妊婦さんが新型コロナに感染した場合
私のクリニックで妊婦検診を受けていらっしゃる方でも、「私がコロナにかかったらどうなるのですか?」という質問をなさる方が多くなりました。私は答えます。
「広島県はね、その体制がちゃんと作られているから、大丈夫よ」
本当にありがたいことに、第一線で活躍していらっしゃる方々のおかげで、その体制作りがしっかり作られています。感染している方の診療、分娩などは、基本的に県立広島病院で、重症の方は広島大学病院で対応してくださいます。
そのチャートが送られてきていますので。少し複雑ですが。クリックしてくださると大きくなります。
もう少し簡単に。県病院の三次先生から送られ来ていますので。それを転載させていただきます。ありがたいことです。安心できますね。勿論、感染しないにこしたことはありません。ほとんどの妊婦さんは、感染しないように注意して生活していらっしゃいます。誰も罹りたくて感染する方はいらっしゃいません。でも、どうして感染したのかわからない方も多くなっている今、だれも決して感染しないとは言えません。
もしかして、私は感染しているのではないかと心配なさった時には、かかりつけ医に連絡してくださいね。くれぐれも直接県病院に行くことがないようにお願いします。
私たちも、日常の診療の中で、心して妊婦さんに対応したいと思います。
妊婦がCOVID-19感染を疑われる場合 令和2年4月28日
妊婦が「風邪のような症状がある」・「37.5度以上の発熱」が2日以上続いたら
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かかりつけ産婦人科医に相談(+味覚・臭覚異常、濃厚接触歴、帰郷など聴取)
- かかりつけ産婦人科医が,妊婦から症状などを聴取した結果,総合的に判断して,新型コロナウイルス感染症と疑われる場合,かかりつけ産婦人科医が,帰国者・接触者相談センター(保健所)への情報提供と検査依頼をお願いします。
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帰国者・接触者相談センター(保健所)に情報提供
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PCR検査
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陰性の場合: 経過観察、通常の治療・妊婦健診
陽性の場合: トリアージセンター(県)にて入院施設決定
- 県からの回答です
- COVID-19感染が強く疑われ、以下の場合は県立広島病院産婦人科に連絡してください。当院での診療の手配をします。
- 陣痛が発来しており、朝・平日まで待てない症例
- 呼吸器(肺炎)症状が強い・高熱などで治療が必要と判断される症例
- CT検査でコロナ肺炎の所見を認める症例
県立広島病院
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