女性支援地域連携フォーラム①
誤解されたかもしれないので。昨日のブログ、映画パラサイトが怖かったという話。怖かったけど、昨日も一日中頭から離れません。様々な伏線があったり、ユーモアもあったり、ミステリーだったりで、完成された映画であり、アカデミー賞もうなづける作品です。監督、すごい人だと思います。特に、ラストは、とてもかなわないことだと分かっていても、何か希望を感じさせる、アッという終わり方。そんな終わり方であったからこそ、胸に残る作品になっていると思います。ただ、私はのめりこむ方で、客観的に少し離れて所から映画を見るということができないたちなもので。
それだけ追加しておいて、一昨日の「女性支援地域連携フォーラム」について。
会場は撮影禁止となっていましたので、始まる前の会場だけ。
事前の打ち合わせで、お会いしたかった方たちにたくさんお会いできました。中でも中本さんとお話できてとてもうれしかったのです。もって来たお菓子を子どもたちに食べさせてあげてくださいとお渡しできました。
中本さんは、40年ほど、自宅で食事を提供してこられました。途中からは自宅と別の場所を借りて、そこで毎日毎日食事を提供しておられます。40年前保護司になった時、少年たちがどうして悪いことをするのかと考えた時、「孤独と空腹だ」気づいたと。そこで、食事をさせるようにしたら、友達を連れてきて、それが広がって、今は常時20人くらいが食べにきていると。月に二回は公民館でたくさんの人たちの協力で食事会をしていると。
中学生にもなると、ごはんを3合くらい食べる子もいる、学校に行くのに給食がないので、弁当を作ってという子もいる、25年くらいたって、どうにも費用に行き詰って、相談に行ったと。そしたら「個人ではお金を出せないけど、名前を付けて」と言われて、その行政の方が「食べて語ろう会」にしようと名付けてくれたと。そして、初めて助成金の申し込みをして下さったと。それは「まつだ財団」で、助成金がいただけたのは、20万円。それは、ひと月分にしかならなかったけど、うれしかったと。
食事と語らいの居場所を 少年の再非行・非行防止・改善更生を支援します!!がスローガンです。暴力団の子などは、帰りたくないと家に泊まる子も出てきたと。そしたら、暴力団が警察に監禁で中本さんを訴えたりしたこともあったと。それから、中には「ばっちゃん、肉が食べたい」という子も。肉といえば鶏肉ばかり。たまには、焼き肉が食べたいと。「三か月悪いことをしなかったら、食べさせてあげる」と言ったら、本当に三か月、警察のお世話にならなかったから焼き肉といった子がいたと。でも、資金的に食べさせられないと。
ああ、私、おかしを16袋分しかもって来なかったけど、よし、いつかお肉を持っていこうと思いました。
県知事さんに「子どもたちの言うことを聞きに来てください」というと、ほんとうに知事が来てくださったと。子どもたちに知事さんに言いたいことを言いなさいというと、たくさん子どもたちがしゃべって、訴えて、知事は固まったと。こういう現状を知られなかったのでしょうと。私、(うち合わせの時でしたので)市長はどうですか?と聞きました。市は全然ダメだと。あ、場所は貸してくれています。でも、家賃はしっかりとられますと。市民賞の表彰だけはしてくれたけれど、資金的にはなんにもしてくれませんと。
毎日毎日ご飯を作って食べさせている、ほんとうにすごい人です。
この項、続きます。
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