韓国の新型コロナウィルスについて
日本政府の新型コロナウィルスの対応は、まったくひどいもので、水際作戦は完全に失敗したといえるでしょうね。ダイアモンドプリンセス号への対応も、ほんとうにひどいもので。岩田先生に対するバッシングも情けない。私は、HIVの関連で岩田先生を存じ上げているので、彼の言うことを信頼しています。ただ、出る杭はたたかれるのでこれからを心配していますが。
ダイアモンドプリンセスの多くの乗客のように仕事をリタイアしたお年の方ならまだしも、仕事をしている方が隔離されたら、なかなか大変。それに対する病休だの、有給休暇だのという対応も、厚労省からの明確な指示は出ませんし。ほんとうにこの内閣は、危機対応がダメだということがよくわかります。
このところ、韓国のコロナウィルスに対する対応を中央日報等で見ています。しびれたのは、これです。
韓国、新型肺炎隔離者に生活費支援…4人世帯で月123万ウォン
14日以上隔離時の生活支援費は4人世帯基準で月123万ウォン(約11万3064円)だ。
中央事故収拾本部は8日に会見を開き、隔離者生活支援費と隔離者の事業主に対する有給休暇費用支援内容を確定したと明らかにした。
生活支援費は感染病予防法に基づき保健所から通知され管理される自宅隔離者または入院隔離者のうち隔離措置に誠実に応じた人に支給される。
4人世帯基準で14日以上隔離される場合、月123万ウォンが支給される。14日未満の場合は日割り計算で支給する。
申請は17日から。中央事故収拾本部は予備費などの関連予算編成が終わり次第速やかに支給する予定だ。
ただ職場から有給休暇費などを受け取る隔離者は生活支援費を重複して受けることはできない。有給休暇費は感染病予防法に従ったもので、隔離された労働者に有給休暇を提供した事業主に支給される。事業主は近くの国民年金公団各支社を通じ支給を申し込むことができる。
自宅隔離者も含めて生活支援のお金を支給すると。それに、感染していることが分かった人の動向もちゃんと公表するし。
韓国の友人が送ってくれました。ソウル・インチョンを中心に陽性の方が出ていますが、その人たちの動向です。今のところ、釜山はゼロ。
でも、ここに来て、一挙に事態は変わりました。テグでカルトの教会を中心に感染の爆発が起こっていると。テグとその近郊の住民に対して、外出はできるだけ控えるように、また、教会の礼拝に参加した人たちは自己隔離を要請していると。日本の生ぬるい対応と違って、とても素早く、強い対応をしているようです。その一方での生活費の提供という、両輪での対応、日本も見習えればと思います。
もう少ししたら、日本中に感染が広がるのではないかと、心配します。風邪ひきの患者さんから問われることも多くなりました。
そんなこんなで、いろいろと迷うところもありましたが、今晩から釜山に行ってきます。
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