか時間がなかったり合わなかったりで。今日、呉で前川喜平さんの講演があって迷いましたが、結局決めていた通りにすることにしました。前川さんの講演、菅首相になってから、特に学術会議のこと等をきっと話をされて、面白かったことと思いますが・・。行かれた方に聞くことにします。
今日は朝から横川シネマです。まず「はりぼて」。その後は「結びの島」。そして「僕は猟師になった」。この三本を見ることにしていました。6時間余り、きついかな?でも、今日を逃すといつ行けるかわからないし。それに、昔は映画三本立てなんて、よくあったし。
ですが、「はりぼて」を見た後出ると、何と、びっくり。ものすごい人。ロビーからあふれて外にも一杯。「結びの島」を見る人です。それからチケットを買うのでは、もう席がなくって、きっと入れても補助席・パイプ椅子になること間違いなしで。「結びの島」、超人気なのですね。で、結局今度見ることにしました。上映中に必ず観ます。
いったん外に出て、横川から自転車で10分の所に立憲民主の大井さんの事務所が昨日開いたので、そこに行ってみました。事務所の体裁はまだなのですが、なかなかいいところで、十分広い事務所です。そこで買って行ったお昼ご飯を食べながらいろいろと話をして、また横川シネマへ。で、予定していた三本目の「僕は猟師になった」を観ました。
観たどちらも、すごい映画としか言いようがないのですが。今日は、一本目の「はりぼて」についてです。
富山のチューリップテレビが粘り強く放送し続けた富山市議会のドキュメントの映画版です。政治に忖度するマスコミが多くなった今、これは、素晴らしく、かつてマスコミはみんなこうであった!というのを彷彿とさせる映画でした。
それにしても。なんとも、まあ。ひどいもんです。私は初め、よく知らないまま、面白いよという評判だけを聞いて行ったのですね。そして、見始めて、何だ、市会議員の給料を10万円上げるという、それを巡る報道なのかと思ったわけです。しかし、そうではありませんでした。まあ、次から次へと自民党議員のウソや不正が出てきます。記者たちは、情報公開請求をしたり、裏付けのために多くの場や人にインタビューをしたり。本当に粘り強く取材、放送をすることで、結局議員の14人が辞職に追い込まれます。詐欺で起訴、有罪となったり、それから、政治活動費領収書の偽造などによる詐欺だけでなく、議会事務局に夜間忍び込み、女性事務員の机をあさって「住居侵入有罪」で起訴されたというおまけまで。(その人は議長ですよ。)
何度も、申し訳ありませんでしたと頭を下げながら、同じような罪を重ねたり・・。もう、見ている内に、誰が誰やらわからなくなったりしましたよ。
そして、改めて、真実を追求しようとするマスコミのすばらしさも。韓国映画「共犯者たち」で感動した、それを再現させてもらいました。ただ残念なのは、数々の賞をもらったこれら一連の取材、報道を行ったほとんどの記者たちが、配転させられたり、辞職していることです。かれらのこれからはどうなるのでしょう。どうぞ、後を引き継いだ若い記者さんたち、頑張ってとしか言えないのですが。
久々に充実したドキュメントの日本映画を観させてもらいました。会場は、まだ座席は感染対策で一つ飛びですが、ほぼ満席。マスコミの方も多いのでは?というような感じでした。上映日程が延長されたそうです。10月21日まで。まだまだ多くの方に見て頂きたい映画です。
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