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特別養子縁組・小さな研修会

昨日の木曜、休診日、午前中にはクリニックで小さな研修会を行いました。特別養子縁組について。

お客様は、東京から「ATTI Japan」の榊原明美さん、名古屋から「NPO CAPNA  旧子どもの虐待防止ネットワーク・あいち」の萬屋育子さん。

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待合室にスクリーンとプロジェクターを用意して。私は、作ったばかりの特別養子縁組養親希望の方の研修資料の一部をプリントして読んで頂きながら、当院で行っている養子縁組のお世話の内容についてお話しました。実親の出産前から、出産後立ち直りに至るケア。養親の、親になるための子育ての練習から、諸手続きのサポート、その後の相談に乗りながら子育てへの寄り添いなど、長く続くケアについて。とくに、実親のその後のケアには、実子がどのように育っているのか、それを知りたいという思いがあります。それにどう答えるかが必要になって来ます。大切に育てて頂いていることに安心して、自分自身の人生をしっかり歩んで行きます。それら、両方のケアに、ラインが大活躍することなど、ラインのスクションの数々を見て頂きました。

実は、かずる特別養子縁組組あっせん事業所の中に、家庭裁判所に提出する書類は、本人任せというのもあるのを聞いて、びっくり。裁判所への手続きは、結構長い文章も書かなければならなかったりして、なかなか大変です。

当方では、書類は一緒に作り、ほとんどの方の場合、共に裁判所に行きます。いわゆる同行支援です。でも、遠方でそれが困難な時には、すべての書類を当方で整えて、これをこのままもって裁判所に行き、提出してくださいと送ります。最初に困難な書類の提出のところで、絶望的になることもあるらしいのですね。

そのようなケアの状況のお話をして、今度は、お二人から、愛着形成がうまくいかなくなった時の、これは特に生まれてすぐの養子縁組ではなく、ある期間養護施設で育った後の、養子縁組の時などにおこりうるのですが、その時のケアについて、動画を見せて抱きました。「ATT Japan」は、「愛着とトラウマのトリートメント研究所」の略称です。その数々の研修会のチラシです。


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「CAPNA」は、子どもの虐待防止のために、様々な危機介入や啓発活動をされています。

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お二人から、貴重な著書も戴きました。

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その後、情報交換もしっかりできました。今後一緒にできることが沢山ありそうです。日本のあちらこちらで、貴重な働きをしている方たちが沢山おありだと、改めて知りました。

大切な時をすごすことができました。ますます力を頂いて、私も頑張ろうという気になりました。えんぽうから来て頂いて、ほんとうにありがとうございました。
 

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