特別養子縁組養親希望の方への資料作りが続いています。
特別養子縁組の養親希望の方たちへの研修、その資料づくりが完璧にできたように言いましたが、実は、まだ続きを作っています。というのも、肝心の子育てのことについて、母親学級で使う資料を使おうと思っていたのですが。その資料を見ていて、あまりに妊娠中のことが多くて。それは、自らが妊娠・出産をするのでなく、親になろうとする方には、少々気の毒ではないかと。出産後の所から入らなければ、と思ったのです。
特別養子縁組あっせん事業者の厚労省の研修に行った時、養親希望の方たちにどのような研修をしなけければならないかという講義がありました。それによると、こんなのです。
いろいろと悩んで、結局自分で作ることにしたので。いろいな本を参照にしながら。そして、これまでも養子縁組をした養親の方々の子育ての相談に乗って来た(今ではラインという便利なツールがありますので、それを駆使ししています)経験から、頑張って作っています。
何より参考になるのは、広島市の「母子手帳」です。母子手帳は、実親が使っていたものをそのまま養親に渡します。でも、養親になるひ人が事前にもらって読んでおくことはできませんので、その母子手帳に書いてあるこことを参考にして、作っています。
赤ちゃんの発育のこと、それも単なる体の発育でだけではなく、精神的な発育、いやいや期のことなども特に。そして、赤ちゃんの時だけでなく、子どもとしての発達、思春期のことなども踏まえて。
でも、思うのです。みんなこんな研修を受けて、親になるわけではありませんよね。
今日、患者さんの妊婦さんが「母親学級がコロナの関係で中止になって、受けられないので、すごく不安」と言われました。
「母親学級で習わなくても、生まれてから必要なことは病院で教えてくれるから。実際にやった方がはるかに勉強になるのだから、不安に思わなくても大丈夫よ。勉強をしなければと思うのだったら、この母子手帳をしっかり読んでご覧なさい」といいました。そこには、不安に思うことのその対処方もしっかり描かれています。
みんな子育ては試行錯誤です。完璧を目指したら、それこそノイローゼになってしまうでしょう。そんなことを含めての研修をしたいと思っています。
まだまだ時間がかかります・・。
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