救急車の中で胸痛・・。
おはようございます。東京、品川の朝です。
昨夜、診療後ここまで来ました。新幹線にずっと座っていると、足がパンパンに張れます。
今日と明日の二日間、厚生労働省の研修を受けます。朝から夕方までずっと。「特別養子縁組」の研修です。特別養子縁組の民間あっせん事業者は必ずこの研修を受けなければならないと。うーん、今日は木曜日の休診日ですが、明日の金曜日は仕方がありません。四方先生と山岡先生の代診をお願いしました。これだけでも、結構な支出です。広島市から53000円の補助が出ますが、交通費と宿泊費でだけでもそれを上回ります。義務だということなので仕方がありません。
ただ、特別養子縁組については、どんどんと規制が厳しくなって、従来よりも20倍以上の労力がかかるようになりました。一番は、本来は家庭裁判所が決定することをその前に行政の厳しいチェックがあるということ。経費も当方にずいぶんかかるようになりました。ま、こんな愚痴を言うのなら、あっせん事業から降りればいいだけのことなのですが・・。
ところで、少々過労気味です。
この前の土曜日、夜、緊急の診療が必要となって、自転車で寒い平和公園を突っ切ってクリニックに駆け付けました。当方では対応しきれないので大学病院に受け入れをお願いし、私も患者さんに付き添って救急車に乗りました。そしたら、なんと、私、胸が痛くなりました。じっと様子を見ていても、収まりません。やれやれ、救急車の中で付き添いの医師が狭心症だなんて、しゃれにならないわね、と思いながら。
大学病院に到着、病棟に付き添って患者さんの引継ぎ。しばらく診察室の外でソファに座っていましたが、胸の痛みは収まりません。困ったなあ、このまま循環器に診療をしていただこうか、でも、痛いだけで息苦しくはないので、心筋梗塞ではなく狭心症だろうから、様子を見ましょう。でも、どんどん痛みはひどくなるばかり。患者さんのことも気になるし。
で、いつも持っているニトロを出して、舌下に入れました。私はこれを使うのは初めてですが、用心のために持ち歩いていたのです。そしたら、ありがたいことに、胸の痛みは消えました。ああ、ニトロを持っててよかったとホッとしました。
大学病院のドクターと話しをし、患者さんと話しをし、その後をお願いしてタクシーでクリニックに帰りました。診察の後の片付けもいい加減にして、また自転車で帰宅しましたが、頭がひどく痛くて参りました。ニトロを服用すると頭が痛くなることがあるというのは知っていましたが、それはしんどくて・・早々に寝ました。ぐったりと。でも、頭痛は翌朝には収まりました。
しかし、やれやれと思います。いい加減にしないと、私ももう年なのだから。自分の健康も気を付けないとね。一番いけないのは、寝不足。それと肥満。わかっています・・。が・・。二日間の研修、憂鬱です。
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