コロナの影響
今日の出勤途中の原爆ドームです。今年は桜が長持ちしている様に思います。少しだけヒラッと花びらが落ちているくらいです。
今日から広島では小・中・高校の学校が始まりました。クリニックの患者さんの多くは、学校が始まってホッとしたといわれますが、でも、中には心配されている方もおありでしょう。
広島ではまだ患者さんも少なくて、中央と比べて温度差があります。それでも。診療をしていて、ドキッとすることもあります。今日の患者さんでも、コロナのために関東から実家に帰ってきたといわれる方がありました。うーん、ですが、診ないわけにはいかなくって、平気な顔で診察しましたが、あとで、せっせと手だけでなく、机や手すりのアルコール消毒です。
それから、若い人で、微熱が出てのどが痛いという方。耳鼻科で出してもらった薬が効かない、もしかして性病ではないのかと思うので、検査をしてと。膣の検査ならそう危険なくできるのですが、喉となると・・。でも、検査しないわけにはいかないのでしましたが。コロナの検査と同じことをするのですが、インフルエンザを疑う場合、検査はしないで薬を出すようにという通達が来ています。でも、「咽頭の性病の検査はしないように」との通達は来ていません。私、もちろんマスクや手袋はしていますが、ゴーグルもないし。これからは婦人科といえども、フルフェイスのゴーグルかマスクがいるなあと思った次第です。
もしも、後でコロナの陽性の人がうちにも来ていたということがわかると、クリニックをしばらく閉めて従業員みんな検査を受けなければなりません。
今年の夏の性教協の全国セミナー、7月の終わりの土日に鹿児島で開かれる予定でした。それが中止と連絡が来ました。
私は、広島から「性暴力の被害者支援~医療とワンストップセンターでの取り組み~」を2時間45分もの時間をかけて発表する予定でした。とても楽しみに準備をしていたのですが中止です。全国情勢を見ると、それも仕方がかないことでしょう。その前の週の山形での「性教育指導セミナー」も中止だそうです。今は、何もかも「コロナ」を優先で取り組まなければならないのです。
そうすると、8月6日の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」も、できるかどうか・・。もうメニューもみんなできて、チラシの校正もできているのですが。今年は「被爆75年」です。広島市や他の団体の方たちはどうされるのでしょう。もう少しコロナや社会の情勢を見て決断しなければならないかもしれません。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント