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宮島北大路魯山人美術館

やっぱり大雨が降って。九州地方に大変な被害が出ていて、胸が痛みます。まだ子どもが小さい時、球磨川急流下りに乗って、とても楽しかったのを思い出します。ゆっくりな流れの所もあったけど、すごい急流でキャアキャアと騒ぎました。この時、船頭さんとは別のお世話係みたいな女性も乗っておられて、その方が大分進んだお腹の大きい妊婦さんで、民謡を歌って下さって感動したものです。いつか、孫と一緒に乗りたいと思っていました。その球磨川が何か所も氾濫したと。どうぞ、これ以上の被害が出ませんように。

 今日は、先週の日曜日に行った宮島について。これから行く予定の方もおありかと思いますので。神社の中を通って、外に出てもう少し水族館の方に進んでいくと、「北大路魯山人美術館」があります。今年の三月に開館したのですが、コロナですぐに閉館となり、6月中旬からやっと再開館となりました。それを待っていました。

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美術館は大きな古民家で、二階建て。一階にも二階にも作品がどっさりです。外からだけでも写真を撮っていいですが?と聞くと、何と、中もどうぞご自由に撮って下さいですって!!入ってすぐの所に魯山人さんの年表や著書があります。面白いことに、年表では、何人もの人と結婚、離婚しています。会場の方も、結婚したのは5人なのか、6人なのか、わからないと言われました。魯山人は、漫画「美味しんぼ」の海原雄山のモデル。漫画の中では、妻への対応が本当にひどい、今でいうとDVですね。息子がその父に対して反発する存在として描かれています。美食倶楽部を作り、おいしいものを食ベることに全精力を傾けます。そのために食器を作ります。「食器は料理の着物である」と。

それはともかく、作品は楽しいです。作品は、信楽、志野、備前、綾部など様々な土と仕法を使って、重厚だったり、奔放だったり、逆に繊細だったり。

食器だけでなく、書や屏風なども。宮島美術館には、魯山人の800点の所蔵があり、そのうちの600点もが展示されています。

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この大らかな器は、半分がもみじ、半分が桜で、季節によって向きを変えて使うのだと。

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この屏風の前に置かれている器は、今年の伝統工芸展で観たのとよく似た椿の器です。姉は、これのレプリカの茶碗を足立美術館で買っています。レプリカでも、高かったと。

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きれいな青磁の中に小さな魚が。別に作って張り付けたのでしょうね。涼しそう。

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蓋は花びらです。かわいい。

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なぜ魯山人が宮島に?と、それが不思議で、書いてあるかとパンフレットも買いましたが、それについては、なんにも書かれていませんでした。

まだ宮島に魯山人美術館があるということは、知られていないのでしょうか。私たちが行ってる間、他のどなたも入ってこられませんでした。すごく充実した美術館です。ぜひご一見を!!

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