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性教育を商売にする??⑤

先日、中国放送、RCCのドキュメント「原爆が遺した子ら~胎内被爆小頭児をささえて~」について、2020年2月1日から5回にわたって書きました。1回目はここにあります。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-7f181f.html

この中にも書きましたが、山代巴編の「この世界の片隅で」の中で原爆小頭児を書いたのが、RCCの秋信記者です。その彼が小頭症の子どもや家族を支え続けたことを今回の番組で詳しくルポされていました。

元の記事が書かれたのが、この本です。アニメにもなったり、映画化もされて、もう誰もがご存じの漫画「この世界の片隅に」。

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そのタイトルの、中身が全然異なる「この世界の片隅で」との近似については、もう広島ではさんざん語られています。でも、表だってはなかなか語られていません。

それに「この世界の片隅に」の作者は、その前に「夕凪の街 桜の国」を出版し、これもNHKがドラマ化して知られています。「この夕凪の街 桜の国」のタイトルは、大田洋子の「夕凪の街と人と」と「桜の国」の二つの小説のタイトルをくっつけたものです。

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これについても、広島では様々、ひそひそと語られています。これだけ堂々とおんなじタイトルをつけて、元の本の著者はなにもも言わないのかしらとの疑問はずっと持っていました。

実は、広島大学の川口隆行先生が、「原爆文学という問題領域」という著書で「夕凪の街 桜の国」を論じていらっしゃるということを知り、これを読みたくて探しました。先日、やっと中古を見つけて注文したましたが、まだ届きません。中古ですが、ものすごく高価でためらいましたが、思い切って。

というのも、実は、先日、ある議員の方が訪ねてこられました。今、この「夕凪の街 桜の国」について調べていると。以前これについて私がブログに書いたことがあるので、それについて聞きたいと。ああ、やっとこの問題が動くのかと期待しました。それにつき、いささかでも協力できるかと思っています。著者がなんにも言われないのかと思っていたのは間違いでした。著者はすでに亡くなっていても、遺族がいらっしゃいました。

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これだけ堂々と、人の作品をもじったタイトルを付けられるというのは、版権、著作権について、なんにも感じていないからなのか、それとも、あとから出す自分の方が、うんと大きいので、何にも言えないだろうとたかをくくっていることなのかとか。

今回の性教育の本の明らかな盗作は、やはり黙っていてはいけないと思っています。さて、どうするか、弁護士さんと相談します。またお知らせしますね。長々と読んでくださってありがとうございました。

 

 

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