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特別養子縁組・家庭裁判所への上申書③

二日間特別養子縁組についてのお話が中断しています。今日は、その続き、家庭裁判所への特別養子縁組の申し立てをするときに共に提出した私の上申書の続きです。が、ここからは、養親、実母共に個人的なことを書いていますので、とぎれとぎれになります。

前回の続きからは、順番が次になったので、家庭訪問に行ったこと、そこでの家庭環境は問題なかったこと。むしろ、とてもいい環境の中で、赤ちゃんを育てたいとの熱意を十分に感じ取れたことなどを書いています。その時には、私はパソコンをもって行って、特別養子縁組をすることについての、心構えや、今後の流れなどのお話もしています。その後です。

「〇〇ちゃんの実母、〇〇さんが母親と共に初めて私のクリニックに来られたのは、2018年〇月〇日のことです。その前に、〇〇さんの親権者である母親の〇〇さんが職場の上司に相談をし、その上司が以前の私の患者さんであることから、私に電話で相談があって、当院に来られることになったものです。

 〇〇さんは、15歳の高校一年生。その前日に他の産婦人科で妊娠8か月、中絶は不可能であるとの診断を受けていました。私の診断でも、確かにその通りで、推定妊娠28週、分娩予定日は2018年〇〇月〇日としました。もう中絶は不可能で、産むしかないこと。生んだ後、子どもはどうするか、ゆっくり時間をかけて考えましょうとお話しました。これまで産婦人科での診察を受けていないので、いろいろとしておかなければならない検査もあります。早く母子手帳をもらってくるように、母子手帳についている補助を使って検査をしましょうなどとお話しました。

 相手の男性とは、付き合っていたわけではなく、半ば強引な性であったと。〇〇からはは会ってもいないし、会いたくないし、まして一緒に子育てなど絶対にできないという事でした。その人との間の妊娠に間違いないのだけれど、そのことを母親が告げに行った所、けんもほろろであったと。一度、私に男性の母親から電話がかかったことがあります。息子の子であることは認めない、もし必要なのなら、DNA鑑定で親子であることの証明をするようにと言われました。

何度かの話し合いで、〇〇さん親子はすっかり傷ついており、もう生まれたことも、養子縁組をすることも、一切告げたくないという事でした。それは、男性の側が自分の子であることを認めないのだから、それでいいのではと思います。

 〇〇さんは、母子手帳をもってきた後から、妊婦健診にきちんと通ってきましたし、学校にも続けて通いました。問題は、学校です。〇〇さんは、とても学校が好きで、それまで休んだこともなく通学していて、そのあともずっと学校に行きたい、そこを卒業したいという希望をもっていました。今、日本では、高校生で出産をして、その学校に続けて行けるのは、とても難しい状況です。

さらに、子育ても自分でしたいとの想いも持っていました。どうやって学校に行きながら、子育てをするか、それはなかなか困難なことでもありました。健診の時だけでなく、計6回ほど、赤ちゃんをどうするか話しあい、結局泣く泣くですが、赤ちゃんは自分が育てるよりも幸せにしてくれる方に養子として育ててもらいたいとの結論を自ら出しました。

 学校には、お母さんが担任に会いに行き、事情の説明をされました。望んでの妊娠ではなかったこと、出産をするけれど、その子は養子縁組で手離すこと、本人は、学校が好きで、このままここで学びたいと強く希望していることなどを話されました。そして、学校で検討した結果、学校としても、彼女を支えましょうという事になるでしょう、それまでまじめに通っていたので、出席日数も十分だし、試験については、レポートを出すことで変えられるでしょうとのことでした。それらの方針が一応出たのは、すでに妊娠30週になっていました。学校は、そこからお休みしています。正式に二年生として学校に行けるとの決定が出たのは、〇月になってからです。

 私は、広島市の児童相談所の地域のかかりの方にその旨を連絡しました。

そして、〇月〇日に順番が来ている〇〇さんに連絡を取りました。それまでにも、何度か電話でお話していたのですが、連絡をしたとき、〇〇さんご夫妻は、昨年10月に児童相談所での里親研修も受け、実習もしたとのことでした。ご夫妻とも、フルタイムで仕事をしているけれど、赤ちゃんが来た時点で〇〇さんは仕事をやめることになっているとのことでした。おそらく、〇月には赤ちゃんが生まれるでしょう、その準備、心構えをして下さいとお話しました。その後、何度も連絡を取り合いました。実母さんの状況についてもお話しています。

〇〇さんは、産んだ後の方針がしっかりし、それが揺るぎないことを確認して、〇月〇日に〇〇病院に紹介しました。〇〇病院では、これまでも養子縁組となることを理解しての出産の対応して下さっています。〇月〇日から、〇〇病院で健診を受け、〇月〇日に無事出産しました。

 お母さんから連絡を受け、その日に〇〇さんと赤ちゃんに会いに行きました。〇〇さんは、苦しい思いをして出産した後も、養子縁組で赤ちゃんを手離す気持ちは変わらないという事でした。お母さんとはすれ違いでしたが、〇〇さんのそばから電話でお話しをし、お母さんも養子縁組の気持ちは変わらないという事でした。そして、出生届を出しに行くこと、養子縁組の書類に記入してもらうことなどの打ち合わせもしました。

 〇〇さんにもその日に連絡をし、名前を付けて頂きました。ですので、赤ちゃんの名前〇〇ちゃんは(養親さん)ご夫妻がつけられました。赤ちゃんの写真を撮って、すぐに〇〇さんにもラインで送りました。



翌日、〇〇さん夫妻が赤ちゃんに会いに来られました。私と待ち合わせをして一緒に病棟に行き、助産師さんから色々とお話を伺いました。赤ちゃんを抱いたご夫妻は、とてもかわいいと、大喜びでした。〇〇さんは、いったん帰り、用意をして〇日に〇〇病院に教育入院をし、子育ての練習をして、〇日に連れて帰ることになりました。

 入院してからも、私は〇〇さん会いに行きましたし、一度だけ、(実母さん)母子に会ってもらいました。というのも、〇〇さんが退院してからも、ずっと泣き続けているとお母様から連絡をいただいたからです。養親に会いますか?と尋ねました。会ってよろしくお願いしますと言ったら、気もすむかもと思ったからです。〇〇ご夫妻の優しい姿を見たら、安心するだろうと。そして、短い間ですが、ご夫妻と会って頂きました。〇〇さんは泣きましたが、「優しそう」とつぶやき、「よろしくお願いします」とご夫妻に握手をしてもらいました。そして、もう泣かないとも健気に言いました。それはかわいそうでしたが、それがこの子が幸せになる一番いいことだからと自分に言い聞かせていました。



ちなみに、〇〇さんは、〇月から高校の二年生として元気に通学しています。私も、退学を迫ることなく、今の状況を受け入れて下さった学校にはとても感謝しています。

なお、〇〇ちゃんの出生届は、私と〇〇さんの母親〇〇さんとで広島市〇区役所に提出に行きました。そして、その場で〇〇ちゃんの住民票は、〇〇の〇〇さんの住所に同居人として入れて頂くように手続きしました。

その後、〇〇さんとは主にラインで連絡をとりあっています。写真もたくさん送っていただいています。新生児の子育てはとても大変ではありますが、ご夫妻ともとても喜んで一生懸命に子育てをしていらっしゃいます。また、ご夫妻双方の親戚関係も赤ちゃんが来たことを皆さん祝福していらっしゃいます。

以下は、こちらからの問い合わせに〇月〇日に〇〇さんから頂いたメールの転載です。

「おはようございます。
子育ては順調です。今、ミルクを飲んだ所です。
今回、びっくりしたことがありました。それは、私が思った以上に主人が子どもが好きだったことに気付かされたことです。
仕事から帰って来たら、直ぐに〇〇の所へ、べったり離れず、寝ている〇〇にもやさしく話しかけています。とても微笑ましく、私は感謝と幸せを感じています。お世話も、家にいる時は全部自分がする勢いで、お風呂、ミルク、おむつ替えも積極的に手伝ってくれて助かっています。
親戚の方にも、お披露目して皆さんからも祝福され、3人で幸せいっぱいです。これから、産んで戴いたお母さんの思いも一緒に、〇〇をたくさん愛していきます。」

〇〇ちゃんは、きっと幸せにそだてて頂くことを確信しています。かくなる上は、一刻も早く、〇〇ちゃんが〇〇さんご夫妻の正式な子なりますように、審査、決定をよろしくお願いいたします。

なお、この特別養子縁組のお世話をすることに、私と〇〇さん、〇〇さん双方からの金銭の授受は全くありません。出産の費用は〇〇さんの扶養者であるお父さんの健康保険から直接病院に支払われました。赤ちゃんの入院の費用等は、国民健康保険の自費負担分について〇〇さんに直接病院に支払っていただきました。〇〇さんの教育入院、子育ての練習も、個室に入院の形でおこなわれましたので、その費用等、全て病院に直接払っていただきました。


 なお、(実母さん)とお母さんには、赤ちゃんを養子縁組にすることに異存はないかなどの調査があることは伝えています。

連絡先は以下のごとくです。


以下略します。」

記事の内容とは、まったく無関係です。名古屋で買った、東方神起のグッズです。手帳のように見えるのは、パスポート入れです。キーホルダーは、韓国語の教室の友人たちへのお土産です。ペンライトは、二本必要です。ホルターで東方神起のイニシャル「T」の字にします。真っ暗の中で、私も一つの赤い点になりました。

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