結婚推進室「ぶ~け」を訪問して④
千住真理子さんの結婚推進室「ぶ~け」の訪問記、ここからとても大切になります。続けます。
障害者自立支援法は悪法ですが、一つだけよいところは、二人からグループホームと認め、カップルの支援がしやすくなったという点です。Aさん宅もグループホームでした。1戸建ての新築のお家で、3LDK位の広さで家賃は7万円。しかし、グループホームの家賃補助を2人で受け、5万円になっています。契約は法人が行い、家電は自分たちで揃えます。自立を支援する時は、自分たちで家を探すそうです。Bさんにお会いできなかったのは残念でしたが、ご家族が穏やかに仲良く暮らせれ手いる様子が伝わって来て、私たちも幸せな気持ちになった時間でした。
5、からだ探検隊の方とのお話
昨年から「からだ探検隊」として、各地域で性教育を行うようになったそうです。プログラムは4回シリーズで行い、恋活や普段の生活に生かせるようにと、マナー、プライベートゾーン、性交、避妊、妊娠、中絶などについて学んでいるそうです。担当を担うのは若い支援者で、2年で換わっていきますが、2名がオブザーバーとして残ります。長崎大学の先生も関わっているそうです。滞在期間はわずか15分で、ゆっくりと話す時間はなかったのですが、近々まとめたものを出版されるとか。出版されたら連絡をしていただくことにしました。私たちのセミナーの昨年のまとめの冊子と「生活をゆたかにする性教育」の本をお渡ししました。時間の余裕があれば、もう少し内容について話をしたかったです。
6. 幸せ作りの基本的な姿勢について⇒支援する中で大事にしていること
・ 障がいの有無に関わらず、人を愛することを尊ぶ。
・ 自分が選んだ人とお付き合いをする⇒意思、誇り、責任を持つ。
・ 当事者に経験を積んでもらう⇒支援者には結果が見えていても、見守って支援をする。
・ お似合いの二人と思っても、支援者がくっつけない。
・ 支援者の価値観を押し付けない。
・ 登録者の想いに耳を傾け、自分自身で考えてもらう。
・ 結婚をしている人を好きになったり、支援者を好きになったりした人には話を聞いて、考えてもらう。
・ 本人の意見と家族・親の意見が違った時は、本人の意見を尊重する。
・ 子どもの前では、親を怒らない。
・ 支援は、家族ごとにみんな違う。
・ 全力で応援をする⇒その姿勢からみんなの信頼を得ている。
7. その他
・ 「ぶ~け」を創設した時は、法人独自の事業であったが、平成26年より契約制になり、自主事業となる。登録をしてもらい、登録A
会員(恋活、婚活、自分磨き希望者対象者、現在128名)は会費を毎月2500円払う。B会員(結婚、子育て希望者、現在44名)は会費を
毎月1家族5000円払う。C会員(婚活パーティーや情報提供希望者、現在3名)は無料である。そして、婚活パーティ や行事によっては
会費が派生する。今回のパーティは、3500円であった。日帰り旅行は9300円とあった。
・ 自主事業になってから、他法人の人も登録できるようになった。
・ 登録会員の男女比率は、男性の方が高く、毎回女性の参加を確保するのが、大変だそうである。
・ 登録者は20代~60代までいる。
・ 婚活パーティの参加者は、お付き合いをしてる人たちもいる。二人で外出することが難しいカップルにとっても楽しみとなっている。
ヘルパーさんと一緒に参加する人もいる。
・ 今まで39組の人が一緒に暮らし、6組が離婚をした。子育てをしている家庭は8組で、皆さん、お子さんは一人である。
・ 暮らし方は、パートナー生活と結婚生活の2通りがある。(パートナー生活は保護者の反対があり、入籍をしていない状態)
・ 南高愛隣会の利用者数は約10,000人、支援者は約500人ということであった。
私がこうして転載しながら学ぶことがとても多く、今日の中でも、たくさんの示唆がありました。もう少し続きますね。本文の中でも出てくる「生活を豊かにする性教育」の本、以前出しましたが、もう一度。
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