「伝統的家族」朝ドラの父親は不愉快。
昨夜は、日韓親善協会の忘年の夕べでした。その後は、観音高校演劇部OB会に遅ればせながら参加。この二つについては、また明日にご報告しますね。とてもいいことがあったので。
昨日の続きです。村瀬先生の対談集、私もその対談相手の一人。1990年の本です。たまたま偶然にヤフーオークションに出品されていて、参加しようとしても、私には、参加資格がないとはねられて。何とかならないかと、それを姪(河野の)や妹たちがいる部屋で話していたら、妹が、〇〇男さんがしているのでは無いの?」と。妹の夫さん、河野の義理の弟です。で、「ヤフオクしてますか?」と聞くと、もう、たっくさんしているよと。パソコンが趣味で、壊れたパソコンを修理しては、ヤフオクに出して、それが売れに売れているのだと。スマホでその画面を見せてもらいました。
で、私が欲しい本を落札してもらえないかと頼みました。義弟のスマホの画面にその本を出して、これをと頼みました。それまでに入札している値よりずいぶん高くしました。とても簡単に入札できました。締め切りはそのよく日、9日です。9日がどきどきでした。そして、10日、義弟から「落札した」と報せが来ました。バンザイ!!です。私の方に送ってもらうようにしてあるそう。待ち遠しいことです。本が手に入ったら、そして読んだら、またご報告しますね。義弟のおかげです。
ところで、昨日、遅くにたまたまテレビのニュースで一人親家庭、母子家庭について、税の差別のことをしていました。離婚や夫との死別の場合の母子家庭については税の優遇があるけれど、一人で産んだ人には、それは適応されないと。単に税のことだけでなく、私の身近の患者さんでも「母子手当が出ない」とのシングルマザーがいます。死別、離別には母子手当や母子医療があるけれど、初めから一人で産んだ人には出ないのだと。そんなバカな!!と思っても、その通りでした。私の患者さんたちで、一人で産む人はほとんどが「男が逃げた」場合です。初めっからそれを望んで一人で産む人はまれです。
そして、今朝の新聞。出生数が90万人を切るとの報道です。女たちが本当に子どもを産まなくなっています。
昨日のテレビではあほな政治家が「一人で産むことを認めると、伝統的家族の形態をくずすおそれがある」と言っておりましたね。「伝統的家族の形態」むかつきます。
フランスが、何とか出生率を上げようとして「結婚にこだわらず一人で産む人も同じように優遇する」政策をとると、出生数が上がったというのは、よく知られた話。こんな時だから、どんな状況でも産んでくれる人には、「産んでくれてありがとうございます」と感謝するべきなのに。
「伝統的家族」。私、朝のドラマは何となく見ていますが、あの親父は、ほんとうに嫌いで。ちょっと気に入らないことがあると、ちゃぶ台をひっくり返す、怒鳴りまくる。娘には「女に学問はいらん」と高校に行くことも許さず。あれが「伝統的親父」の姿なのでしょうね。家の中に強い父親がいて、妻や子どもはその人のいうことを聞いてと。あの父親の姿を見ると、朝からとても不愉快になるので、それを愚痴ると、いやなのなら見なければいいのにと夫は言います。
家族のあり方、パートナーと共に生きるというのはどういう事なのか、男も女も(どちらでもない人も含めて)みんなが家事をしながら、ともに子育てをしていくという方向での教育をしなければ、まだまだこれからの女たちは子どもを産まなくなるでしょう。
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