バリバラ「桜を見る会」再放送が止められた!!
昨夜は、その前夜極端な寝不足で、眠い所を頑張って起きておりました。そして、いよいよ午前0時。待っていた番組が始まると思ったら、なんと。異なるテーマでしたよ。どうしたことか、新聞を見ても、ちゃんと出ているのに。ずっと見ていても違う。これがすんだらするのかなあと終わりまで待ったけれど、何にもありませんでした。やったのは、緊急生放送と。それはコロナの今、障がいのある人達がどうするか、それは大切なテーマではありましたが。でも、違う、おかしいなあ。そして、今朝になってわかりました。突然、直前に番組が差し替えられたのですね。毎日新聞、ウェブに出ていたと。差し替えられた!!のです。
見たかった番組、「バリバラ桜を見る会~バリアフリーと多様性の宴~」の再放送はこれからもなさそうです。でも、TVerで見られるとのことで、iPadで見ましたよ。それは、素晴らしかった!!いい番組でした。
本来の桜を見る会に招かれるべき人達、昨年、様々な分野で声を上げ、闘った人たち。性暴力の被害者のために声を上げた伊藤詩織さん、国籍差別、民族差別をなくしたいとヘイトに対して声を上げた在日三世の崔江以子さん、障がい者の強制不妊手術を受けさせられ、人間の尊厳を裁判に訴えた聴覚障害者の小林喜美子さん、寶二夫妻などのゲストを迎えて、バリバラの「桜を見る会」として、様々な障がいのある当事者の方たちと共に「多様性」について考える番組でした。
それは、この国のあり方を考えさせられる奥の深い番組でしたよ。
中でも、ここまでひどいのかと驚いたのが、崔さんに向けられたひどいヘイトのSNSが1000数百万件だと。伊藤しおりさんも同様で、日本を脱出してイギリスに住まなければならなくなったと。副島淳さんや大坂なおみさんにに向けられた心無い言葉、また、お笑いや芸能界でそのようなことを訴えると、番組に出られなくなってしまう現状だとか。
中に、いくつか政権批判、それは桜を見る会の出席者の名簿をシュレッターにかけたり、明らかなウソを言ったりしたことの揶揄ばでましだか、それは番組のメインではなく、ほとんどは「多様性」についての真面目な語り合いでした。
おそらく、この番組を見もしないで、SNSに型どおりの批判を寄せるネトウヨたち。少なくとも、ちゃんと人権教育を受けていない人達のSNSが、この番組の再放送を止めさせたのでしょうか。まあ、政権に忖度するNHKだから?でも、頑張ってこんな番組を作る人達もいるということをまた、思い起こすことができました。
皆さん、今、TVerで見られます。ぜひ見ましょう。そして、番組への意見を寄せましょう。すばらしかったと私も送ります。この続編が今秋の木曜日、4月30日に放送される予定ですが、それがどうなるか、危惧しています。
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