「女性支援地域連携フォーラム」
本日は、この講演会、シンポジウムがあります。
この会については、これまで何度もお知らせして来ましたが、そもそも戒能先生の基調報告の「女性自立支援法」とは何なのか、などの説明はしていません。
チラシの「制度のはざまに置かれている」というのは、何なのか。主催者である「全国婦人保護施設等連絡協議会」とは何なのか、ということを少し説明しますね。これまでの女性支援のための法律は「売春防止法」が基本であり、それに「DV防止法」が加わってきました。昔は、売春をしている女性の立ち直りや自立のための支援でしたが、今では、配偶者による暴力からの避難と自立のために施設に入所する人が増えています。しかし、今、女性をめぐる支援はもっと幅広く、緊急的な社会的な必要性が問われています。
先日広島でも講演会があった「AV強要」や「JKビジネス」等若い人の支援も必要にもなっていますし、私の分野では、望まない妊娠果ては出産しても育てられない等、さらに母子の貧困が加わるなど。今や、それらを包括的に支える法律の制定が必要になっています。
今回のキャラバンは、主に地元で様々な女性や子どもたちの支援をしているものがそれぞれの現場からの報告をし、新しい法の制定に向けて議論を深めようというものです。私も一員としてお話しますが、さて、私の分野でのたくさんの問題のどこを話せばいいのか、まだ迷っています。性風俗で、次々と性感染症を移され使い捨てにされている若い人、または産んでも育てられない妊娠をして、かつ時期を失して中絶もできず、特別養子縁組で子どもを手放さなければならない人、または、性暴力の被害に遭いながら、それを誰にも言えず抱え込んでいる人、などなど・・。あまりにたくさんあって。でも、それらすべての根底に流れているのは、教育の問題。だな性への教育も含めて。一体、いつまで文科省をこのままにしておくのかということです。
さて、それらは今からの打ち合わせではっきりさせましょう。
多くの方にお会いできますように。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント