結婚推進室「ぶ~け」を訪問して②
障がいのある人の結婚推進室「ぶ~け」についての千住真理子さんの文章の続きです。(実は、朝早く起きて転載を書いたのですが、本当に最後のところで、パソコンのミスタッチ。それまで苦労して書いたのが、ぱあっと消えてしまいました。私のミスタッチは大したことなかったし、これはやはり新しくなったココログの問題ではないかと思っています。ショックは大きく、それから今日一日つらかったです。朝のショックは一日続きますね。やっと今気を取り直して、さあ、もう一度。)
【「ぶ~け」の組織について】
「ぶ~け」の専任者は子育て経験もあるベテランの支援者の女性3名ですが、他に事業所との兼任者が2名、そして入職1~5年目までの若手の職員8名で作る「ぶ~け支援委員会」があり、他に14事業所に1~2名ぶ~け担当者がいます。これはグループホームの世話人さんや事業所の生活支援員さんがなられます。カップルでグループホーム生活をされている方がほとんどなので、直接の支援は世話人さんがされます。これらの人たちが集まって、イベントを考えるだけでなく、スタッフの研修会を開いたり、今までの実績調査や研究もなさっているそうです。若手の職員さんは、いろんな事業で体験を積むということで、2年で替わっていきます。若い人たちの感覚がいろいろなイベント開催で生かされているそうです。恋愛や結婚の支援を若いうちに経験をするというのは、これからの長い支援者生活に大変生かされると思いました。恋愛や結婚もふつうのことととらえ、支援の質が変わってくると思いました。また、若手とベテランの組み合わせ、そして日中生活を支える人、家庭生活を支える人、そのシステムの作り方がとても考えられていると思いました。いろいろなカップルを支援する中で生まれてきたものではないかと、感じました。
【自分磨きの講座について】
自分磨き講座は月1回程度に開催され、身だしなみ講座や携帯マナー講座、お肌の手入れの他に、性教育の講座もありました。これについては今までなかったのですが、いろいろなカップルを支援されてきて、やっぱり性教育は必要ということで昨年から実施されるようになりました、同じ法人で運営している訓練校での性教育を活かしているそうです。
(少し略します)
3. 婚活パーティーへ
婚活パーティーは結婚式場でありました。広い披露宴会場に、今回の参加者は約60名です。そしてぶ~毛のスタッフ、私たちで約80名の参加者がありました。(略)
【婚活パーティ】
まずは食事です。10人の円卓です。席は、スタッフの腕の見せ所で、この人とこの人が合うのではと思われる人は、隣同士の席にしているそうです。ほぼ食べ終えたところで、自己紹介タイムです。自分の名前と年齢(これは言わなくてもOK)、趣味の紹介です。それが終わると、ゲーム大会です。じゃんけん列車(弱県をして負けた人が勝った人の後ろに回る。最後に大きな円になる)をし、1位の人には商品があり、2回しました。次に2組に分かれてのリレーゲームです。2人がペアになり、背中にボールを挟んで指定された所を回ってくるというものです。ペアもスタッフが決めています。女性がどうしても少ないので、男性同士のペアもありました。堺のセミナーの若いスタッフも参加。その感想は、「決まった相手と一緒に待っている時はワクワク。始まると背中合わせでドキドキ。走り終えると二人の気持ちは達成感でいっぱい。なかなかいいゲームでした。」きっと皆さんの思いも一緒でしょう。2つのゲームは、共にからだの触れ合うゲームというのも、考えられています。親近感が増します。自然なふれあいですが、心が高まります。にくい演出です。
この写真は、手作りの冊子の裏表紙に掲載されている「障害者権利条約」の抜粋です。
(婚活パーティは、この後、交流タイムや告白タイム、カップルの成立などに続きます。また明日。)
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